2021/7/25

Betty、Ned、Silver Sable、昔の顔が続々登場、Amazing SPIDER-MAN 867(66)号、868(67)号  アメコミ

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Amazing SPIDER-MAN 867(66)号、868(67)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)今月はASMが3冊にChameleon Conspiracyも到着し楽しく過ごせそうだ。

筋書をNick Spencer、867号の画をMark Bagley、インクをJohn Dell、868号の画をMarcelo Ferreira, Carlos Gomezがそれぞれ担当。添付画像は、868号Javier Garronの描くSPIDER-MAN Villain Variant。Doc Ockが楽しい。

Bagleyの画は安定感あるね。今彼が描くSPIDER-MANは凄く良い。Romitaの影響も感じられ好感度高し。

次に粗筋。867号。NormanはKingpinに拘束されたKindredを救出。一方、Overdriveは行方不明のCarlie Cooperの捜索をMary Janeに依頼。868号。Peterの妹?Theresaが投獄されたChameleonの元を訪れPeterの両親の事実を探る。一方Peterの前に妊娠したBettyが現れた。父親はNed Leedsだと主張する。

気に入ったシーンや台詞を紹介。まずはRobbie Robertsonが息子Randyへかけた言葉。”Get back to your date before she robs the place.” Randyの彼女はBeetle。放っておくと店の上がりを強奪しかねないそんな思いが出た台詞。また、親子の仲直りも感じさせる。Tombstoneとの息子、娘に対する気持ちの共有も良し。

用意したコスチュームをSPIDER-MANが着ないことに業を煮やしたJ Jonah Jamesonの台詞。”JJJ is gonna get a hero of his own.” これまでも何度となくこういういかがわしいヒーロー、悪人を雇って来た彼。次に雇うのは誰か気になるね。また、怒っていのは結局彼の言うなりにならないことへの怒りであって、コスチュームなどはどうでも良いんだろうね。

867号最終ページに登場したHarry Osborn。こいつは誰なんだ。そもそもKindredが本当のHarryかどうかも怪しいしね。

久々に登場したTheresa。彼女は両親のことを聞きながらも自分自身が誰なのかに自信がない。そんな彼女のPeterに対する尊敬の念が垣間見れる台詞。"I was with my brother who is the kindest, noblest soul I have ever known."今回のスパイ仕立ての話の進め方は非常に面白い。個人的にはPeterの妹の設定は崩さないでほしい。これが映画で邦題が付くとしたら、「Nedは二度死ぬ」で決まり。お粗末。

気になるのは一方、ForeignerとSilver Sableが登場している。スパイものなので、Chameleonと関わってくるのか。

また、全てが賭けの対象悪人Chanceが、Peterの友達Jamieの所持する未来を予測する機械Clairvoyantを利用して悪巧みしようとしている。悪人もこの機械自体もワクワク度が低い。

嬉しそうにどうして、ニューヨークに現れたのか、子供の父親は誰なのかをBettyが話す姿のページが非常に良かった。恐らくFerreiraの仕事だと思うがこの2ページは非常に良い。Peterの描き方は駄目。

867号の最後なんて次の号が読みたくなる終わりでワクワクする。しかし867号、868号で何か実現されたのかと言うと何もなく、2号続けて、次の話への伏線の紹介に全てのページが費やされて終わり。話の進行速度にイライラする。

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2021/7/22

Jack KirbyへのHomage、X-MEN Legends 3号、4号   アメコミ

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発売前からちょっと期待していたX-MEN Legends 3、4号を読み終えたのでレビュー。

筋書をLouis Simonson、画を Walter Simonsonが担当。X-FACTORの初期黄金期のコンビが35年振りに復活した作品。この話は1989年に発表されたX-MEN 43号の直前の話のようだ。Walterはインクも入れていて、それが凄く新鮮。昔はBob Wiacekがインクを入れていた。本人のインクの方が線がより力強く描かれている気がする。当時と今を比較すること自体ナンセンスかもしれないけど。

WalterのX-MENを読んだのはDCとのクロスオーバー1982年に出版されたThe Uncanny X-MEN and the Teen Titansが最初。2年後くらいに手に入れた時、凄く嬉しかった記憶がある。かれの描くCYCLOPSは1982年の時からあまり変わらない。John Byrneの描くCYCLOPSと同じくらい好きかな。

添付画像は4号のWalterの作品。3号も通常版を買えば良かった。絶対Walterの画の方が良い。

粗筋をサラッと紹介。初代X-MENの再結集チームX-FACTOR。彼等の基地兼飛行船の形が突然変形して、同時に彼らを排除し始めた。一方Apocalypseは、X-FACTORの天敵Cameron Hodgeの首を新たな殺戮機械に据え付け、X-FACTORの攻撃を促した。

続いて好きな台詞やシーン等を紹介。特に好きなシーンはJeanのテレパシーを使って息子であるChristopherの安否を確認するコマ。それから、1ページを背景である飛行船の部品で3コマに割り、X-FACTORが問題に対処するシーンかな。もう一つ。彼の画のスタイルがJack Kirbyに非常に影響を受けていることが明確な殺戮機械かな。インクをいれているので特に明確にそれがわかる。4号の最終ページでApocalypseがCelestialsを説明するシーンはKirbyへのHomageだな。

ApocalypseがHodgeに対してDeath (=Angel)を分析した台詞。”Death is as much your creation as mine.” つまりHodgeが彼の羽を奪ったこと、Apocalypseが金属の羽を与えたことが彼をDeathに変貌したことに寄与したということ。

最終ページ。IcemanとBeastの会話。”Whatever happened to our downtime?” “It’s over. 中略 The emphasis will be on down!” 最初のdowntimeは余暇の意。後者は彼らが打ち倒されることを示唆している。

4号は、LouiseのApocalypseにキャラ設定が際立っている。Hodgeの操る殺戮機械を送り込みながら、劣勢に立たされるのを見たApocalypseに対するCalibanの感想。”Master, you sound almost sad.”

X-FACTORの面々が苦戦している中、Christopherが何やらこの殺戮機械に亀裂を作っているのが面白い。そして周りの大人たちは気が付かない。ただし。ミュータントの設定は納得できず。彼等の力は思春期の頃に現れるはず。

最後Apocalypseの僕だった際にはDeathと名乗っていたArchangelの殺戮機械に対する台詞。”This robot monster isn’t Death. I am.”これカッチョ良いんだけど、その割には苦戦している。
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2021/7/18

下馬評なんて信用しちゃ駄目、面白い、映画BLACK WIDOW  アメコミ

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お正月にWONDER WOMANを観たのでアメコミ映画を観るのは新鮮ではないが、Marvelものとしては本当に久し振りだ。もしかしたらEnd Game以来か。The NEW MUTANTSなんて劇場公開飛ばしちゃったからな。オイラより前に観たアメリカ人の評価が低かったのであまり期待せずに観たのだが、結果劇場で観て満足な作品だった。評価B。下馬評は信用しちゃ駄目だね。

粗筋は小さい頃別れた妹Yelenaから送られた謎の薬品をきっかけに妹と再会したBLACK WIDOWことNatasha。Yelenaの意に反しこき使ったロシアの暗殺集団Red Roomとその指導者DreykovとNatasha姉妹+αとの戦いの火ぶたは落とされた。End GameでNatashaは死んだので、この話はその前のCivil WarとInfinity Warの間で起こった出来事。

アメコミ仲間はこの映画抜忍ものと言っていた。それ面白い。ただし是が非でも抜忍を抹殺する忍者集団に対し、Yelenaの持っている謎の薬品を回収したいのがこのRed Roomの意図。Widowと呼ばれる忍者たちは鉄の規則で縛られているのではなく、薬で縛られているからね。Widowは後家蜘蛛。日本に特定外来生物として入ってくるセアカゴケグモもその仲間。面白いのはオイラが最初に目にしたBLACK WIDOWのコスチュームを模したものをRed RoomのWidow達が来ていたこと。それとNatashaも。

偽の家族なのだが、それがいつの間にか心が繋がる本当の家族になっていく話なのかな。Natashaと妹Yelenaの偽の家族に対する思いが違うのが味噌。そしてNatashaの心も溶けていくここが良いな。残念ながらそういった心の移り変わりをこの短い映画の中で描き切れなかったかな.

Don McLean のAmerican Pieが家族の絆を結び直す歌なのは面白いな。良い曲だし。何か自分達の時代は終わった感のある歌詞なのに。 

映画007シリーズへのHomageは相当なもの。スパイものとしての一面は重要。スパイはBLACK WIDOWの存在意義でもある。Roger Moore時代の007がテレビで放映されていたのをNatashaが観るシーンは滑稽だ。(好き。)

Wall Street Journalのポッドキャストで言っていたが、この映画の33%がアクションシーンなのに対し、Disney +のMarvelもののアクションシーンは平均22%らしい。お金のかかる映画じゃないとアクションシーンはできないのか。

結構笑う場面はあったね。偽家族の父ちゃんRed Guardianのキツキツのコスチューム。本人はまだまだ、ピッタリみたいなことを言って強がるシーン良いね。それから、妹がBLACK WIDOWの着地のポーズ(片足を跪き、そちらの手を地面に、もう片方の足を広げ、そちらの方の手は後ろにするやつ)を散々からかうシーン好きだね。最後は自分でやっちゃうしね。

仮の母親の飼育する豚の名前が、Red Guardianのファーストネームなのも良い。

急に妹が出て来る設定変更。英語でRetroactive Continuity (Retcon)と言う。設定変更かどうかは自信ないけどね。あまりBLACK WIDOWを知らん。今回Red Guardianが過去に潜入していた施設は実はHydraの施設だったとか、複雑な設定は必要だったかわからん。そうじゃないと、Widow達を従わせる薬品に説得力がないか。

獄中にいるRed GuardianがCAPTAIN AMERICAと戦ったことを喧伝したことに、投獄された他の犯罪者が氷漬けになっていた期間なのだから、戦えるわけがないとRed Guardianを嘘つき呼ばわりするシーンがある。コミックブックの中での1950年代のCAPへのHomageともとれるし、Marvel Cinematic Universeの中ではEnd Gameの後のCAPの行方がどうなったのかという今後映画化されるかもしれない伏線ともとれる。

終盤のシーンで彼女の髪の毛の色が赤から金髪に変っていたり、Infinity Warで逃亡中のCAPTAIN AMERICA達が最新式のジェットに乗っていた理由なんかがわかって、そこはそこで好きだね。

一方、気になったのは、YelenaやRed Guardianがアメリカ人的に明るいところ。ロシア人の設定としては違和感がある。

Task Masterの盾は不要。雲の中の基地は嘘っぽい。

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2021/6/27

Boomerang篇最終話、Amazing SPIDER-MAN King’s Ransom  アメコミ

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今月はSPIDER-MANが3冊も御用達から到着したので、もう1冊レビュー。Amazing SPIDER-MAN (ASM) King’s Randomについて。

筋書をNick Spencer、画をRoge Antonio、Carlos Gomez、Ze Carlosがそれぞれ担当。添付画像は、David BaldeonとIsrael Silvaのvariant。構図が良いな。もしもニューヨークでSPIDER-MANに出会うとすれば、こんな感じで見上げることになるんだろうな。

粗筋から。Boomerangの行方を突き止めたSPIDER-MAN。Boomerangの行方を追うのは彼だけでなく、Kingpinの誘いに乗ったギャング達。SPIDER-MANはニューヨークに住むLuke Cage等のヒーローに支援をたのんだ。

いつものように気に入ったシーンや台詞。ヒーローにBoomerangを助けるために助力を頼むまでの間に時間が十分にあったことを説明するシーンが良いな。既にギャングはBoomerangの居所を知っているわけだが、時間がかかる。何故ならギャング同士が裏切らないため弁護士を介して契約を結ぶ必要があるから。この件はアメリカならでは。Silver ManeがDCのMr. Freezeみたいに描かれていることをメモしておく。

上記のちょっと前。Boomerangの名前を出すとすぐさま、”I hate that guy.”と指摘されたのは笑える。また、SPIDER-MANの元に彼らから同窓会の誘いがあったことがわかったシーンも良いな。彼はそれに気付かなかったようだが。

もう一つ、Luke CageがAvengers Assembleと叫ぶシーンは盛り上がる。Netflixのシリーズを観てからLuke Cageが好きになってきた。

結局上手くBoomerangに嵌められたサゲ(オチ)も良し。それによって、折角協力してくれたヒーロー仲間を裏切った形になるのもSPIDER-MANらしい。

また、KingpinがVanessaの復活を諦め、Roseが蘇るツイストも非常に良い。彼自身がVanessaの心を理解していることがわかった。だけどもう一度会いたいんだね。

以上のように大きな流れには大変満足。しかし二つ気に入らない点があり。J Jonah Jamesonのネットメディアが聴取者にPro-Spider Slayerなるロボットを操らせるシーン。これKravenの出て来たHunted篇の焼き直し。駄目じゃん。それからJJJが若く描かれていている。3人の誰が描いたか知らないが修行が必要だ。

さて、SpencerがASM 875 (74)号でASMを離れることになったというニュースが入ってきた。Boomerangの話を収束させる等終わりを感じさせる動きはあったな。長くやって品質を保つのは非常に難しい。良い潮時だと思う。

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2021/6/20

RobbieとTombstoneの関係が面白い、Amazing SPIDER-MAN 865(64)号、866(65)号  アメコミ

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ややゆっくりめに御用達からアメコミが到着。(と言ってもいつもより2、3日遅れ)Amazing SPIDER-MAN 865(64)号、866(65)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をFederico Vincentini、866号の一部の画をFederico Sabbatiniがそれぞれ担当。添付画像は、866号の表紙。久し振りにvariantでないものが来た。(Predator variantを注文したのだが、キャンセルになっちゃったから)Vincentiniの画。こういうキャラが1ページに沢山描かれている画は本当に凄いと思う。彼の描くPeterはもう一歩なのだが、Robbie RobertsonとTombstoneが非常に良く描けている。この回を彼に任せた編集者Nick Loweの手柄だ。

粗筋から。Boomerangと同居するPeterとRandy。Beetleと一緒にいたRandyをCrime Master、Madam Maskが攫った。彼等の親RobbieとTombstoneは救出に向かう。応援するのはSPIDER-MANとSinister Syndicateの残りの面々。

気に入ったシーンや台詞を気ままに書いていく。Owlの片腕として働いていたMirageをRobbieとTombstoneが訪ね情報を聞くシーン。Robbieがa good cop、Tombstoneがa bad copになって情報を上手く聞きだすのが楽しい。彼等の息子、娘のRandyとJaniceが父親の共闘に疑念を抱いていることと、正反対に物事が進んでいる皮肉がこのシーンをさらに引き立てている。

アパートに現れたMadam Mask、Crime Masterに対するSPIDER-MANのwise-crack。”Competition for decent apartments in Manhattan can get pretty intense.” ニューヨークの不動産事情を皮肉っているのかわからない。今コロナで不動産はどうなっているのかな。

もう一つ最後にこの夏のSPIDER-MANのお祭りSinister Warの導入部分としてDoc Ockが登場。陰で操っているのは身動きの取れない(もしくはそう思わせている)Kindredなのか。

ASM 866号では囚われの身となったKindredがNormanには話しかけられることがわかった。KindredのNormanに対する台詞。”You heard, yes. But did you listen?” “hear”と”listen”の意味の違いが光る台詞。(新しくはないが)

J Jonah Jamesonと彼の働くマスコミThreats & Menacesの用意したアプリで、SPIDER-MANの位置がわかりそれをMadam Maskが利用しているのが面白い。今時な設定だな。Madam MaskがそれをRobbieやTombstoneに伝えた後のRobbieの台詞。”Sigh. Jonah.”

TombstoneとRobbieが若い二人のことを認めるような言葉を掛けた後の、Tombstoneの台詞。“You really think reverse psychology is gonna work here?” つまり、二人は認められたら逆に別れるだろうと踏んだわけだが…。敵対関係にあったこの二人が、共通の目的のため(息子、娘の救出と二人を別れさせること)に手を組むのが面白い。

同じように敵対関係にあるSinister Syndicateの面々とSPIDER-MANがMadam MaskとCrime Masterと戦うため手を組むこととも掛かっていて、Spencerの話の構成の上手さは光っている。

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2021/6/13

なんちゃってコミコン2021 Art Adamsのサイン本他  アメコミ

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J Scott Campbellの公式サイトから時々サイン本等を買っていたのだが、今回は姉妹サイトからMystery Box購入のお誘いを受け、それをつい受けてしまった。何となくこの人のことがわかってきた。結構彼もコミックブック好きなんだなってこと。それが転じて自分の作品だけでなく、他人の作品も売るようになってしまったんだろうな。(本当のところはわからない。)

今回到着したのは、Tyler KirkhamのASM 816(15)号のvariant(添付画像左下)他2点、ArtgermのBlack Cat 1号のvariant、そしてArt Adamsの標題のサイン本(添付画像上)と、Return of Wolverine 1号のvariant(添付画像右下)。かなりお安く手に入れられて納得。ほぼMarvelなのも買いだな。

アメリカからの送料は相変わらず高くて、その足しにすべく一部売却予定。

最近は表紙画しか描かなくなって寂しいがAdamsの画は好きだな。今まで読んだ作品では、NEW MUTANTSのAnnualか、X-FACTORのMidas篇。昔のコミックブックのように左上にCorner Box(この画は箱の中に描かれていない。)があるデザインも好きな理由。Return of Wolverineの表紙もチビX-MENの画でお気に入り。

彼だったら未来にどこかのコミコンで出会う可能性もあるかな。

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2021/5/23

手の込んだ表紙、中身のアクションも凄い、Non-stop SPIDER-MAN 1号、2号  アメコミ

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発表から発売までえらく時間がかかったNon-stop SPIDER-MAN 1号、2号を読み終えたのでレビュー。

筋書をJoe Kelly、画をChris Bachalo、インクをTom Townsend他、オマケの画をDale Eagleshamがそれぞれ担当。添付画像は、1号のWrapped Round Variant。Bachaloの手によるもの。こういう手の込んだ表紙は大好き。製作時間かかっている感があって貴重。また、2号の普通の表紙はDavid Finchの表紙も迫力があってなかなか素敵。

定石の粗筋紹介。Peterの大学院の仲間が麻薬中毒で死亡。しかし、彼は成績優秀で麻薬に手を出すような人間ではない。調査をする彼だが、正体不明の集団に襲われる。2号ではSPIDER-MANに加えネットメディアのNorah Wintersが参戦。

この新シリーズ、タイトル通りアクションを売りにするらしい。1、2号を読んだだけだが、Marvelの狙い通りの作品に仕上がっていると思う。Non-stopまでは言い過ぎかな。何故なら、アクションの現在の間に、どうして今のアクションに至ったのかという過去が時々挟まれているから。

SPIDER-MANのWisecrackingは健在。マスクを被った敵の冗談も面白いな。Kellyは元々Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)の筋書担当者だったので、水を得た魚だね。Bachaloも度々ASMの画を描いてきたので、違和感はない。今までアクションシーンが得意って感じじゃなかったが今回の画が凄いな。例えばビルから降り注ぐ破片を、SPIDER-MANが蜘蛛糸を使って来るんで、下にいる人の安全を図るシーンなんかはよく考えられていてとても好き。

2号でもZapata Brothersなるメキシコのプロレスラーのような悪人が執拗にSPIDER-MANとNorahを追いかけるシーンは映画を観ているようだ。追手をまいたと思ったのも束の間で、彼等が目の前に現れるなんて良いね。

現行のアメコミ全般と比し、読む文字が多いのも良いな。一昔前に戻ったみたいだ。

死んだAustinという学生の彼女(?)Kellyから、電話で、”I took the A-plus. I don’t feel right.”と言われる。最初ピンと来なかった。彼女も学生でA plusと言えばテストの成績が良かったのに、何で気分が悪いの?何のことはない。A plusは麻薬の名前だったんだね。

友達のKelの病室に現れたNorahを見た友達がPeterに”Friend or GTFO?”と問いかけPeterが”A little bit of both.”と答える。GTFOがわからず、調べたが、Get the fuck outの略らしい。知らんよそんなの。Peterの答えも気が利いているな。

謎の麻薬A Plusを流通させているのが、どうもはマイノリティに対する偏見を抱いている連中だったりするのが、今時の話題で妙にリアルだな。

また、その麻薬どうやら使用者の知性を奪って廃人にする、もしくは殺してしまうような麻薬なのは、Dan Slottが考えたnanobotみたいなのは、許せる範囲のパクリか。目的が違うからね。いや待てよ、Doc Ockも絡んでいるのか。

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2021/5/16

Black Catとの件が示唆されているアドバイス、Amazing SPIDER-MAN 863(62)号、864(63)号  アメコミ

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コロナも落ち着き、今月も発送されてから2週間かからずに荷物が到着。Amazing SPIDER-MAN 863(62)号、864(63)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、863号の画をPatrick Gleason、864号の画をFederico Vincentiniがそれぞれ担当。添付画像は、863号の表紙。Greg Landの手によるMan-Thing variant。SPIDER-MANがビルとビルの合間を蜘蛛糸で飛行する様をMan-Thingに置き換えている。ナンセンスさが魅力。今月はMarvelがまたMan-Thingを担ぎ上げているコミックブックを複数出版している。その宣伝的な表紙。Heroes Rebornの宣伝864号のvariantも結構良かった。

次に粗筋。Boomerangに度々邪魔され苛立つKingpinは、マフィアのボスを集めBoomerangの命を狙わせる。Boomerangのペットと化したGogを狙い彼を怒らせ冷静さを失わせる作戦。

863号はKingpinの計画の序盤に過ぎない。それ程引っ張る話でもないんだけどな。一方、この話と並行して、Robbie Robertsonと仇敵Tombstoneの子供世代の話が進行する。これが結構広がりがあって、面白そうだ。RandyとJaniceだ。そして、彼らが付き合っていることを両親がほぼ同時に知ることになるのも笑える。方や直接目の当たりにするのと、二人のデートシーンが写真でわかる違いこそある。そしてその演出とそれを画にしたSpencerとGleasonに拍手。

863号の台詞からは一つだけ。BoomerangがMary JaneにGogを預ける時の注意事項。”Never ever feed him after midnight.”これ映画Gremlinsの注意事項の一つ。わかっている人(そもそもアメコミを読んでいる人のわかっている率は高いと思う。)はナイスだね。

台詞までは書かないが、レストランで偶然鉢合わせした、J Jonah JamesonとRobbie。昔の上司と部下なのだが、Jonahの相変わらずな自信満々な態度とそんな彼をよく知っている冷静なRobbieの関係を再度見ることが出来て笑えた。

864号。何と言っても最終ページのCliff Hungerが凄い。最初にRandyを拐しに来たCrime Master、Madam Masqueの前にBoomerangとPeterが現れたところで、おしまい。あー次の号が楽しみ。

Boomerangをどちらが先に倒すかを争うHammerheadとOwlを見たBoomerangの台詞。”That is why the mob never gets ahead in fighting.皮肉で良いな。

父Tombstoneにこっぴどく叱られたJaniceがMadonnaの”Mama don’t Preach”を再生するように命じるシーンは気に入った。

最後Randyに対してJaniceと別れるようアドバイスするPeterの台詞。”I have a little experience in this department.” この分野には詳しいみたいな意味だが、当然昔のBlack Catとの関係を示唆している。これが一番好きな台詞。
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2021/5/14

なんちゃってコミコン2021 番外編 ASM 856 (55) バリアント祭り  アメコミ

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今年の2月にも書いたのだが、ASM856(55)(Legacy Numberと言われる号数を前に、カッコ内はSpencer担当以降の号数。)のデザインが秀逸で、第二版、第三版まで買ってしまった。これと同じようなデザインで、Man-thingとCarnageの表紙もあってそれらも欲しいな。Patrick Gleasonの才能に脱帽。

繰り返しだが、アメコミバブルの1990年代前半にSPIDER-MAN 1号の表紙(中身も)を担当したTodd McFarlaneのものが凄く良かった。後にJ Scott CampbellやMike MayhewもHomage作品を発表しているね。このGleasonの作品も後世の画家が絶対Homage作品を出す。

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2021/5/9

現行のX-MENより面白いぞ、X-MEN Legends 1号、2号   アメコミ

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発売前からちょっと期待していたX-MEN Legends 1、2号を読み終えたのでレビュー。

筋書をFabian Nicieza、画を Brett BoothとインクをAderso Coroneが担当。画とインクは前回X-MENのレビューで紹介したペアだね。この話が1995年に発表されたX-MEN 39号の続きらしいので、それっぽいアーティストを持ってきて大正解。遠近感は、もろその当時のデフォルメ遠近感そのまんまだね。

添付画像はJohn Tyler ChristopherのFigure Variant。彼のこういうvariantは結構沢山買っているが、今回の出来は非常に良い。右上に値札が貼ってあったりして、より本物っぽく仕上がっている。これ買って良かった。

粗筋から。CYCLOPS、HAVOK兄弟の祖父がEric the Red率いるカルト集団に攫われた。身代金替わりに要求されたのはForsaken Oneと呼ばれるAdam X。彼を探す兄弟。

続いて好きな台詞やシーン等を紹介。まず結構最近のアメコミにしては読む台詞が多い。1990年代風なのか。

担当保安官がロッキードに乗ってやってきたことに対する呟きを聞いた後のCYCLOPSの台詞。”An interest in aviation runs in our family, chief.” 父が飛行機乗りだったこと、自分も飛行機を操縦することをこう表現している。

最後にその父が現れ、”Say hello to your brother and now say good bye.”と言ってデカい銃を構える最終コマは、いかにもありがちな昔のアメコミだ。

現行のX-MENの設定にどうもシックリ来ていないので、今回のMarvelの試みは大歓迎。ホッとする。正直この話、当時発表されていたらあまり乗れなかったかなという品質。しかし、それでも、今のX-MENと比較したら面白いね。

あと今回登場したAdam Xは全然記憶になかった。何だかこいつ地球人とShi’r人のDNAを使った人造人間(?)だ。気持ち悪い。

都合の良いCliff Hangerが馬鹿馬鹿くて逆にうけた。前号でCYCLOPSの父に額を撃たれたAdam X。しかし、彼は額を撃たれても大丈夫なように作られたらしい。

銃撃された直後のCYCLOPSの父親への非難の台詞と、平気の平左のAdam Xの台詞。”You just killed him in cold blood.” “No he didn’t.”

弟が見つかって嬉しそうなHAVOK。”Finally I’m not the youngest anymore.” ちょっと可愛い。

一番最後のコマが秀逸。関係者から記憶を拭い去った後、彼の様子をうかがっているのはMr. Sinisterそしてその彼の様子をうかがっているのは、Eric the Red(?腕だけ見えてちょっと自信がない。)
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