2013/3/31

Peterが死んだのは、ASM 700号が初めてじゃない、1996年のSPIDER-MAN  アメコミ タイムマシーン

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今回は、形容詞なしのSPIDER-MAN (1990)の70号、71号そして、Spectacular SPIDER-MAN (SSM)237号について、レビュー。

本題に入る前に形容詞なしのSPIDER-MAN誌についての思い出他。 SPIDER-MAN誌は、1990年に発売された姉妹紙。一世を風靡した画家Todd McFarlaneによる1号は当時アメリカで無茶苦茶売れた。Variant Cover(中身は同じだけど、表紙が異なるもの)も多く出版され、当時はその一つを手に入れるために何百ドルも出さなければいけなかったはず。おいらもVariantを含め何冊か持っている。(安くなってから購入。)その当時アメリカで暮らしていたので、1号から買い始めたのだが、帰国と同時に買うのをやめてしまい、また途中から続けて買いだした。途中抜け落ちた雑誌をこつこつ買いあさり、ついに今年になって全巻揃えることができた。長かった。

SPIDER-MAN 70号、71号は、筋書きをHoward Mackie、画をJohn Romita Jr.(JrJr)が担当。

まず、背景から。この時代のSPIDER-MANは、Peter ParkerのクローンBen Reillyが務めている。そして、PeterはSPIDER-MANとしての力を失っている。さて、この2冊の中では、複数の話が同時進行している。まずは、ニューヨークの暗黒街を牛耳ってきたマフィアの親分King Pinがその地位から落ち、残ったボス達とFortunatoなる新たな参加者が覇権を争うもの。そして、Peter Parkerの死。今回の添付画像はそんなPeterの死が象徴的な71号の表紙。JrJrの画は抜群の安定感。

例によって好きなシーン等。まずは70号には販促のためにクールエードという粉末ジュースの試供品がついている。懐かしいな。もちろん未開封。

前半部分の新聞記者Ben Ulichと写真家としてPeterがスクープを追うため、ギャングの会議に侵入しようと、ビルとビルの間を跳ぶシーン。SPIDER-MAN として何百回とやってきたから跳べるはずというPeterの自己暗示が微笑ましい。(前述の通りPeterの力は失われている。)

また、Fortunatoの魔の手から逃れるJimmy SixなるギャングとBen Reillyの友情も好きだな。Raymond Chandlerのハードボイルド小説みたいだ。

また、添付画像の悪役Hammer Head。光文社版のSPIDER-MANに出てきた時より身体がでかいなと思ったら、服の下は機械だった。その昔からこいつの頭には鉄板が入ってたんだけど、1996年には身体も鉄なんだな。

一方、気に入らないのは、71号で心臓が止まって、次の号へ続くと思いきや。72号ではピンピンしていた件。その間何が起こったんだって話ですよ。しょうがなくネットでこの話の続きはどこへ続くのかを検索した結果、SSM 237号であることがわかる。不承不承これも購入。

筋書きをTodd Dezago 、画をSal Bucemaが担当。前回Salの画を見なおしたって話を書いたけど、このSSM 237号の画はどうもだめだなって思った。答えは簡単。インクを入れている人が違った。SSM 200号のインクはSal自身が入れたのに対し、この237号はJohn Stanisciって人が入れている。全然違うな。

この号では心臓が止まったPeterを病室に置き、Mary Jane(MJ)とBen Reillyが一旦外にでた途端、Peterが覚醒したうえ、暴れまくり病室を壊しまくる。SPIDER-MANの力が蘇った瞬間だ。しかし、他の力(壁を這う力や危険察知能力Spider Sense)はまだ元に戻っていない。

壁を這う力がないために、ビルから落ちていくシーンは印象的。返す返すもインクがまともだったらもっと良かったのにと思う。

それから、当時MJは妊娠中。お腹が大きいんだよね。んーん。懐かしいというか残念というか。

そして、表題のPeterが死んだ話は、これだけじゃない。2006年にはSPIDER-MANの姉妹紙横断のThe Otherって話でも死んでいるんだよね。こっちの話の方が1996年の話より気持ち悪い。
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2013/3/30

高円寺の憧れの店、麺屋はやしまる  ラーメン

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杉並区高円寺北2−22−11
2013/03/23

この日は、高円寺のアメコミの店がセールということで、早速早朝から訪問。もちろんその帰りはラーメン屋さんでお昼ご飯。息子が粘ったお陰で、ピークのお昼時からちょっと遅れて入店したため、それ程混んでいなかった。怪我の功名だね。この店ちょっと見つけ辛い。庚申通り商店街を来たに行きうどん屋さんの角を右へ曲がってすぐのところにある。何となくこのお店ワンタンが名物だった気がしたので、「えびわんたん2こ入りつけめん(塩)」910 yenを注文した。

具は、シナチク、白葱、チャーシュー×1〜2枚分、海老ワンタン×2個。海老ワンタンも良い。それだけじゃつまらないので、一緒に入った長男の肉ワンタンと交換してもらったのだが、肉ワンタンの方が美味しい。チャーシューも昔ながらの中華味で、焼いた正統派のチャーシューで、美味しかったな。

麺は、中太、断面が長方形。この店のラーメンの麺より太いので茹で時間は長い。かなり平べったい麺だな。

スープは、鰹節の香る良いスープ。久し振りにさらっとしたつけ麺のスープだ。出汁に自信がなければ、こんなにさらっとしたスープだせないよね。出汁と酸味と辛さの絶妙のバランスに拍手。

それから、このお店珍しくBGMはクラシックだった。あまりない経験だな。
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2013/3/24

どうもSTORMとDeathbirdの区別がつかないX-MEN  アメコミ

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今回は、Astonishing X-MEN(AXM) 57号、58号について。まずは、表紙どっちも良くて、甲乙つけがたく迷ったけど、57号のものを採用。Phil Notoって人の作品。最近のAXMの表紙はこの人の手によるものだ。DC、Marvelで中身の画も描く人らしいのだが、AXMではカバーだけみたいだ。名前は日系人ぽいけど、本当のところはわかりません。彼の公式サイトも画に徹しているからどんな人となのかがわからない。いずれにせよ、相当上手い。Deathbirdの持つ件にGAMBITとWOLVERINEの姿が映っているところが特に好き。

筋書きをMarjorie Liu、画をGabriel Hernandez Waltaが担当。(57号の後半部分のみFelix Ruizって人が助っ人に入っている。)Marjorieは容姿端麗で、小説も書け、アメコミの原作もできる凄い人だ。この前のKarmaの異母姉篇でも中々良かったのだが、今回も裏切られることはなかった。特に女性の心の内面を書かせたら右にでるものはいないかもしれない。ベトナムからアメリカへの移民であるKARMAの家族が、宇宙からの移民(?)Deathbirdへ気遣うシーンは良いな。一方Gabrielの画はChris Bachaloチックなのだが、彼の作品より日本の漫画の影響を薄めた感じか。この人には、SPIDER-MANの画を担当して欲しい。

さて、今回はDeathbirdの故郷Shi’arがとっくの昔に滅ぼしたFiandenなる宇宙の部族が制作した芸術作品がエジプトで見つかったことから、彼女がそれを探しに行く話。途中アメリカの諜報機関SHIELDやX-MENが介入してくる。Fiandenの生き残りが彼らの部族の再興のために取った手段が今回の物語のオチ。

今回も気に入ったシーンや台詞を書いていく。まずは、上記の最後のオチは面白かった。滅ぼされたFiandenと滅ぼしたShi’ar、どちらが本当に勝利したのかがこのオチで逆転してしまった。

それから、この生き残りが、実はロボットだったてのもの中盤のどんでん返しとしては良いアクセントだな。

X-MENのメンバーでもあり、腕利きの盗賊でもあるGAMBIT。麻薬王からルビーを盗み出すため、コロンビアにいるはずの彼が何故かニューヨークにいることに疑問を抱いたCecilia。彼女にそのどでかいルビーをクリスマスプレゼントとしてGAMBITが渡すシーンは良いな。

また、Shi’arの人は夢を見ないって設定も良い。そして出来そこないだけが夢を見ることができ、その出来そこないこそがDeathbirdだってところも良いな。戦士とであるがために芸術を理解することを卑下し、否定しようとしている彼女が、本当は芸術を心から愛しているという矛盾は好き。

しかし、その一方で気に入らないのは、彼女は残虐で信用できないやつじゃないところ。そんなのDeathbirdじゃない。それ以上にDeathbirdがX-MENにいることはしっくりこない。それから、表題の通り、STORMとDeathbirdの描き分けをできる人がいない。昔はもっと極悪な顔をしていたから、簡単だったのに。
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2013/3/23

激戦区経堂にスープが美味しい店ができていた、「らーめん桜食堂」  ラーメン

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この日は、うちの奥さんがエレクトーンを披露するというので、経堂へ出向いた。そんな帰りは長男とラーメン。最近買ったラーメン情報満載のムックにてこの店の情報を入手。休日の昼過ぎなのに、既に満席。入った途端に魚介の香りが漂う素晴らしい店。「重ね仕込み醤油らーめん」800 yenを注文した。

具は、シナチク、白葱、岩海苔、チャーシュー× 2 枚。シナチクは長い。カシワと肩ロース。カシワが美味しい。2枚同じチャーシューより、異なるものが1枚づつ入っている方が嬉しいね。

麺は、若干細め、平打ちストレート。結構熱に強い。但し、一度に4人分麺を茹でるのには、反対。

スープは、鶏と魚介の出汁。正直「重ね仕込み」の意味はわからないけど、醤油なのにほんのり甘く、深い味わいは好印象。これ良いね。

7人で満席。ご主人一人で切り盛りしている。席数が少ないので、並ぶのは当たり前だけど、このスープのためだったら、多少並ぼうが気にならない。
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2013/3/20

またまた自慢のアメコミ。Sterankoのサイン入り X-MEN #51を入手。  アメコミ タイムマシーン

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昨年末に注文したX-MEN (1963) 51号を漸く読み終えたので、レビュー。何故、自慢なのか。まず、この表紙を含め中身の画を書いているのが、天才画家Jim Sterankoだから。光文社版のCAPTAIN AMERICAで出会って以来ずっと憧れの画家だったんだよ。マイミクの一人が彼の描いたSHIELDを持っていて羨ましかったのだが、自分でもやっと買えた。アメコミの状態の中ではNM⇒Very Fine⇒Fineと3番目に良い”Fine”の状態で、$63.75。その3割引き約$45で購入。初Seranko。感動。寡作の作家のため、作品をあまり沢山残していない。だからこそSterankoの作品は人気がある。そして、X-MENというところも、さらに希少価値が増す。今でこそX-MENは人気があるのだが、この当時は人気が全然なかったらしい。正直この値段で買えて良かった。

自慢その2。何と表紙をめくると見慣れないサインが書かれている。(下記画像参照)もしかして、Sterankoのものか?ネットで検索した結果出て来たSterankoのサインと同じものだ。恐らく彼のものと思って間違いない。古本ならではの出会い。感動です。しかし、このサインをもらったのは、Alanさんて人だ。もし彼がこんな良い状態でこの本を保存していたとしたら、偉い。物を大切にする人は尊敬する。ありがとう。
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さて、本題。筋書きはArnold Drakeって人が担当。X-MEN #50からの続きで、PolarisことLorna DaneがX-MENの宿敵Magnetoの娘であることがわかる。Magnetoと彼の部下とX-MENとの戦いが前半。そしてその後はこの表紙の主であるErik the Redの登場となり、次号に続く。

正直話は面白くない。何となく当時人気がなかったのがわかる。地味。

さて、例によって、今回も気に入ったところを書いていく。

まずは、Sterankoの画。このX-MENのロゴもどうやらSterankoの手によるものらしい。とにかく最初のページからSteranko節爆発。The Devil Had a Daughterというこの話の題を機械と組み合わせたデザインにして、その前にMagnetoとX-MENを配置している。面白い。彼のデッサンがなってないのも彼の魅力の一つだ。アメコミ版葛飾北斎みたいな感じだ。アクションシーンは特にかっちょ良い。また、彼の描く機械は未来的なデザインで美しい。松本零士やJack Kirbyとはまた異なる機械の解釈に、ファンが多いのも頷ける。

Polarisのデザインは素敵だな。もの凄く女性らしいコスチュームだ。彼女のコスチュームは絶対この時代のものが一番だ。

それから、まだこの当時のCYCLOPSは若い。まだ血の気が多いところも好きだな。彼より幼いBobby DrakeことICEMANと喧嘩までしちゃう。MARVEL GIRLことJeanの方がずっと大人だ。いつも思うけど、同じ年齢だったら女性の方が大人な態度を取るっていうあれだ。

この表紙悪くはないのだが、本当はX-MEN 49号、50号の表紙の方が好き。しかしながら、入手できなかった。(もっとお金を払えば入手できるんだけどね。)

一方、気に入らないのは、リーダーCYCLOPSのバイザー(眼からでる光線を抑制するための眼鏡)のデザイン。Sterankoだったらもっと素敵なデザインに出来たんじゃないかな。どうも1975年にX-MENが再開された以降のCYCLOPSのデザインに比べると垢ぬけなくて、どうもだめだ。
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2013/3/17

SPIDER-MANの新マスク、ランボルギーニ・ミウラ  アメコミ

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おぞましい、SPIDER-MANの新シリーズが到着したので、早速レビュー。The Superior SPIDER-MAN(SSM)の1号、2号について。

筋書きをDan Slott、画をRyan Stegmanが担当。Dr. Octopusの精神とPeter Parkerの精神が入れ替わったったグロテスクな企画を考えたのはSlottなのだが、彼の紡ぐ話は面白いことを認めざるを得ない。脱帽。一方のStegmanはSpider Slayerの話を描いた人だな。もの凄く好きではないが、画が上手なので合格。表題の通りStegmanの描く新SPIDER-MANは、スーパーカーブームの時に人気のあったランボルギーニ・ミウラみたいだ。それを言いたいだけのために、1号の表紙を採用した。個人的には2号の表紙(SPIDER-MANがMary Jane (以下MJ)にキスをしている図)の方が好き。MJの驚いている表情が、彼女のPeter(= SPIDER-MAN)への直感的な疑いを想像でき良いのだが。

本題に入る前にまず、今回のMarvel AR(ARって書いてあるページにiPhooneアプリを向けると新たなコンテンツを見ることができるって仕組み)について。これを使うとSlottとStegmanの解説ビデオを見ることができるので、必見かな。Slottは相変わらずなのだが、Stegmanの恥ずかしげなコメントに好感が持てる。

さて、本題。話は単純。SSM 1号では新しいSinister Sixとの戦い、2号ではVultureの部下からMJを救う悪のSPIDER-MANの活躍。

さて、今回も好きなシーンや台詞。まずは、幽霊となった本物のPeter Parkerの登場に大拍手。SPIDER-MANの精神はDr. Octopusなので、普段のSPIDER-MANだったらここまでやらないだろうってことをやっちゃう。そして寸でのところで幽霊のPeterがDr. Octopusの暴挙を止める。良いぞ。

もう一つPeter絡み。1号の最終頁での幽霊のPeterの誓い、”And I swear I will find a way back.”ブラボーです。Peterだったら絶対やるね。

Dr. Octopusはいろいろ武器を製造している。Peterの勤務先の所長Maxもそれに気付き気になっているのだが、止めることができない。どうもOctopusの発明の素晴らしさに眼が眩んでいるようだ。もしかして、Peterが元に戻った時のバックアップ・プランも、やつは用意しているんでゃないかな。

続いてSSM 2号。OctopusのMJに対する台詞、”Everything is according to plan.”について、Peterの幽霊も突っ込んでいるが、本当に悪人みたいだ。

真ん中のパネルの悪のSPIDER-MANがMJを背負って、空中を散歩するシーンは良いな。Stegman渾身のパネルだね。

ASM 700号で怪我をした警察官、Carlie CooperがMJからの相談を受け、次第にPeterに入れ替わったOctopusに疑念を抱いていく過程は良いな。徐々に徐々に疑念が膨らんでいくのがSlott節というところか。

最後から2頁めのクライマックスも好き。結局PeterがSPIDER-MANであるが故にMJはPeterを好きであると同時に、一緒には居られないってことにOctopusが気付くところ。そして、Peterができなかった、違う道へ進む選択肢を選ぶシーンは良いな。幽霊のPeterが感心しちゃうところもね。

SSM 1号は結構どこの小売店でも売り切れだな。もの凄く人気があるみたいだ。グロテスクな企画ながら、どうやらSPIDER-MANは盛り上がっているみたいだ。
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2013/3/16

味がしっかりしみた角煮と麺が良いね、「麺匠 竹虎」  ラーメン

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ずっとこの店を再訪しようと思っていたのになかなか実現できずにいたが、遂にこの日に決行。なんと1年以上振り。頭の中にあったメニューとは別の「塩豚ラーメン」900 yenを注文した。お昼は、麺大盛とトッピング1品無料。玉子を今回は選択。

具は、シナチク、白葱、玉子×3/2個、角煮×4切。角煮がこの店の売りだな。生姜も使って味もしっかりバラ肉の角煮。良いな。一方、今週もまた同じ失敗をしてしまった。玉子はデフォルトで1/2個ついてるんだな。こんなことだったらチャーシューを追加した方が良かった。

麺は、断面が楕円で、縮れ麺。熱にも強く状態も上々。「麺匠」という冠も伊達じゃない。揚げた麺が食前に来る(写真左下)のだが、それを敢えてラーメンが来てからスープに入れてみると、食感が面白くて、楽しめた。

スープは、豚骨に、玉葱、リンゴで粘度をつけ、帆立出汁で味を調整しているとのこと。帆立はわからなかった。濃い〜な。お腹にどかっと来るので麺は普通盛りで十分だった。普通盛りにしたのは、別の理由だったものの正解。

この店は、ウェイター、ウェイトレスさんがラーメンを運ぶ形式の店。いつもだったら敬遠するのだが、
出来あがったラーメンはすぐ運ばれてくるので、それ程悪くないな。
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2013/3/10

先月のアメコミでは一番かっちょ良い表紙All New X-MEN  アメコミ

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先月もレビューを書いたAll New X-MENが面白いな。2月の頭にご用達から到着したアメコミの小包には何とAll New X-MEN 3号〜5号が同梱されていた。それらも含めて今回到着したアメコミの中では、4号のこの表紙が一番かっちょ良いな。現代のCYCLOPS、と結成当初のX-MEN のCYCLOPSの直接対決の図。ちなみに5号の表紙はMARVEL GIRLのこれまでの短い一生が描かれている素敵なもの。

筋書きをBrian Michael Bendis、画をStuart Immonenがそれぞれ担当。前回も書いたけどStuartの画がどうも気にかかる。悪くないんだよ、決して。だけど女性の顔(前回も書いたけど特に眼)がね…。やはりインクか。上述の表紙画は良いんだけどな。一方Brianの話は面白い。この人本当にアイディア勝負の人だな。話そのものが面白いから、どんどんページをめくってしまう。

さて、内容の方はと言えば。アウトロー状態のCYCLOPSが昔の宿敵Magnetoと共に、新しく誕生したミュータント達をスカウトしていく。アウトローのCYCLOPSを止めるべく、旧友BEASTは、結成当時の若いX-MENを現代へ招集する。

いつもの通り、気に入ったシーンや台詞を書いていく。まずは、CYCLOPSの武器Optic Blast(眼から出る光線)が統制不能に陥っている図。あらゆる方向に赤い線が伸びていることで、統制不能が描かれている。この視覚的効果に関してはStuartを高く買う。

Marvel Girlが自分のテレパシー能力の統制が出来ないシーンも好き。沢山の吹き出しが何層にも重なって彼女の頭から追い出すことが出来ない様子が描かれている。

Marvel GirlことJeanが自分の死を知るシーンも良い。幾度か彼女は命を落としているのだが、どの死を指しているかをBEASTがJeanに尋ねる台詞が好き。Which time?

WOLVERINEが金属Adamantium製の骨を移植された場所をX-MENの新しい基地とするアイディアは良いな。アウトローの彼らに合っている。

一方、好きではないシーン。仲間のEmmaを裏切ったことやXavier教授を殺したことをCYCLOPSに憑依していた悪のエネルギーPhoenix Forceの責にするCYCLOPS。彼らしくないな。たとえ、Phoenix Forceの影響にあったとしても、それを言い訳にしないんじゃないかな。おいらだったらするけど。Brianは本当の意味でX-MENが理解できてないんじゃないかな。

それから、BEASTことHankのCYCLOPSへの思い。随分前に彼らの間には亀裂が入っているので、いまさらって感じもある。しかし、そこまで憎悪するかな。だってPhoenix Forceに操られていたんだよ。わからないな。

最後にMAGIKの使われ方が、安っぽい。単なる移動手段か。昔X-MENと行動を共にしていたアボリジニのGATEWAY的。
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2013/3/9

渋谷にも良い店があった「渋谷櫻坂」  ラーメン

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この日は、野暮用で渋谷に行かなければならなかった。そんなお昼は当然のラーメン。しかし一つ問題がある。渋谷の有名店の多くは日曜日に休むのだ。しかし、諦めるわけにはいかない。迷うことなくiPhoneのアプリ「ラーメンバンク」で調べて、日曜日に営業しているこのお店を訪問。「味玉中華そば」800 yenを注文した。店内は魚介の香りが満ちていて、大変素敵。

具は、シナチク、白葱、チャーシュー×1枚、味付け玉子×3/2個。チャーシューは基本のバラ肉。結構厚めに切られていて味付けもしっかりしていて、合格。何も考えずに味玉を注文したのだが、このお店は玉子がデフォルトで1/2個ついてるんだな。年齢も年齢なんであまり玉子を沢山食べないようにしているのだが、この日は例外となってしまった。最初に食べた1/2個分には味がついてないのかな。これで味玉と思ったのだが、次に食べた玉子にはしっかり味がついて満足。

麺は、普通の太さ。(若干太いかな)適度に固く、これも合格。

スープは、動物系濃厚なものに強烈な魚介。最近こういうスープの店が多くて嬉しいな。たとえ動物の臭いがあっても魚介の圧倒的な力の前に全然気にならない。醤油味なのだが、もしこれが塩だったらどうなるかな。きっと美味しいに違いない。

おいらの後に入ってきた人達も一様に「味玉中華そば」を注文していた。値段が手頃なのか、これがこの店の売りなのか。店のつくりも素敵なのとJazzがBGMのこのお店、女性も一人で入れそうなラーメン屋さんだな。
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2013/3/3

またまたSPIDER-MANの名作を発掘、Spectacular SPIDER-MAN  アメコミ タイムマシーン

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昨年末に昔のアメコミをご用達、Milehigh Comicsに発注したものが、先月ようやく到着したので、レビュー。今回は、1993年に発売されたSpectacular SPIDER-MAN("SSM”) 199号、200号。おいらのお気に入りのポッドギャストSPIDER-MAN Crawl SpaceにてAmazing SPIDER-MAN ("ASM”) 200号と比較してどちらが面白いかということが話題となったため、自分でも確かめようと思ったのが、きっかけで購入を決意した。今から20年前の話なんだね。

筋書きをJ. M Dematteis 、画をSal Bucemaが担当。

SSM 198号にて、X-MENの創設時のメンバー達と共に謎の城に捕らえられたSPIDER-MAN。そこからの脱出劇が、SSM 199号の前半部分。この辺は前号までに終ってほしかった蛇足的なもの。後半部分から200号へと続く話が始まる。

例によって好きなシーン。200号にも言えるのだが。オディプス・コンプレックス、もしくは親子の葛藤みたいのが描かれている。SPIDER-MANことPeter Parkerは死んだはずの父親Richardとの関係がうまくいっていない。(結局このRichardは後に偽物であることが判明する。)そして、親友でありかつ好敵手でもある二代目Green GoblinのHarry Osborneも死んだ父親(後に死んでいないことが判明する、)からの束縛に捕われている。二人の悩みがそれぞれに語られていて、面白いな。1ページを12コマに分け、徐々にRichardとPeterが仲直りをする表現はとても綺麗だ。

コマ割りが面白いところがもう1ページある。当時のPeterの奥さんMary Jane Watson("MJ”)が考えながら歩いているシーンが1ページ9コマの中に収まっている。このページも好き。PeterとMJの関係は、PeterがSPIDER-MANであるが故に問題であることについて考えているMJ。その後ろからGreen Goblinの魔の手が迫り、徐々に表情を変えていくMJの描き方は最高。199号のクライマックスだ。つい最近も書いたけど、Salって個人的にはそれ程好きな画家ではない。事実MJだってそれ程綺麗に描かれていない。だけど、話を描く力、気持ちを描く力はベテランとは言え卓越している。

そして、SSM 200号。まずは表紙。これも何回か書いているけど、売りたいがために、銀色で装飾されている表紙だ。この表紙の質感がどこまで、このBlogを読んでいる人に伝わるかな。Salの描くGreen Goblinも素敵だ。

この号ではPeterとGreen Goblin = Harryとの対決が軸。

好きなシーンや台詞を順不同に書いていく。まずは、MJの喫煙シーンが多い。おいらも昔煙草を吸いまくっていたので、文句を言えない。しかし、MJの喫煙シーンは胸が痛むな。だけど、Salが描く煙草の煙はとても芸術的なのは否定できない。また、PeterがMJの煙草にイライラするシーンも好きだな。

Harryの中に、父親Normanへの尊敬と否定が同居しているところも見逃せない。彼を越えようと犯罪を計画する一方、それは父親の残したGreen Goblinの姿を借りて実現しようとしている矛盾を彼は気付いているのか。彼が勝っているところは家族を忘れないところだという彼の台詞は泣かされる。

それから、Harryの息子NormyのSPIDER-MAN嫌いはどうしたわけかわからない。それでいて、SPIDER-MANの人形は手放せないでいる。HarryのPeter =SPIDER-MANに対する気持ちがNormyを通じて表現されているのかな。そうだとしてたら、合点がいく。

だからこそ最後の方では、Harryの罠にはまり身動きができないPeterを結局Harryは救出することは必然的なシーンなのだろう。

Harryが自ら改良した増強剤により命を失う過程もSalの腕前が発揮されている。もっと斬新な表現を使える画家は沢山いるだろうが、こんな不幸を淡々と語ることのできる画家は、アメコミ界にそんなにいない気がする。(実はHarryは生きていたというのは21世紀になってからの話。)Salの腕前と言えば、SSM 200号の前半部分、Brooklyn Bridgeの上でMJが父親について触れた途端、表情が変わるHarryの顔はもの凄く良かった。

この話と比較されたASM 200号は、Peterの伯父さんBenを殺害したBurglarとの対決の話。ほとんど忘れちゃっているが、相手が三流の悪党でそれ程ワクワク感はなかった記憶があるな。どちらが好きかと言えば、SSM 200号の方が好きだな。
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