2013/12/22

X-MEN Battle of The Atomが終ったようで終らない、いつものだらだらオチ  アメコミ

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いい加減年賀状を書かないと思いながら、X-MENの姉妹誌縦断クロスオーバー、Battle of The Atomを読み終えたので、早速レビュー。今回は、Uncanny X-MEN (”UX”)18号、WOLVERINE and the X-MEN (”WX”)37号、All New (”ANX”)17号、X-MEN Battle of The Atom (”BOA”)2号ついて。

UXの筋書きBrian Michael Bendis、画をChris Bachalo、WXの筋書きをJason Aaron、画をGiuseppe Camuncoliが、BOAの筋書きをJason Aaron 、画をEsad Ribic他多数が担当。

まずは、添付したBOAの表紙、一番上の印刷。間違いです。BendisはBOAの一部分を担当しているので、嘘でないにしろ、Frank Choは全然担当していない。騙された。

次は、粗筋について。未来から来た悪のX-MEN(Brotherhoodと名乗っている)は、現在、未来のX-MENを出し抜いて、過去から来た初代X-MENを拘束、過去に送り返そうとする。しかしこれがうまくいかない。その後、アメリカ軍の基地に連れて行き(よく意味がわからないけど)、最後に国連のスパイ組織SHIELDとX-MENを戦わせ、全面戦争を起こすといった流れ。

いつものように好きな台詞やシーン等を紹介。UXでの戦いの場所はWOLVERINE率いる方のX-MENの基地。Giant Size X-MEN 1号に登場した怪物Krakoaが何故かそこにはいるのだが、この怪物が大暴れ。操っているのは、悪人のXavier。Krakoaが現代や未来のX-MEN達を翻弄して見応え十分。Krakoaに食われたX-MENの脱出シーンは結構かっちょ良いな。

もう一つ悪のX-MENが過去からきた若きX-MEN達を過去に送り戻そうとして、失敗した時のCYCLOPSの登場シーンは良い。台詞が特にね。悪のJeanの”What does that mean?”という質問の後に、CYCLOPSが登場、 “It means you screwed yourself.”と答える。「まってました」と声を掛けたくなる。

WXはちょっと中弛みな展開なのだが、その中で、未来から来たX-MEN達の秘密が明かされていくところが肝かな。例えば未来のPHOENIXは、性根の腐った悪餓鬼、Quentinだったりね。そうそう、STORMの娘と名乗るKYMERAも顔が似てるから薄々わかってたけど、そうだと知っていても楽しい。

UXで背中を剣で串刺しされた悪のXavierの足が動かなくなってしまったのは皮肉で面白い。まさに現代のXavierと同様だ。

BOAの画を担当しているEsadの画が良いな。女性の画が上手。やっぱり女性をうまく描けなきゃ画家として失格だよね。

SHIELDのミサイル類が全て発射された時、担当者がAnti-mutant ordnance(対ミュータント砲)も含まれているとMaria Hill司令官に説明する。最初なんだかわかんないのだが、答えを次のページに持ってくるところが憎いね。ミュータント殺しロボットSentinelなんだ。

結局BOAの最後のエピローグでわかるのは、このBOA、悪人や新X-MENの紹介エピソードだってことかな。そんな中で、ちょっと好きなのは前述のKYMERA が現代に残ること。でっかい動物を連れていてなかなか面白い話が生まれそうな予感。

残念な点も何点か。表題の通り、一応話は終わったけど、悪のX-MENは行方不明だし、過去から来たX-MENが現代に残ると何が起こるかわからないし、悪のX-MENが何に不満なのかわからないし、何一つすっきりしないな。

前回書こうと思っていたのだが、現代のBEASTの姿が、Dr. Suessの絵本の主人公、Grinchにそっくりなこと。そもそもこのGrinchが薄気味悪くて嫌いなので、嫌だなBEASTの今の姿も。一昔前の猫の化け物みたいな方が良かったな。

どうも、原因と結果が結び付かないことが2点。まずは、前半の粗筋のところで書いたけど、アメリカ軍の基地へ何故向かったのか。SHIELDをおびき寄せ、現代と未来のX-MENと戦わせようとしたのは、意図的ということなのか。他に方法ないのかな。大袈裟すぎ。もう1点は、Kittyの離脱の原因。WOLVERINE達が役立たずだったからって、厳し過ぎないか。
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