2013/1/13

これが映画AVENGERSの原作?ULTIMATES邦訳版  アメコミ

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一般的に知られているMarvelのヒーロー達、SPIDER-MANやX-MENの活躍するEarth 616とは違う次元のUltimate UniverseでのAVENGERS、ULTIMATESの邦訳版が昨年暮れにでたので、早速レビュー。(ご用達からのアメコミ到着が遅いから、たまったアメコミをどんどん読めちゃうんだよね。)

筋書きをMark Millar、画をBryan Hitchが担当。Brianの画は以前から注目していたのだが、期待を裏切らず、全体的に非常に画の品質が高かったな。ただし、添付した表紙の画はもう一歩。邦訳版では、巻末に収録されているBrianが描いたオリジナルULTIMATESの1号や、4号の表紙は、無茶苦茶かっちょ良いんだけどな。1号では一つの画面の中に、ULTIMATESの面々が散りばめられている。面白いのは大きさの違うヒーローが大きさの違いをデフォルメして見せているデザインかな。4号は雷神THORの雄姿。この単行本に収録された表紙の中で一番の迫力。その表紙を見て、2002年発売当時はちょっと買おうか迷ったんだよね。

さて、内容の方は、宇宙人ChitauriとULTIMATESの戦い。簡単過ぎるか。最初ULTIMATES結成された時は、どんな敵が出てくるかとワクワクしていたのだが、中々出てこない。出し惜しみだね。そもそも結成の意味があるのかという不安感を煽っているんだろうな、読者に。Chitauriと言えば、映画公開時、何者と思ったもの。Ultimate UniverseのSkrull星人なんだね。ちゃんとこの邦訳版にもそう書いてある。

映画AVENGERSのHULKの性格や、HAWKEYEのコスチュームは、確かにULTIMATESの影響を色濃く受けているな。それから、HAWKEYEとBLACK WIDOWがコンビっていうのも映画と同じだね。

まずは、気に入ったところ。繰り返しになるけど、THORがかっちょ良いな。まず武器。Earth 616のTHORが持っている石鎚ではなく、片方は槌、片方は斧になっているもの。雷神しか使いこなせないような武器は、Earth 616の石鎚より好み。そして最後まで、一体こいつが精神的に障害をもった人なのか、本当に雷神なのかがわからないところも面白い。

それから、CAPTAIN AMERICA("CAP”)の性格もオリジナルとはちょっと違うな。オリジナルのCAPはもっと理性的な気がする。ULTIMATESのCAPはより、直情的だな。Earth 616のCAPの方が好きかな。

この事件の解決には、非力ではあるものの、勇気があり、賢いBLACK WIDOWが必要である点は、映画との共通点でもあるが、好きだな。Bryanが彼女のことをとても魅力的に描いているのにも好感が持てる。

キャラクターの設定や性格付けを丁寧に説明しているところは好感がもてるな。ただ強いとか頭が良いとかじゃない、内面的な魅力や醜い面が丁寧に語られている。GIANT MANが簡単に巨大化したら、合う服がないなんて設定も面白い。逆にWASPも服の準備がない時に、縮小すると、合う服がないんだね。確かに現実的。その反面、あまりにリアルな設定にちょっとげんなりしちゃうのも事実。家庭内暴力や薬漬けなんて面をヒーローには見せてほしくないな。

これを読んでから映画AVENGERSを観た方が面白かったかもしれないな。もっと早くに出版してくれたら良かったのに。映画の話とは全然無関係なので、読んでから、観てもネタばれ感がなく楽しめるよ。
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