2011/12/31

X-MENその70  アメコミ

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今回は、X-MEN Schismの5号(最終話)とUncanny X-MEN 544号について。

最初に544号を読み始めたのだが、実は、Schismの方が最初と気付き、Schismを先に読むことにした。筋書きをJason Aaron、画をAdam Kubertが担当している。

Schismでは毎号異なる画家達が画を担当してきたのだが、最後の締めは、Adamか。またまた、良い画家を選んだな。悪の権化の子供Hell Fire Clubの新しいメンバー達を如何にも子供らしく描くところが良し。一方のX-MENのIdieという比較的新しいメンバーの表情も良いな。

前々回書いたように、このSchismは、X-MENの苦労性リーダーCYCLOPSとメンバーWOLVERINEの分裂がテーマ。分裂の原因は、未成年のミュータントを戦いに参加させるかどうか。CYCLOPSはさせる派、そしてWOLVERINEはさせない派。

今回も気にいったシーンを書こう。Idieと別れたWOLVERINEが廊下で初代X-MENの写真を見てあるアイディアを思いつくシーン。1ページ9コマの中で、その思いつきを表現する。うまい。

続いてUncanny X-MEN 544号。筋書きをKieron Gillen、画をGreg Landが担当している。今回もGregの画はいつ見ても良い。見開き2頁のこれまでのX-MENの話のダイジェストが今回の号のベストショット。添付の表紙画も良いね。

上述の通り物語は、Schismの後日談。いきなり、最初のページとして、X-MEN 1号のページ(巨匠Jack Kirby画)を再度使っている。(ただし、台詞を変えてね。)初代メンバーのCYCLOPSとICEMANの別れがこの最初のページを使うことで、引き立っている。CYCLOPSを付け狙うMr. Sinisterの登場も気がかりだ。この物語自体Mr. Sinisterの脚本と言いたげな表現だな。

気にいっているシーンを2つ。まず、ICEMANが初代X-MENをThe Beatlesと例えるシーン。まず、この例えが優れているのは、メジャーデビュー前The Beatlesのメンバーは、本当に5人いたこと。創設時のX-MENのメンバーと同様にね。そういったことに疎いCYCLOPSことScottは、The Beatles のメンバーは、4人じゃなかったかと突っ込むのだが。The Beatles には、5人いたことをICEMANことBobbyが指摘する。そして、1960年代前半にデビューしたこともそう言えば、同じだな。

X-MEN の創設の地Westchesterに旅立つWOLVERINE。(これも最初のX-MEN 1号のページが効果的に演出している。)CYCLOPSが今の恋人Emmaに呟くシーンが好き。Westchesterへは戻りたくない、何故なら、そこにある(というより今は廃墟なのだが)Xavier’s School for Gifted Youngstersをようやく卒業したところだからだと。
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2011/12/30

アメコミオフ会(忘年会)に参加  アメコミ

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昨日は仕事納め、そして、その後はお楽しみのアメコミオフ会(3回目)に参加した。添付画像は、昨日初めて、そこでお会いしたフランクさんの「スバえもん」のイラスト。お願いして描いてもらいました。嬉しい。

結構、このオフ会、各人語りたい品々を持ち話始めるのだが、次回はおいらも自慢の品(と言っても漫画が大半)を持って行くかな。職場の人間や、付き合いのある友達に話してもわかってもらえないから、おいらもそれらネタに話したい。深いアメコミの話をできないストレスをここで爆発させたいんだ。6月のBS「熱中スタジアム アメコミ・ヒーローナイト」収録に参加した人の紹介で参加させてもらったけど、こんな世界を堪能でき本当に良かった。
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2011/12/25

人気ラーメン店という裏の顔をもつバー「礼三」  ラーメン

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人気ラーメン店という裏の顔をもつバー「礼三」 港区西麻布1−4−23

このお店はバーというかスナック。しかし、その一方で、お気に入りのウェブサイト「ラーメンバンク」では人気があるラーメン屋さんの一つという裏の顔を持つ。気になるこの店を漸く見つけ(よくわかんないんだよね場所が)、人気メニュー「ムーリー麺」(牡蠣エキス)700 yenを注文した。

具は、シナチク、白葱、ワカメ、ナルト、ノリ×1枚、チャーシュー×1枚。シナチクは、いかにも自家製っぽい甘くないもの。チャーシューはちゃんと時間をかけて焼いているのかな。味付けも美味しい

麺は、細めのストレート麺。コシがあって良いのだが、なんで飲み屋さんのラーメンの麺は細いんだろう。

スープは、牡蠣エキス入り。鰹の削り節で香りが良いです。まろやかな味わいもまた格別。この日は、前日飲んでいないのだが、きっと二日酔い明けでも飲めるスープだな。あっと言う間にスープがなくなってしまった。

ご飯、サラダ付きでこの価格と品質は超お買い得だな。テーブルにあった昆布と鰹節を甘辛く和えたものも美味しかった。ご飯と良く合う。
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2011/12/24

DARK TOWER その45  アメコミ

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DARK TOWER (以下"DT”)The GunslingerのArc(複数話完結の話)、 The Battle of Tull(“BT”)が完結したので、それについて書こう。

原案Robin Furth、筋書きPeter David、画Michael Lark、インクStefano Gaudiano、彩色Richard Isanoveがそれぞれ担当。

今回のBTはアメコミ版DTの中でどうしても乗り切れなかった話だった。原作からしてどうしても好きになれなかった話だったんだよね。何か主人公Rolandの非情さが鼻につくんだよ。BTの5号でRobinも言い訳解説をするのだが、どうもRolandの取った行動が正当化(Robinの言葉を借りると)できなかったんだよ。そんなわけで、筆が走らなくて一月また一月とBlogにするのを先延ばしにしてしまった。Michael Larkの画が光っているだけに、もったいないな。

そんな中で面白かったところを書こう。まず、2号で面白かったところは、主人公Rolandの宿敵Man in Black(MIB)が、ジャンキーTedを蘇らせるシーン。空中に浮遊するTedは、映画エクソシストの一シーンを彷彿とさせる。それから、バーの主人Shebの出自も面白い。生きたまま火あぶりにされたRolandの初恋の彼女Susanが住んでいた村Hambry。そこにShebもいてSusanの火あぶりに加担していたらしい。Rolandはそれを覚えていた。それでか、Shebに対するRolandの態度はもの凄く残酷だったのは。小説でこんな台詞はなかったと思う。(よく覚えていないが。)原案Robinのアイディアなのか。Robinによるとどうやら、Stephen Kingは原作を書きなおしたみたいだな。もしかしたら、第二版では言及されているのかもしれない。

3号では、MIBのRolandへのメッセージが紹介される。そう19だ。(添付画像の表紙にも沢山Nineteenと書いてある。)原作者Stephen Kingがジョギング中に事故にあった1999年6月19日が19の由来。原作本の1巻が初めて出版されたのは、その事故より前なので、最初の版には19というメッセージは出てこない。不吉な番号なのだが、Rolandや直接メッセージを受け取ったバーテンの女性には皆目その意味はわからない。それどころか、読者でさえ、それがそもそもどういう意味なのかわからないんじゃなのかな。少なくともおいらはわからなかった。まーわかったからって、この物語の面白さは少しも減らないからね。

最後の方の女祭司というか牧師のよそ者RolandをInterloper(翻訳は難しい。何かピンとくるものがなかった。BTの中では、女祭司が旧約聖書でイブを唆しエデンの園のリンゴを食べさせた蛇に譬えている。)と糾弾している説教は面白い。よくアメリカ映画にあるキリスト教の礼拝の説教みたいだ。DTの世界では、この女祭司は、キリスト教の衣をかぶった邪教崇拝しているのだが。

一方、あまり好きではないところ。4号の女司祭へのRolandの仕打ちは、正当化できないわけではないが、どうも後味が悪過ぎ。

5号の大殺戮シーンはげんなりだった。戸惑っていたらRolandが殺される。Robinが解説したように、そんな戸惑った過去の苦い経験を活かし、先に行動をとるというのは、わかる。だけど、扇動されているとはいえ、罪もない市民が殺されていくのは、読んで(見て)いてしんどい。

次回作に期待しよう。
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2011/12/18

隠れ家的ラーメン店 美麺屋 楽観 (2回目)  ラーメン

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港区西麻布1−8−12
2011/12/13

どうしても、この店にもう一度行きたくて、今年2回目の訪問。今回は、会社の人を連れて行くことにした。(是非この店を紹介したくてね)前回注文しなかった(前回もメニューにはあったものの、販売休止中だった)「珀」700 yenを注文した。

具は、カイワレダイコン、ノリ×1枚、チャーシュー×1枚。ものすごくシンプルだな。カイワレがスープと調和している。それから、ここの厚切りチャーシューも美味しい。(前回も感動したのが、ここのチャーシュー)スープのあっさりした味とこれまた調和している。

麺は、細い麺。しかし、ちゃんとコシのある良い麺。結構量があるな。普通盛で十分お腹いっぱいになる。

スープは、豆乳ベースで海老で出汁がとられている。海老の香りが食欲を加速させる。バジルも入っていて何かハイカラな味がする。

お店のご主人は、「琥珀」(初回注文済み)を勧めていた。お客さんもおいら以外は全員「琥珀」を食べていたな。間をそれ程空けずに訪問したのだが、お店が広く改修されていた。それでも7人で満席。昼時は早めに来店した方が良い。
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2011/12/17

SPIDER-MANの91  アメコミ

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先週に続いてのSPIDER-MAN。今月もご用達Milehigh Comicsからのアメコミ到着が遅かったからね。到着後早速読んだAmazing SPIDER-MAN (以下”ASM”)671号と672号についてレビューしよう。先月と異なり今月のASMの表紙はどちらも好き。671号の表紙は元奥さんのMary Jane Watson (以下”MJ”)の画、そして、添付画像は、672号のもので、SPIDER-MAN ことPeter ParkerとMJが蜘蛛の化け物軍団と戦っているところ。MJとのツーショットは久し振りじゃないかな。良いぞ、その調子。

筋書きをDan Slottが、画をHumberto Ramosがそれぞれ担当している。(表紙もHumbertoのもの。)

#SpiderIslandの話の最終話。それにしても、今月一気に話が面白くなった。恐らく、今年のASMの中で面白度は最高だ。画がHumbertoじゃなかったらもっと品質は上がったのにな。(これはあくまで個人的な趣味だけど。)

好きなところその一。Peterの勤務先Horizon Labの中で長らく謎となっていた研究員の正体が判明した。なんと、吸血鬼Morbiusだった。これ良いね。中学生の時に読んだ光文社版ASMでも登場した怪人。最近は雑な扱われ方をしていたが、今回はしっかりと、マンハッタン中に蔓延っている奇病(スパイダーマン病と先月名付けた。マイミクの一人はもっとかっちょ良い表現をしていたな。おいらはあくまで自分のアイディアに固執する。)の抗体を作り出した立役者だ。

好きなところその二。勤務先の同僚にPeterがSPIDER-MANとばれないよう、コスチュームを脱いだ時に、同僚達とCaptain America(以下”Cap”)が登場するシーン。所長のMaxはこれで2回目。彼はPeterが研究に没頭している時には裸でいると勘違いしていて、Capにもそう説明する。人の良いMaxが表現されていて、好きだな。

好きなところその三。今回の悪の元締めThe QueenはVenomの攻撃で一回倒されるのだが、その後、彼女は巨大な怪物に変身する。これって、日本の戦隊もの定番シーンだな。アメリカでもPower Rangerとして戦隊ものが放送されていたみたいだしね。そのパクリだな。

好きなところその四。MJがスパイダーマン病になかなかかからなかった、そして病気にかかっても、進行が遅かったのは、Peterとの生活で免疫ができていたかららしい。ちょっとこれはこじ付け。苦しい説明だな。(構成が良く練られているのは良し。)

そして何と言っても、今回一番好きなシーンは、ASM 674の最後の方の場面。Peter がDr. Octopusの作った蛸型ロボットを使って、スパイダーマン病の抗体をニューヨーク中に散布するシーン。笑顔で、作業を続けるPeterの口元、そしてMJの笑顔とI love you.と呟くシーーン。美しい。Humbertoの画は好きではないが、この見開き1ページは大好き。何と言っても、また、MJとPeterの仲が近付いている感じが良い。すばらしいストーリー展開だった。四重丸。
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2011/12/11

ジャンク堂「えびラー油そば 」  ラーメン

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渋谷区神宮前3−22−13
2011/12/06

この日は、またまた寒さが振り返した。正午時点で気温は10度に届かなかったな。先週は温かいラーメンだったので、この日は、「まぜそば」専門店に挑戦。ちょっと海老の写真に惹かれて、「えびラー油そば 」800 yenを注文した。

具は、シナチク、白葱、刻み海苔、海老×5尾。葱の味がアクセントになっていて良かった。海老は好みのプリプリ状態。昔香港に住んでいて海老を死ぬ程食べた経験があり、海老のプリプリ度には厳しい目でいつも臨んでいるのだが、この店の海老は合格。

麺は、「浅草開花楼」製。300 g。今回は食べでがあったな。もちもち感のある太めの麺だからだろうな。そう言えば、「開花楼」の麺を使っていてはずれの店に出会ったことがない。

スープは、そこそこ辛いスープ。見た目は、日本人の大好きな海老チリなのだが、甘さはない。カウンターに酢、ラー油、マヨネーズ、ゴマ、大蒜が備え付けられている。お店の注意書きに従い、今回は、まず何も備え付けのものをかけずに半分を食べた。残りは、おいらの好みで、マヨとゴマをかけて混ぜてみた。結果マイルドになり過ぎたかもしれない。この辛さだったら、何もかけないという作戦が有効だったかもしれないな。

最近の「まぜそば」は進化していて、美味しいものが増えてきた。この店の「まぜそば」はと言えば、この値段でこの量と海老5尾は嬉しいな。もちろん美味しかった。頑張って店を続けてほしい。しかし、難点がある。お店がちょっと分かり辛い所にある。明治通り竹下口の交差点を斜めに入る道を進み、最初のT字路を右折して、すぐ。
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2011/12/10

SPIDER-MANの90  アメコミ

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この間買ったWeb of SPIDER-MAN("WSM”)のレビューその2。WSM 19号、20号、22号について。表紙は、20号のものにした。この年1986年は、Marvel Comics創業25周年。盛り上げるため、Marvelの各誌はこの表紙のように、枠組みがMarvelのヒ―ロ―で埋められ、中にその雑誌の主人公が描かれるといった趣向で統一されていいた月があった。懐かしいのは、創設時のX-MENがX-FACTORとして別名で活躍していた時代だ。

前々回書いたように、この当時のWSMの鉛筆はMarc Silvestriが担当している。発展途上の画という感想は変わらず。デッサンもちょっとおかしいところがある。これも前々回書いたけど、良いコマが沢山ある。前回は女性の表情と書いたけど、それだけじゃない。斜めから捉えた人物の表情が特に良い。

そして、筋書きはDavid Michelinie。Marvelの作品を数多く書いたベテランだ。

まずは、WSM 19号。ちょっと次の話への繋ぎ的な作品で大した内容ではない。悪党も、どこか憎めないHumbugという虫の格好をした悪人。いつものついてないPeter Parker節はここでも健在。ロンドンへ行くのにパスポートを申請しようとしたら長蛇の列の最後尾に並ぶことになる。

この号では2点気付いたので、書き残しておこう。まず、現行のAmazing SPIDER-MANと同様Spider Sense(危険を察知するスパイダー感覚)を失ったこと。(実はこの当時は失っていなかったのだが。)25年前にも今と同じようなネタがあったんだね。 話は脱線するけど、テレビシリーズSupernaturalで主人公のDeanがSpider Senseに言及しているシーンがあった。(この番組、制作はSUPERMANのWarnerじゃなかったかな。)もう一つは、SoloなるPUNISHERもどきのスナイパーが登場する。今は使われてないヒーローだな。

そして、次にWSM 20号。筋書き画とも上記と同じ。ロンドンに来たPeterとBugle新聞社の同僚Joy MercadoがIRAのテロに遭遇する。しかしそのテロを裏で仕組んでいるのは、実はRoxxonというエネルギー会社という内容。まず、IRA(アイルランド共和軍)のテロというのが、時代を感じさせる。それからその時の英国の首相はMargaret Thatcherだった。

それから、このJoyがこの当時担当しているのがNow Magazine。Ms. MarvelのCarol Danversが昔編集者だった雑誌だ。時代を感じさせるね。

話の方は、Roxxon社の謎を追ってアイルランドまで、来たPeter とJoyが捕まりながらも最後は解決するというもの。アイルランで出会ったLiam。彼は行方不明の弟を探していたのだが、実はテロリストの中にその弟がいたという落ちは面白い。流石David。それから裏切り者のイギリスの諜報部員の末路も良いな。イギリス=スパイ、アイルランド=テロというな単純な設定も好き。
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2011/12/4

らーめん まる吉  ラーメン

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港区六本木3−15−15
2011/11/29

この日は、お昼頃からちょっと暖かくなってきた。かつ、このお店まで、六本木交差点を越えて、会社からは、結構歩く。気持ち汗ばむぐらい。しかし、敢えてそれでも、温かい「塩らーめん」 700 yenを注文した。というより、この店のメニューに「つけ麺」はなかった。

具は、シナチク、青葱、ノリ×1枚、チャーシュー×2枚、ゆで卵×1/2個。シナチクは弱冠甘め。チャーシューは、バラ肉で、出す前にバーナーで炙っている。もう少し、焦げ目がある方が良いな。久し振りのバラ肉のチャーシューこれも良いな。自分で作らなければ。バラ肉って脂で手がギトギトになっちゃうんだよね、調理すると。

麺は、普通の太さの麺。固めでたのんで、普通の仕上がりなので、大部分の人は、固めで注文すべし。

スープは、貝柱等の魚介。美味しかった。あっさりしたスープにアクセントの背脂が男のラーメン食べた感を満足させてくれる。7割ぐらいのお客さんが「塩」を注文している。この店11月に開店したばかりなのだが、既にこの店の売りが「塩」ということが知れ渡っているみたいだな。やはり最初に食べる時は「塩」でしょう。

備え付けのラー油をスープに垂らしてみたのだが、エキセントリックな味がして好みではないな。これって、餃子用だよねやっぱり。
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2011/12/3

CAPTAIN AMERICA 12  アメコミ

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ここ1カ月X-MENとSPIDER-MANだらけだったので、ちょっと趣向を変えて、今回はCAPTAIN AMERICA (以下“CAP”)について。 最近CAPの邦訳版が立て続けに出版されていて、馬鹿正直に全部買ってしまった。1冊なんて原書を読んだことのある話の邦訳版だった。てことでその続きは買わない。

沢山邦訳が出ているうちの一つCAPTAIN AMERICA New Deal(”ND”)を読み終えたのでその感想を書こう。筋書きをJohn Ney Rieber、画をJohn Cassadayが担当している。

Cassadayの画はAstonishing X-MENの素晴らしい画で証明済み。Astonishingより前の作品だが、やはり良いものは良い。コスチュームやマスクを丁寧に描いて、とても好感がもてる。インクも彼がいれているのだろう。丁寧なのは下書きだけでなく、影の使い方もとてもリアル。本編の画も良いのだが、表紙画が特に良い。添付画像は日本語版の表紙であると同時に、Cassadayの担当したCAPの最終話の表紙画でもある。個人的には、原作の2話目の話の表紙が好きだな。Fight Terrorという副題のTerrorの上にCAPがポーズを取っている。何となく、Jim Sterankoの画を思い出させる。

NDは、2001年9月11日の貿易センタービル他へのテロ攻撃事件のすぐ後に出版されている。この事件への対する作者Rieberなりの回答なのだろう。CAPを主人公にしているのに、全然右翼的でない。すごくバランスが取れている。戦争そのものを否定しているわけでもない。しかし、一般人を巻き込むやり方や、戦争が終わった後何年にも渡って被害が出る地雷に対する批判は感じられる。一方、単にイスラム教徒であることだけで、盲目的に攻撃することに対しては、かなり否定的だ。イラクやアフガニスタンでのテロへの戦いが長期化している今ではなく、約10年前にこの話が書かれていることが重要。この当時のアメリカでこういう冷静な意見を述べている人がいるのが嬉しい。日本だとそんな考えさえ否定されちゃいそうだ。

いつものように好きなシーンを紹介しよう。まずは、マスクを脱いだらスーパーヒーローではなくただのヒーローだとCAPの姿を見た子供が説明する。(彼の父親の受け売りなのだが。)父親がそれに条件を付け加える。本気でやろうと願って、本気で努力すればな。これは、911の事件の後人命救助のために汗を流した人々への賞賛以外の何ものでもない。

もう一つは戦いには慣れていないテロリストに説教するシーン。兵士をつくるのは銃ではないとね。彼の人生そのものが自由を勝ち取るための戦争。そんな戦士にとって、素人のテロリストは、赤ちゃんも同様だ。

7月4日の独立記念日が背景であったり、最後のCAPの戦いが、ドレスデン(第二次大戦中末期、勝敗がほぼ決まった後の連合軍のドイツの空襲先都市らしい。出典Wikipedia。)であったりする。作者の意図が伺える。(もう少し歴史を勉強しないといけないな。)
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