2012/12/31

画も話もどんどん良くなっている形容詞なしのX-MEN  アメコミ

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正月休みに入ったので、気になるアメコミで、ずっと書きたかったタイトルのレビューを休み中、不定期にアップしようかなと思う。

去年の8月頃気に入ったので書いた形容詞のつかないX-MEN 。今回は36号、37号をレビュー。表紙も中身の画も担当はDavid Lopezが、筋書きはBrian Woodが担当。添付画像は、迷った挙句36号のものを採用。STORMとCYCLOPSの考え方の違いを画で表している。STORMの起こした落雷が象徴的に使われている。表題の通り彼の画がどんどん良くなってきている。ちなみに、37号の表紙は、STORMとCOLOSSUSの仲違の結果、戦っているシーンもなかなか良い。

8月にも書いたのだが、X-MEN のメンバーSTORMがリーダーCYCLOPSに新たなミュータントの存在を隠そうとした。そのことが、STORMと他のメンバーとの間のしこりとなってしまった。そして、現在のミュータントとは異なる種族、プロトミュータントの生き残りGabriel Shepherdを逮捕したことから問題はさらに深刻になっていく。

36号で面白いのは、イスラエルのスーパーヒーローSabraがニューヨークのJFK空港でプロトミュータントを確保するまでの過程。アメリカ政府の役人との諍いが、いかにもありそうで現実味を増している。また、ちょっと目を離したすきにGabrielの姿が消えるシーンは、007映画を観ているよう。

37号で良かったところは、STORMとCYCLOPSの会話かな。まずは、COLOSSUSがCYCLOPSとの会話のために用意した回線を使って、STORMが通信を開始したところ。嫌みが利いているな。このシーンも007みたいだ。それから会話の最後はミュータントの基地Utopiaに帰るところだと伝えるSTORMの言葉“Home”に対し、CYCLOPSがHomeにクエスチョンマークを付けて、聞き返すところ。

それから、最年少メンバーPIXIEだけが、プロトミュータントGabrielから信用されているところも良い。
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2012/12/30

今月到着したアメコミの中では断トツの表紙のセンスSPIDER-MAN  アメコミ

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先週はJohn Cassadayの画を褒めちぎったけど、今回はSteve Mcnivenの表紙が凄すぎる。添付画像はThe Amazing SPIDER-MAN(”ASM”)の695号のもの。King Pinの傲慢な表情や、Hobgoblinを名乗っているPhilの自信過剰な表情がすごい。そして、今回のテーマがスパイダー・センス(第六感)の暴走なのだが、それを暗示するデザインは流石。ASM  696号の表紙画もなかなかの優れものなんだけど、695号の勢いには敵わない。

両方とも筋書きをDan SlottとChristos Gage、画を Giuseppe Camuncoliが担当。Giuseppeの画のインクを今まではKlaus Jansonが入れてたんだけど、今回はDan Green。懐かしい名前だ。Klausはあまりに個性的すぎるんでDanのインクの方がGiuseppeの画を活かしてくれているんじゃないかな。

まずは、ASM 695号から。SPIDER-MANことPeter Parkerの勤めるHorizon研究所。そこに勤めるStoneが暗黒街の帝王King Pinに研究所の発明を勝手に渡してしまう。その発明こそが、Spider Signal Jammer(スパイダー・センスを消去する装置)。そして、戦う相手はKing Pinの手下となっているHob Goblinと忍者軍団。そして、初代Hob Goblin。

今回も気に入っているところ。PeterがSPIDER-MANの協力者であるという記事が、新聞社で進行中。確かにこの記事はPeterを危険に晒すこと間違いなし。そして、そんな結果が見えているのに記事にするのかと突っ込みたくなる。装置の誤作動が原因で、スパイダー・センスが強力になっているPeterが、不信な行動をとりまくるところも良いな。

それから、Madam Web。相変わらず役立たず。何を知らせようとしているのかさっぱりわからない。もうこうなると道化だな。ついには、696号で彼女は昏睡状態に。

上記のPeterの不審な行動、Madam Webの忠告シーンとHobgoblinがPeterをさらったことが結びつけるように読者を誘導した作家の腕前に脱帽。正体がてっきりバレたかと思った。

続いてASM 696号。King Pinが狙っていたのは、Green GoblinことNorman Osborneが集めた秘密への鍵、The Goblin Key。思わせぶりだ。将来への伏線だね。そして、初代Hobgoblin、今のHobgoblinがその鍵を追う。

気に入っているシーン。なんと言っても初代Hobgoblinが今のHobgoblinことPhil Ulichのアパートを家探するシーン。そこで見つけたものは、Philが交際中のNorahを覗いている証拠。Goblinの技術を使って覗き見とは、ばかばかしくて面白い。また、Goblinはブロンド好きと納得するのもおかしいね。確かに、Green Goblinが殺したGwen Stacyはブロンドだね。その息子Harry、二代目Green Goblinの元奥さんLizもブロンドだ。

そして、Horizon研究所の所長Max。彼はPeterの研究室でSPIDER-MANのコスチュームや武器を発見する。Peterを助けようとKing Pinの元へ来たときもWeb Shooter(蜘蛛糸を出す道具)を装着していた。結構お茶目さんだねMax所長は。一方彼は、どうやらPeterがSPIDER-MANだってことを薄々感づいている節がある。この辺も将来への伏線なのかな。

Madam Webの昏睡状態に陥る前の言葉が謎。即ちHis future will end in a flash of gold.これも伏線なのだろうが、さっぱりわからない。やっぱりこいつは役立たずだ。

この時期アメコミの到着は遅れがちなのだが、デジタルコミックスだともう700号が読めるらしい。そして、なんと日本のアメコミ専門店Blisterにも現物が到着していたとのこと。昨日のアメコミ関係のオフ会でも、700号の話をしないでもらった。その前に697号から699.1号まで読んでないんだよ。早く到着してくれ〜。
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2012/12/29

クリスマス・イブもラーメンだった、「中華そば みのや」  ラーメン

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調布市菊野台1−20−37

2012/12/24
お気に入りのウェブサイト、ラーメンバンクでもらった只券の期限が年末まで。もう年末まで幾日もなく年末は忙しい。そこで、クリスマス・イブでもあるこの日に、ラーメン屋さんに行ってしまった。「濃厚煮干らーめん」 650 yen相当を注文した。このメニュー3/31までに限定メニューみたいだ。

具は、シナチク、白葱、刻みノリ、チャーシュー×1枚。シンプルな具。バラ肉のチャーシューは歯を入れる固さ。味がしっかりついていて良いチャーシューだった。

麺は、並150 g、中200 g、大250 gとも同価格。近くに学校があったら学生が喜ぶサービスだな。「並」で十分なので敢えて量を追求せず。普通の太さの麺。

スープは、煮干の香が最後まで続く良いスープ。「醤油」でも良かったのかもしれないが、やはりこの「塩」を最初は試し欲しいな。

ラーメンを食べ終わった後申し訳ないので100 yenで「まぜご飯」を追加注文した。ここのチャーシューのしっかりした味を再度堪能でき、幸せ感はまさにクリスマス・イブ。

実は2005年にこのお店が新橋で営業していた時に行ったことがあった。その時も煮干スープの感じが良かったらしいな。昔なので忘れていた。ちなみに、この店の現在の所在地は、京王線の柴崎という駅から北東に2分ぐらい歩いたところ。
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2012/12/23

この赤いRed Skullの表紙、凄まじい迫力だ、Uncanny Avengers  アメコミ

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そもそも、Uncannyという形容詞はAVENGERSに付く枕詞ではなかった。しかし、この冬発売を開始したこのUncanny AVENGERS("UA”)は、X-MENとAVENGERSの混成チームということで、わざわざUncannyという形容詞を用いたのだろう。今回はUA 1号と2号のレビュー。(毎年この時期同じなのだが、御用達Milehigh Comicsからのアメコミの到着が遅い。その前に違う小売店から購入したUAが先に到着した。ちなみに最初このタイトルに関して、ノー・マークだったのだが、画をJohn Cassadayが担当することを知り、急遽購入を開始した。)

さて、表題の表紙だが、2号が到着する前は、1号の表紙を添付画像にすることで決まりと思っていた。しかし、この2号の表紙にノックアウトされた。なんだ、このRed Skullの迫力は。そして、品が良い。この構図、Jim Sterankoの画へのHomageなのか。かっちょ良すぎる。

画を最初に褒めちぎっているが、話の方も面白い。筋書きの担当は、Rick Remender。AVENGERS vs. X-MENでどうやら、X-MENのリーダーCYCLOPSは、意思を持った宇宙エネルギー体Phoenixの影響下にあり、ついには、創始者Xavier教授を殺害してしまったらしい。そして、その死体から、大脳を移植したのが、ナチスドイツの残党Red Skull。UA 1号の最初は、大脳の摘出手術のシーン。誰のものかがわからなかったが後半わかってくる。

そして、今回Red Skullの僕となり、X-MENを翻弄するのが謎の悪役軍団。ROGUEやSCARLET WITCHのミュータントとしての力を無力化する力を持つGoat Girlなる輩が一員だ。面白い。そして、今回のRed Skullの目的がミュータントの撲滅ってところが、妙だな。少数民族を排斥しようとするナチス的考え方なのはわかる。ただ、長い歴史の中で差別を受けて来たユダヤ人と同列に扱うのは、ちょっと疑問。

好きなシーンは、CAPTAIN AMERICA("Cap”)のアイディアでAVENGERSを率いることになったHAVOKとその兄CYCLOPSとの会話。結局XAVIER教授の夢を引き継いだCYCLOPSはHAVOKの言う通り、XAVIER教授の教えを忘れてしまったのか。どこまでが、宇宙エネルギー体Phoenixのなせる業で、どこまでがCYCLOPS自身の考え方なのか、わからない。

UA 2号では捕らわれの身となったROGUEやSCARLET WITCHの話が中心。ユダヤ人であり、ミュータントであるSCARLET WITCHと彼女を利用とするRed Skullの立場が面白い。精神的に不安定なSCARLET WITCHはXavier教授の力がなくてもコントロールが容易だな。

CYCLOPSの暴走により、人類はミュータントへの恐怖を再確認している。WOLVERINEはCapのアイディア、即ちミュータントであるHAVOKがAVENGERSを率いることにより、人類の不信感を解消することに懐疑的。しかし、実際に彼が一般人を助けたことにより、不信感が薄れることを目の当たりにする。論より証拠的なシーンは印象的だな。

まだまだ、この話、面白くなる予感がする。Cassadayが担当したAstonishing X-MENのわくわく感をもう一度味わっている。筋書きは違う人なのに、何だこの面白さは。ちなみに、来年の海外マンガフェスタのために、表紙がブランクのUAを一部買った。誰に何を描いてもらおうかな。
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2012/12/22

飲み屋さんのラーメンでも結構イケる、「焼鳥・軍鶏鍋 一歩」  ラーメン

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寒くなってきたので、西麻布まで遠出。西麻布の交差点を渡ってすぐのこの店を訪問。久し振りに、飲み屋さんが出しているラーメン。「鶏ガラスープのラーメン」 680 yenを注文した。

具は、白葱、ホウレン草、鶏つくね×2個、アサリ×1個。所謂「〆め」の一杯のため、それ程ボリューム感はない。アサリと鶏ガラのスープの相性抜群で評価が高いな。

麺は、やや細い麺。「〆め」 のラーメンは茹で時間のかからない麺。注文してから、出てくるまでに時間がかかったのは、スープをしっかりと温めていたからかな。

スープは、もちろん鶏ガラ。画像を見ての通り、白湯スープ。しっかり味が出ていて美味しい。個人的には、丸鶏スープより癖がなくて鶏ガラの方が好きだな。「〆め」のラーメンの域は超えている。

最近体重が気になるので、「鶏そぼろご飯」がとのセットを注文しなかったのは、残念だったかな。サラダと香の物もついてこの値段は安いな。「鶏そぼろご飯」がついても800 yenだよ。
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2012/12/16

世間の評判は非常に良い映画BATMAN Dark Knight Rises  アメコミ

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回りの連中は観ているのに、自分は劇場で見逃したこの映画。漸く鑑賞することができた。公開当時は、鑑賞券のオマケが品切れで、手に入らず。腹を立てて映画館で観るのをやめちゃった経緯があったね。

全般的には、漫画のNo man's land(NML)やThe Dark Knight Returns(TDKR)がモチーフなのかな。(敵役BaneのBATMAN背骨折りの話は読んだことがないので、わからず。有名なのに。邦訳版は出てないのかな。それやこれやでBaneという悪人にどうも感情移入できなかった。)今回の敵役Baneのイメージはどちらかと言うとTDKRの悪役の一人The Mutant Leaderのイメージだ。そして、中盤から後半にかけてのGothamの無法地帯状態はNMLを彷彿とさせる。

絶望のドン底に落ちたと思ったらその向こうには、さらなる深い絶望があったという進行は、小説、映画の常套手段。この映画では、BATMANの敗北、そして決して逃げ出すことのできない牢獄への投獄がそれに当たる。そこからの脱出の件はハラハラ、ドキドキの連続で面白かったな。BATMANの愛するGothamを敵役Baneが蹂躙する光景を見せ付けたからだよね。脱出できたのは。BATMANが恐怖を感じないというだけでは、脱出できないって理屈は、ちょっと哲学的すぎるかな。

何故Bruce Wayneの指紋を盗まなければいけなかったのか、何故株式市場にBaneが乗り込んだのか、何故BATMANの正体がバレていたかが、種明かしされていく過程が好きだな。中盤ぐらいまで何でだろうってずっと思ってた。

警官をおびき寄せ、下水トンネルに閉じ込め、無力化するシーンも良い。後半部分で、解放された彼ら警官の反撃シーンは小気味が良い。

Gothamと外の町とを繋ぐ、橋を爆破したり、囚人を脱走させるのは、Nolan監督の第一作BATMAN Beginsで既にやったことなので、またかよって感じがする。感心しない。

その第一作で投獄されScarecrowが、Baneの手により脱獄し再度、姿を見せているところは良い。彼のいかれた私設裁判官の演技は見ものの一つ。

Cat WomanことSelinaの裏切りは、話としては面白いが、誰にも支配されたくない彼女の性格と合わないかな。峰不二子がルパンを裏切るのとはちょっと違うんじゃないかな。

Detective (探偵)であるBATMANの本領が発揮されていないのは残念。その代わりに若い警官やGordon署長がその役割を果たしている。この若い警官、風貌も爽やかで好感が持てる。

後半に登場する黒幕は、ちょっとびっくりだった。意外性という意味ではファンには堪えられない魅力あり。それから最初に脱獄を果たしたのが、Baneじゃなかったというのも、観ていて気持ちが良い裏切られ方だ。一方黒幕の動機はBATMAN Beginsに繋がるので面白いのだが、浅いかな。

BATMANが後半、将来のROBINにマスクを付けるべきだとアドバイスするシーンがある。正体がばれていることで愛する人々を守れないからみたいな理由も話すのだが、これが説得力ゼロ。マスクを付けているのに、自分の正体は敵にバレバレじゃないか。正体がバレるという点では、あまりにいろんなやつにBATMANの正体がバレ過ぎ。ヒーローものの基本がなっちゃないな。

エンディングは良いね。意外性は薄いけどね。中盤Alfredが辞職するシーンが実はエンディングにつながる重要なシーンだったりして長い映画なのに気が抜けない。

評価はB+かな。
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2012/12/15

店員さんの元気がなくなり心配「麺場花火」  アメコミ

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(5回目) 港区南青山2丁目2−15ウィン青山1F
2012/12/12


この日は、先週、先々週と食べられなかった典型的なチャーシューが食べたくて、この店を訪問。このBlogに載せなかったけど、今年の1月に訪問して以来の花火。今回は、試したことのない「特製花火ラーメン」(こってり)900 yenを注文した。

具は、シナチク、玉葱、ホウレン草、モヤシ、ノリ×1枚、玉子1/2個、チャーシュー×2枚。「特製」だけあってかなり具の種類が多い。シナチクが昔ながらの甘くない味。好感が持てる。チャーシューは大きくてお得感あり。さらに2枚。(その分追加料金は払ってるけどね。)箸を入れると、崩れるくらいの固さ。味もしっかりついていて、食べたかった典型的なチャーシューだ。よし。

麺は、並、大盛とも同料金。並で180 gは十分な量なので「並」でいくことにした。いつものやや太めの断面が長方形の麺は、歯応え十分な良い状態。ここの麺は好き。

スープは、確かに濃厚だな。最初の一口は塩っぱかった。生玉葱の甘みでうまくその塩っぱさが緩和される。後半は、備え付けの「魚粉」を入れちょっと味を変えてみる。これもいける。(寧ろ後半の方が好みかな。)

表題の通り、昔に比べてちょっと店員さんの元気がなくて、心配です。接客の感じは優しくて良いんだけどね。
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2012/12/9

これは一家に一冊はなくちゃいけない本だな、「ベスト・オブ・スパイダーマン」  アメコミ

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最近は、アメコミの翻訳本が結構出版されているけど、それらは、玉石混淆。その中でも久し振りに「玉」に出会う。SPIDER-MAN好きのおいらなので、大分贔屓が入っているけどね。こんな本をアメコミに興味を持った人に読んでもらいたいな。入門書としては、大変充実した内容だ。表題の通り、一家に一冊はおいて欲しい本だね、家庭の医学と同様に。

まずは、1話は、誕生秘話。そして、2話目は、May伯母さんへ血清を届けるため、がんばるSPIDER-MANの話。筋書きをStan Lee、画をSteve Ditko。2話目のMay伯母さんのためと、重い機械を持ち上げるシーンは、印象的。この画はDitkoが描いてたのか。この画の構図は、沢山Homageとして後の時代に使われている。7話目のLizard篇でもMark Bagleyがこのシーンを再度別の設定で使っている。最近お気に入りのアメコミおたく漫画でもこのシーンを使っている作品あり。(興味があったら、こちらをhttp://collectorscomic.com/

SPIDER-MANの引退話が次に来る。筋書きをStan Lee、画をJohn Romita Sr.(JRSR)。この辺は文句なく面白いな。そして、画がすごい。何かのサイトの記事でJRSRって今は亡きJack Kirbyの影響を強く受けているって書いてあったけど、それが、よくわかる戦闘シーンがある。構図がかっこ良い。JRSRの線の方がずっとやさしいけどね。

次に、Ron Frenz画の、SPIDER-MANを集める少年の話(Roger Stern作)、1話目に登場したプロレスラーCrusher Hoganの後日談(Tom Defalco作)が続く。前者は去年NHKで放映された「熱中スタジアム」でも取り上げられた作品。しかし、断然後者の話の方が好き。落ち目のCrusherが、SPIDER-MANと共に悪をやっつけるもの。Crusherの嘘も面白いし、その嘘に乗るSPIDER-MANの人の良さも微笑ましい。しかし、Crusherを助けたばかりに、May伯母さんの信頼には応えられないというオチ付き。この作品が発表されたのは、1985年。しかし、こんな苦い終り方は、1960年代、1970年代のやり口だな。それから、この時代SPIDER-MANのコスチュームは黒に白。懐かしい。

その後Todd McFarlaneのAmazing SPIDER-MAN 317号。画は凄い。筋書きはDavid Michelinieが担当。Venomが再登場する話なのだが、一話で終わるような話でないのに、無理矢理終ってちょっと物足りない。VenomをFANTASTIC FOURと一緒に倒す話の方が好きだな。

7話目は前述の通りLizard篇。そして、最後は二代目Green GoblinのHarry Osborneが家族を監禁する話。その家族をSPIDER-MANが救う話。父親と同様狂気に走るHarryの姿が印象的な作品。実は、画を描いているSal Buscemaをこれまで好きになったことはなかったのだが、今回の作品を読んで、ちょっと気が変わった。結構良い画を書くな。特に人物の表情が良く描けている。

全般的に印刷が良いな。もちろんオリジナルの時の印刷時と比べても全然違うんだけど、1970年代後半の光文社版と比べても格段に綺麗なんだよね。(光文社版は巻頭の数ページだけカラ―で、それからは、白黒(2号ぐらいから白青)だからね。)

一方気に入らないところ。まずは、一つ一つの話に繋がりがないところ。生誕50年(この単行本が米国で発表されたのは1994年。それでも、30年強の歴史がある。)の中から、名作を8作選んでいるので、これはしょうがないか。

それから、John Romita Jr. (JRJR)、Gil Kane、Mike Zeck、Ross Andru等、エース級の画家の作品がないこと。画竜点睛を欠くな。一方話でも、Kravenの話や、Gwen Stacyの死等まだまだ名作は沢山ある。今後小学館プロダクションでは、「玉」の作品をもっと翻訳して欲しい。

最後にこの本の出版が夏前であったら良かったという気持ちだ。この本にStan Leeのサインを書いてもらいたかったな。
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2012/12/8

品のある生ハム仕立てのチャーシューが良いね、「麺や 伴」  ラーメン

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港区南青山3−2−18光彩ビルB1
2012/12/05

ちょっとこの店のある青山3丁目まで行くのをためらっていたのだが、会社から六本木の交差点へ行くのと、外苑西通りまでいくのではそんなに距離が変わらないことがわかり、行くことを決断。寒くなってきたので、全然大丈夫。最初はあったかいラーメンを注文しようと思っていたのだが、どうも自販機が「つけ麺」を薦めているため、「柚子つけ麺」800 yenを注文した。

具は、シナチク、白葱、ノリ×2枚、チャーシュー×1枚。チャーシューは、品のある生ハム仕立て。正直、普通のチャーシューが食べたくて、もう一つの店を蹴ってまで来たので多少残念な気持ちはある。しかし、その残念さを補ってなお満足感が余るチャーシューの出来だった。美味しい。

麺は、太麺•細麺から選択可。迷わず太麺を選んだ。大盛りで250 gはちょっと少ないかな。かと言って特盛350 gはちょっと多すぎ。断面が平べったい中太麺。やはり「つけ麺」はこれぐらいの太さがなきゃだめだよね。

スープは、鰹、宗田節、うるめ節、むろ節、煮干し、昆布が入っている。多少しつこいかなというくらい脂っぽいのだが、柚子がそれを打ち消している。魚介の香りが素敵なスープだ。あまり鰹が出過ぎないのが良いよね。

しかし、この店の場所がわかりにくい。青山通りから、外苑西通りに南下し、60〜70mぐらい歩いたところにある小道を折れたところなんだけどね。
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2012/12/2

画が変わるとこうまで話が面白くなるのか、1996年のSPIDER-MAN  アメコミ タイムマシーン

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先週に引き続き形容詞なしのSPIDER-MAN 誌("SM”)のレビュー。今回は、1996年に発売された65号〜68号までをレビュー。全て筋書きをHoward Mackie 、画をJohn Romita Jr(JRJR)が担当。

まずは、SM 65号。JRJRの筆が遅いのか、途中のシーンの画を、Tom Morganが描いている。特撮の帝王Mysterioがサブリミナル効果を用いて、ニューヨークを中心とした3州のテレビ視聴率を独占してしまう話。

正式にSM誌のレギュラー画家がJRJRとなっている。(comicbookdb.comによればSM 64号から正式担当。絶対SM 64号を持っているはずなのだが、探すのがすごく大変なので、確認せず。)先週レビューしたSM誌と今回の4冊では格段に面白さが違う。(正確にはSM 57号はJRJRの画を担当してたけどね。)格段に画の迫力が増加している。今回の悪人はMysterio。それ程アクションが得意なやつじゃないのだが、画面いっぱいに描かれたキャラクターが生き生きとしている。Mysterioが、金魚鉢仮面をかぶっていないところも、気に入っているところと言えるな。

続いて、SM 66号。SPIDER-MANと言えばPeter Parkerなのだが、この時代のSPIDER-MANとして活躍しているのはそのクローンBen Reilly。話がややこしいのは、SM 66号ぐらいで、実はPeterがクローンで、Benがオリジナルという設定に変わっている。そして66号ではもう一人のクローンKaineが登場。

描け屋の賭けの対象にKaineが使われてしまう。そしてその道具がMuseと言う女性。Kaineが自分を盾にMuseを救うなど、冷酷なKaineとは違う一面を見ることのできる作品。もう一つこの話の中で重要なのは、Peter Parkerが再度SM誌に登場することだろう。ファンの多くは、長らく待っていたんじゃないかな。

次は67号。これまたややこしい作品。SPIDER-MANとして活躍しているBenに悪の宇宙寄生体、Carnageが寄生してしまう。そして、Peterを襲う。この続きが読みたいので買いたいアメコミリストにSpectacular SPIDER-MAN 233号を追加。(結構高い値段がついている。Mycomicshop.comにて注文済み。)

今回の添付画像はこのSM 67号の表紙にしたのだが、Peterが描かれているのが理由の一つ。もう一つは、ニューヨークの摩天楼を利用した立体感が好きだから。この当時のインクを入れているのが、Al Williamson。JRJRの鉛筆画を尊重していて好感が持てる。Klaus Jansonのインクより好きだな。Klausのインクは、鉛筆画に上書きしちゃう感じだからね。

最後は、SM 68号。Ben ReillyとPeter ParkerをHob Goblinが襲う話。Benの友達となったSeth Trainerが裏で糸を引いているようなのだが、ちょっとわからない。やっかいなのが、この後の話をおいらは読んでいるはずなのだが、記憶に全然ない。

Benの恋人JessがBenの正体を知ってしまう。しかもSPIDER-MANは、Jessの親の敵。心の葛藤とBenへの恋心が上手く描かれているな。

もう一つ気に入っているのが、ニューヨークの空を駆け巡るSPIDER-MANの図。優雅な画はJRJRの得意技だね。

1990年から始まった形容詞なしのSM誌を全て揃えたので、これにて昔のSM誌のレビューは終了。ちょっとこのレビュー、ベストヒットUSAのタイムマシーンのコーナーっぽくって個人的に気に入っている。
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