旅行に行くという人が居るし、文章にも書く人が居るが、旅に行くのが旅行でそれをするのをまた行くというのは、食事を食べるというのと同じですからおかしいと思います。よけいなことですが・・・・
旅行好きの奥さんが来て、毎年海外旅行をするというお話をされます。羨ましい限りですが旅行が出来るにはいくつかの条件があるようです。お金が有る、暇が有る、健康である、行きたいという思いが強い、誘ってくれる人が居る・・・・
私などはほとんど旅行などしたことが無いように思っていますが、見方を変えれば結構行っている。社員旅行は43年間毎年行っていたし、山歩きも北アルプス、南アルプスなど随分出かけましたからそれらも旅・・・と言えるかも?
ただ、定年過ぎてからはほとんど行っていません。先の5つの条件の中で二つが欠けているからだと思います。むかし(私がご幼少のみぎり)は、旅行は贅沢なことでした。
明治11年生まれの祖父と13年生まれの祖母は私の聞く限りでは一度も旅行というものをしたことが無かったようです。86歳と83歳で亡くなるまで外泊をしたのは、炭焼き小屋か、隣村の娘の嫁ぎ先に数回程度だったようです。
母は自分が長生きできないと分かっていたので60歳で死ぬまで、出来る限りの旅行をしていたようですが、20年間ぐらいでおしまい・・・でした。父は一家を支えて孤軍奮闘、何処にもいかずに頑張っていましたが、母に先立たれてから考えが変わったようで85歳ぐらいまで毎年出かけていたようです。海外は無かったようですが国内は北から南まで行ったようです。
さて、我が家では、夫婦で旅行・・・と言うのが一度だけ??家族で一度だけ??何故か極端に少ないのです。お金がないだけではないようです???もう一つの大事な条件がどうしてもクリアできないようです。
毎日、お客様のお話を聞くだけで満足してしまう私の性格が一番いけないのだと気が付いてはいるのですが・・・・

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