2021/9/5

名曲ホテルカリフォルニアが上手く使われていた、映画Shang Chi  アメコミ

クリックすると元のサイズで表示します

先週の土曜日に映画Shang Chi and the Legend of the Ten Ringsを見たので早速レビュー。コロナ禍でも映画が徐々に公開され始めたのは良いことだな。心から嬉しい。

父親に刺客として育て上げられたShang Chi。14歳で実際に人を殺したことへの自己嫌悪からアメリカ逃げ出した。20歳になった彼は、サンフランシスコで父親の刺客に狙われた。そして妹の命の危機を知りマカオに向かった。

まずは、アメリカで名乗っていた偽名Sean。Shangの名前と発音が似ていることを友達(彼女?)Katyからからかわれているシーン良かったな。父親から逃げていたのなら、確かにこんな名前にしないわな。結構Shangという名前の発音をKatyでさえ苦労しているのは興味深い。

伏線と言えばKatyがShangが昔暴漢に襲われたときに咄嗟にEaglesの名曲Hotel Californiaを歌ったと友達に話したシーン。この伏線、中盤とEnding Creditの途中のオマケシーンへ繋がっていく。面白い。また、実際ShangとKatyがカリフォルニア州のホテルで勤めていたことに引っ掛けていることはご愛嬌。(実際この名曲が収められたアルバムのジャケットはロスアンゼルスのBeverly Hills Hotel。)

Katyの中国名をShangの父親(今回の悪人で本物のMandarin)に尋ねられたシーン。名前は祖先から受け継がれたみたいな説明をKatyにする。実はこれは後半のシーンの伏線で、名前同様、Shangは両親から力を受け継いでいることが伯母から説明されるシーンあり。

IRON MAN 3がつまらなかった一つの理由。Mandarinがしょぼい役者だったこと。しかしこれが今回ちゃんと受け継がれていて、実は本物のMandarinはShangの父親でしたって設定。(最近オイラが使いまくっているRetro Continuityだけどね。)これはこれで良いかな。また役者の方がしっかりここで使われたのも良し。

一番の見どころは、最初の方のバスで襲撃を受けたシーン。ブレーキを壊され暴走バスなっている中、ShangがRazor Fistらと戦うわけだが、個人的にはこのシーンが一番楽しかった。後半はCGいっぱいでMaster of Kung Fuとは言えない。そう言えばShangはSPIDER-MANにカンフーの手ほどきをしたことがあったな。


そのRazor Fist。彼の車(Shang等が盗んでTa Lo村へ向かうのに使った)のナンバープレートは彼の名前を略したRZRFST(だったはず)。(Ta Loは桃源郷(Taouan)から来ているのかな。)

マカオのFight Club的な店。そこで、戦っていたのがDR. STRANGEの仲間WongとHULKが昔戦ったAbominationなのは笑った。そして、このWongの出演は、このシーンだけで終わらないのが良いね。

アクションシーン次に好きなのは、そのクラブのビルの外でのアクションシーン。昔香港に住んでいた時高層ビルの足場が竹で出来ていることに驚いたのだが、その竹の足場を使ったシーンは如何にも東洋的で好き。

Shangの妹Xialing。彼女が一筋縄でいかぬBad-assなのは良いな。3日で帰ってくる言っておきながら6年間も音信不通の兄のことを恨んでいたのが可愛いね。また、男女が同様に扱われないことに不満を持っていて最後にその習慣をなくすシーンは、まさに今時だな。このシーンも結構好き。Ending Creditの後というのはいただけないけど。

2点気に入らないこと。父と子の争いがテーマ。悪人が父親ってのが、一つの話としてあるのは良いとして、もう使い古されまくってるじゃん。肉親同士の戦いに広げればもっとある。悪人はどうしようもなく悪人であって欲しい。妙にソフトな部分があったり、そんなのいらない。

もう一つはThe Ten Ringsってのが凄い力なのはわかったけど、もう一歩何が凄いのか伝わらなかった。昔読んだMandarinの指輪はInfinity Stonesみたいに魔法の力を持っていた。あまりにも同じような設定はまずいからかな。

評価B-。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ