2020/11/29

目玉はKindredの正体、しかし腑に落ちぬ、ASM 851(50)号、50LR号  アメコミ

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新しいSPIDER-MAN が沢山読めて楽しい。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)851(50)号、50LR号を読み終えたのでレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)前号が$9.99に対し、851号は$5.99とかなりお高め。コスパは低いな。1,000円を超えるラーメンを食べ、その値段だったらもっとのせろと思ってしまうようなもんだ。

851号の筋書をNick Spencer、画をPatrick Gleason、50LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vincentiがそれぞれ担当。Gleasonが漸く中身の画を描いてくれた。待ってました。添付画像は851号のvariant。Arthur Adamsのもの。彼が描くGreen Goblinは良いがSPIDER-MANはオイラの趣味じゃない。

粗筋。Kindredは用済みのSin-eaterを始末し、次なる刺客を送り込んだ。何と蜘蛛の力を持つ仲間たちが悪魔化した化け物だ。SPIDER-MANは、DR. STRANGEに助力を乞う。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。まず、Gleason。悪のNorman OsbornとSin-eaterに撃たれて毒気を抜かれたNormanを描き分ける技はなかなかのもの。それを見るだけでも買って良かった。(コスパが悪いと言った舌の根も乾かぬうちに。)

Sin-eaterを始末した後のKindredの台詞。”Those sins. They are someone else’s to carry on.”この台詞最初はよくわからなかった。これまでsin-eaterが始末してきた悪人の罪が蜘蛛仲間(The Order of the Webというらしい)に纏わせ、悪魔化させたらしい。どんだけKindredは強い魔力を持ってるんだ。というより、蜘蛛仲間が介入することをKindredは仕組んでいたのか。

前半で、George Staceyの遺体をKindredが掘り起こしたシーン。またまた、ここでオイラは騙された。正体はGwenなのかとね。騙されたこと自体快感。

正体がHarryであればKindredという名前がピンと来るので合点はいく。一方、どうやってそんな力を持つことができたんだ。腑に落ちぬ。しかし、疑問が解決しても、新たなる疑問が出て来る展開は嫌いじゃないね。

価格の他に気に入らない点。851号の進行が時系列的になっていなく、ちょっと話が掴み辛いところかな。その掴み辛い話が補足されているのが、50LR号。

襲われて川底の潜水艦から放り出されたSPIDER-MANがもう一度戻って仲間を助け出すシーンは彼らしくて良いな。一方潜水艦に取り残された罪に憑依された蜘蛛仲間は何をやってたんだ。生存本能はゼロなのか。

Dr. KafkaのNorman(この時点では完全に昔の彼ではない)に対する疑問。”Ask yourself who might intercede on your behalf.” Normanと息子Harryの間を取り持つことのできるのは誰かという意味だが、そのページの2ページ後に現れたのが、Mary Jane Watson。2回目の待ってましただな。そして、画を担当しているVincentiの画が一番光っているページでもある。
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2020/11/23

Chaykinが描く良質な大人の読み物、Marvels Snapshots SPIDER-MAN  アメコミ

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今回は短くMarvels Snapshots SPIDER-MANを紹介。SPIDER-MANのアクションを期待する方はがっかりするので買わないこと。良質な大人な読み物を楽しみたい人向け。そうであれば、SPIDER-MANと名の付くコミックブックを、否コミックブックを読むのかと自問する。

筋書、画と共にHoward Chaykinが担当。もうこれだけで、良質な作品が保障されている。このブログでも何作か彼の作品を紹介したはず。STAR WARSやMichael MoorcockのErekose等を手掛けた巨匠。圧倒的な筆使いに読んでいると引き込まれるな。

粗筋。ニューヨークで暮らす仇名がDutchと呼ばれるケチな悪党の視点を通し、スーパーヒーローやその敵が跋扈するニューヨークを描いている。

元々Marvelsはカメラマンの眼を通したスーパーヒーロー達の姿なのだが、今回はもっと市井の人の生活がクローズアップされているように感じる。悪党が力を付けた結果、Dutchのような小悪党はどうも居心地が悪い一方で、彼の相棒RonnieはTinkererやOwlといった大悪党のおこぼれを狙っている対比が面白い。

ニューヨークにいるヒーロー達が背景に描かれているのが微笑ましい。PUNISHERなんて小型のバンにロゴが描かれているだけだ。その一方悪党はコマの中央に描かれているのは味噌。

最後のコマのDutchの台詞が笑える。
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2020/11/22

X of Swords祭りが進行中、X-MEN 12号、13号   アメコミ

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前回のMarvel祭りに続いて今度はX-MENの姉妹誌縦断のお祭り、X of Swordsが開始。

筋書をJonathan Hickman、12号の画をLeinil Francis Yu、13号の画をMahmud Asrar、彩色を Sunny Ghoがそれぞれ担当。Yuが担当を外れてAsrarが登板。現在のX姉妹誌を牽引するX-MENの担当アーティストにしてはAsrarは経験不足かな。もっともYuだって本人が昔担当していた時は力不足って認めてたからな。

添付画像は13号の表紙。Alex Rossによるvariant cover。CYCLOPSの図。Rossはこの月Marvelの各誌で同じように白の背景にheadshotやbustの画を描いている。CYCLOPSの他SPIDER-MANも注文している。到着したらこのブログで紹介予定。残念なのは丁寧に読んだのに左端がちょっと裂けていること。チョー悲しい。

まずは粗筋から。X-MEN 12号は、X of Swordsの前日譚。Apocalypseが孫らしいのだが、キモイミュータントSummonerに過去の歴史を聞くという設定で、これまでの異星人のミュータントの一族Aarakkoと悪魔チックな敵Amenthとの戦いが語られる。13号ではその歴史の続きを現在のApocalypseが語る。

聞き慣れない固有名詞ばかりで、12号を理解するのに時間かった。その後のX of Swords Creationを読んで段々わかってきたかなと思ったら、その続きは姉妹誌を読まないとわからん展開。X-MENの設定が変って1年。初めて面白い話だなと思ったのは事実。

序盤のこのX-MEN 13号までは10振の刀が集まる展開がゆっくり進む。これ全部読んでる人いるんだろうな。お疲れさまです。

上手いなと思ったのはSummonerが無敵なのだが、眼が弱点ということ。何をSummonするのかと思えば、悪魔を召喚することができるってことなのか。

これまでの設定が全てチャラになっているから、矛盾するわけじゃないが、Apocalypseがいつの間にか古代エジプト生まれじゃなくなってる? ハ?

また、X-MENのオリジナル・メンバー達が軽視されているのも気に喰わない。Apocalypseなんて全然感情移入できないよ。死にかけようがどうだろうが、どうでも良い。

それから、設定が破綻している。どんな瀕死の重傷でも、死ねば、生き返らすことができるから、全然ハラハラ・ドキドキしない。これが今回のX-MENの世界の最大の欠点だ。

何度も言うけど、X of Swordsは話としては面白いのは認める。
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2020/11/15

キャンベルの表紙で厚さがトレードPB、ASM 850(49)号  アメコミ

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先週到着したAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)850(49)号を読み終えたのでレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)今月は嬉しいことにASMを始めアメコミが多数到着したので勿体ぶらないで読むことができる。850号という筋目の記念号なので、分厚い。久し振りに綴じ方が真ん中でホチキス留じゃないアメコミを見た。昔の記念号はこんな感じだったな。ちょっとしたトレードペーパーバッグ。(英語で言えばPaperbackに違いはない)

筋書をNick Spencer、画をRyan Ottley、Humberto Ramos、Mark Bagley、インクを多数が担当。その他にChris Bachaloが描いている短編の他、短編2作のオマケつき。添付画像はJ Scott Campbellのvariant cover。実はこの表紙のタイトルが印刷されていないもの(virgin variant)が公式サイトで$348で売られている。買わない。しかし何かバブルだな。

豪華絢爛アーティスト陣だ。その中でも特に良かったのはRamos。今まで見た彼の画の中で最高傑作じゃないかなと思える程良い。歳を経るごとに画がシンプルになっていくのだが、彼は今が円熟期なのかもしれない。特にNorman Osbornが良いな。それからBagleyも安定した画力で読んでいて何の不満もなかった。Bachaloの描くSPIDER-MANがあまりに後期アラレちゃん的仕上がりでなんだかな。

粗筋。Sin-eaterは遂に彼の持つ銃でJuggernautを撃ち抜く。Juggernautの力を吸収した彼は巨大化する。執拗にNormanの後を追う。それを止めようとSPIDER-MANは必死に努力する。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。NormanのSin-eaterのコスチュームに対する感想。”You know I take great offense at your appropriation.” 緑と紫はGreen Goblinのトレードマーク的色使いでそれと同じSin-eaterのコスチュームにケチを付けている。

巨大化したSin-eaterと戦うSPIDER-MANのいつものwise-cracking。”But HULK needs his stretch pants back. Trust me you wouldn’t like him when he wears khaki.” これはHULKのテレビシリーズのバナー博士の決め台詞のパクリ。Sin-eaterの姿とズボンがまさにHULKと瓜二つなこととひっかけてつまらない冗談にしている。

もう一つSPIDER-Gwenの台詞。Peterのヒーローとしての姿勢についての賛辞である。”No matter who tries to stop him, he’s going to do what he believes is right.” 

この号の中で一番良かったのは、SPIDER-MANを崩れ落ちた天井だか壁だかからNomanが救うシーン。一番憎むべき相手からの借りを返済するため。一方もう借りは返したから、次にSPIDER-MANが窮地に陥っても助けない。合理的で非常に納得できる。

NormanがSPIDER-Gwenの臭いをかぎ、Gwenと看破するシーン。キモイ。しかし嫌いじゃない。と同時にそりゃわからんよねと納得出来ない気持ちもある。

これまでCarlie CooperがKindredだと言い続けてきたが、ちょっと自信がなくなってきた。Kindredの意味がCarlieだと繋がらないのが引っかかっていたが、850号の中でこれまでのNormanとの戦いで命を失って来た登場人物の回想シーンの中にHarryいる。確かにHarryだったらKindredと繋がる。こんな推理も楽しい。

蜘蛛の力を持った仲間たちの存在は余計。もしくは活かしきれていない。何か重要な役割を果たすのかと思いきや最後の最後でPeterを助ける。いやー記念号だからこそ、Peter自身の力で苦境を乗り越えてほしい。それでこそ、スーパーヒーローってやつなんじゃないかな。例えばASM 33号で巨大な重機を持ち上げるシーンなんかが、オイラの望むシーン。

OttleyはASMから担当を外れるみたいだが、残念じゃない。
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2020/11/3

なんちゃってコミコンが止まらない、大師匠John Byrneのサイン本  アメコミ

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今回は、御用達Mycomicbookshop.comで偶然見つけたJohn Byrneのサイン本。半分怪しいサインなのだが、ちゃんと本物だという証明書(Certificate of Authenticity)がついている。

$30で購入。しかも、Chapter Oneの正式な表紙と添付画像のようなvariant coverの2冊セット。まー全部で同じようなセットが2,000部もあってその内の1つなんで価値的には$30でも安くはないかもね。

Variantの表紙はJae Leeが担当。Jae Leeのサイン本も御用達で売っているので良かったらどうぞ。

Chapter Oneは1999年の作品。Byrneの担当したコミックブックの中では極めて評判が悪い。発行部数も多く結構安く売られている。

NM(ほぼ新品)という状態で封がしてあるので、敢えて開封せずにこのままとっておくことにした。コロナ騒ぎが収束したら、CGC (Comics Guarantee Company)に鑑定書を付けてもらおうかな。
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2020/11/1

Normanの計画の全貌がわかったわけじゃない、Amazing SPIDER-MAN The Sins of Norman Osborn  アメコミ

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今回はちょっと短め。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”) The Sins of Norman Osbornを読み終えたのでレビュー。この日到着した御用達からのメールによると、発送されたASMが記念号850号を含め何と4冊も到着するらしい。なのでケチケチ読むことない。

筋書をNick Spencer、画をFederico Vincentiniが担当。添付画像はCasanovasによるvariant cover。光を上手く使っていて、結構良い感じ。蜘蛛糸に捕らわれた蜘蛛の力をもつものの図。蜘蛛糸は運命を暗示するのか、蜘蛛の力なのかはわからない。一方、Vincentiniの画はまだまだ荒っぽいな。下手ではないと思うが。特にMarvelの精神疾患を持つ犯罪者を集めた施設Raven Croftの看守はJ Jonah Jamesonと似ていて勘違いした。

粗筋をサクッと紹介。ASM848号からの続き。Raven Croftを牛耳るNorman Osborn。Sin-eaterと彼の信者からNormanを救出するためる潜入したSPIDER-MAN。Madam Webや蜘蛛の力を持つヒーローはそれを止めようとする。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。Normanの台詞が辛辣かつムカつく。”You’re not terribly good at saving anyone when it really matters at least in my experience.” Gwenを殺した張本人なのにね。どの口が言う。

Normanは助勢を断るが、彼に選択肢が与えられたわけではない。いつになく、Peterは強気だ。

Normanの計画の一部を小出しで読者に伝えるやり方が良いな。流石Spencer。しかし、彼の計画の全貌はまだわからない。そう言えば、彼はASMの担当を去るらしい。寂しいが、常に新鮮な話を読みたいオイラとしては良い潮時と納得した。Slottのように長く居座るとろくなことはない。

Mr. Negativeの再登場が良かった。(すぐSin-eaterに力を奪われてしまうが。)それからDr. Kafkaが何故か生き返っている。蘇らせるのなら殺さないでほしい。
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2020/10/25

記念号850号への期待は膨らむ、ASM 848(47)号、849(48)号  アメコミ

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米国の小売店からの発送連絡からアメコミの新刊到着まで18日。まだまだコロナの影響は残っている。漸く到着したので今回もAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)から読み始めた。848(47)号と849 (48)号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、848号の画をMarcelo Ferreira、インクをRoberto Poggiが担当。添付画像は848号のvariant cover。1970年代のアメコミ表紙のデザインっぽいからかな。Bagleyによるもの。特に理由はないのだが、最近Bagleyのvariantを気に入って買い続けている。画自体は気に入っているのだが、誰が筋書で誰が画の担当なのかがすぐわからないのが難点だな。

次に粗筋をサクッと紹介。ネットメディアで働くNorahを通じSin-eaterは悪人を懲らしめる仲間を募る。当然SPIDER-MANは彼を信じておらずそれを止めに入るのだが、これまで倒してきた悪人の力を手に入れたSin-eaterに苦戦。次のSin-eaterの狙いはNorman Osborn。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。最初に読んだFerreiraの画がしっかりしていて感心。前回女性を描くのが得意じゃないと書いたが、今回はそれ程気にならなかった。849号でちょっと気になったのは現Madam Webの描き方。

ますますCarlie Cooperが怪しいな。Overdriveだけが生き返っても、意識が回復しないことを取り繕っている節がある。警官が彼をボコボコにしたなんて尤もらしい言い訳過ぎる。その後のCarlieのSPIDER-MANに対する忠告も気になる。Sin-eaterの信奉者達を改心させることに異議を唱えている。穿りすぎか。

NorahのJ Jonah JamesonがSin-eaterのメッセージを公にすることに反対していることに対する反論が凄いな。メディアに対する彼女の考え。”Self-appointed gatekeepers deciding who can or can’t be heard.” 彼女の考えは極論だし同意できない。一理はあるな。常に上から目線のJJJに対する反抗も入っているんだろう。

続いてASM 849号。次の標的Normanを助けるのか、放っておくのかで心が揺れるPeterがこの号。SPIDER-GWENのアドバイスが好きだな。即ち死んだこの世界のGwenが何を望むかではなく、Peterがどうしたいのかで結論を出すべき。年下と思われる彼女にこんなこと言われるようじゃ駄目だな。

街中をSin-eaterの緑のマスクを被った自警団が悪人狩りをしていることに対するPeterの台詞。”I guess I’d feel like a hypocrite if these guys weren’t making it so easy to tell the difference.” 自警団達にしてみればマスクで顔を隠し悪人狩りをしているのはSPIDER-MANも同じなのだが、これじゃただの暴動だからね。

もう一つ次の号へのcliff-hangerが非常に気に入った。Normanを助けようとするPeterに対し、蜘蛛の力を持った仲間たち(そもそもPeterが助けを呼んだのだが)がPeterを止めようとしている。Sin-eaterの餌食になれば、Normanは殺人鬼ではなくなるからね。850号への期待は膨らむ。

Peterがもう少しMadam WebやSPIDER-GWENに対し、彼の疑念を共有すべきだと思うが。(ただし、証拠はないし、前述のようにCarlieにより、Overdriveが昏睡状態であることの理由が説明されているのでPeterもこの時点では確かではない。)

いつものように、話の進行速度が遅いのが気に喰わない。
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2020/10/18

なんちゃってコミコンは続く、真打J Scott CampbellのMystery Box  アメコミ

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コミコンがないから売れっ子のこの人も困っているかな。年に一度J Scott CampbellがMystery Boxなるものを販売していて、ここ2、3年気になっていた。今回ちょっと買ってみた。

$80+$23.61(日本への郵送料)で添付画像のようなものが届いた。2017年から2019年にかけて出版された作品6冊。内2冊にはサインが入っていて、本物だという証明書がついている。(Certificate of Authenticityと言います。)

気に入っているのはJean Grey(上左)とMJ(下中)かなX-MEN Blueのvariant(下右)もなかなか。その他は購入価額を補填するため売却予定。(送料が余計なんだよね。)

面白いのはvirgin variantといってタイトルさえないものがあるところ。前から知っていたけど、開封するつもりがないから、どのコミックブックの何号の表紙なのかがさっぱりわからないところが難点。因みに気に入っているMJの表紙は現行のAmazing SPIDER-MAN 14号のvirgin variant。

梱包のためのテープにも自分の画のテープが使われているのが味噌。(最下部)
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2020/9/20

Marvel Zombies Variant、X-MEN 10号、11号   アメコミ

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コロナのお陰で一気に出版速度が落ちているX-MENとその姉妹誌。今月はMarvelのお祭りEmpyreとのTie-in(他の作品と話が同時進行している話)。何かEmpyreは宇宙スケールの話のようなので、宇宙スケールなキャラVulcanが10号の中心となっている。

筋書をJonathan Hickman、画をLeinil Francis Yuがそれぞれ担当。彩色をSunny Ghoって人が担当している。月の上のCYCLOPS一家が住む家の周りの景色が1970年代のレコードジャケットの画みたいな色使いで非常に良いな。

添付画像は10号のもの。Ryan Brownって人のMarvel Zombies Variant。Marvel各誌のVariant Coverでゾンビ化されたヒーローが登場するのだが、X-MEN誌のVariantは平均くらいのでき。CAPTAIN AMERICAの表紙がえらくカッチョ良い。

まずは粗筋から。恐らく今の設定になる前のVulcanが宇宙の生命体の手でその力を封じ込められていた。そして現在の彼が月を歩いていると、悪意をもつ植物宇宙人に遭遇する。そして彼の閉じ込められた力が目覚めた。11号では宇宙人の標的はX-MENの住むKrakoa島。

CYCLOPS一家の住む家Summer House。夏の避暑用の家とCYCLOPSの苗字Summersを掛けた名前が面白い。

何だか知らない二人のミュータントがVulcanの様子を見に行くかを話している時の台詞。”My head says yes, but this drink says no.” 恐らく未成年の彼女達がマルガリータを
飲みながらだからこその台詞。酒が入ったらやる気がなくなるよね。わかる。

11号での台詞。テレパス3姉妹CuckoosのMindeeに話しかけたつもりのMagneto。私はSophieと返されたのは笑える。しかも最後にSirとつける辺り、抜かりない。

挑発してくる敵の台詞とその後のMagnetoの台詞が良いな。”So if it’s a fight you’re looking for, fight me.” “I already have. And I’ve already won.”このページのコマ割りと画はYuが描いた中でも傑作中の傑作だと思う。しぶとい敵将と一枚上手なMagnetoが印象的。

ヒーローは誰なのかと子供たちに聞いてMagnetoと答えさせるExodus。気持ち悪い。この設定では再びMagnetoの信者になっているのか。気持ち悪いのはSummonerもかな。前シリーズでこの伏線未解決だったからな。

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2020/9/13

祝BagleyがAmazing SPIDER-MANに復帰、ASM 846(45)号、847(46)号  アメコミ

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アメコミの新刊が到着。今回はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)から読み始めた。846(45)号と外伝847 (46)号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、846号の画をMark Bagley、インクをJohn Dell、Andy Owensが、847号の画をMarcelo Ferreira、インクをRoberto Poggiが担当。添付画像は847号のvariant cover。Bagleyによるもの。846号もBagleyのvariantを買ったが847号のデザインの方が華がある。

いつものように粗筋をサラッと。Peterが一人寂しく歩いているとOverdrive (O.D.)の運転する暴走者が現れる。彼を執拗に追うのはSin-eater。847号ではCount Nefaria率いる悪人軍団が大学で大暴れSPIDER-MANが駆け付けるがまたしてもSin-eaterが出現。

次に気に入ったシーンや台詞等を紹介。まず、爆破したO.D.の車の爆風から子供を守るため、テントの屋根に子供を投げるシーンが印象的。Bagleyの画力が光っている。

因みに、ASM 847号のFerreiraの画も悪くない。特にNorman Osbornの表情なんかは悪っぽくて感心する。Nora WintersやCarlie Cooperの画はもう一歩だな。女性を描くのは得意じゃないのかもしれない。

久方振りにCarlieが登場。オイラはこいつこそがKindredと睨んでいるのだが。(ただし、Kindredの意味とCooperの関係の説明がつかない。)彼女元々金髪じゃなかったのか。また、彼女が検視官として復帰しているのはますます怪しい。

Sin-eaterの登場に際しSPIDER-MANの台詞。”前略 I’ll admit I was really hoping his (地獄とこの世をつなぐ回転ドア。悪人がすぐ生き返るので。) would stick.”

O.D.が助けるべきじゃなかったとSPIDER-MANに言った後の彼の返答。”Don’t mention it, O.D.. I know you’d never do the same for me.” そう悪人だったらSPIDER-MANを見捨てるよね。

ASM 847号ではさらにSin-eaterの力が明るみに出る。彼の銃弾で倒れたものの力をSin-eaterは自分の力にすることができる。え、これってオイラがあまり好きでない悪人Regentと同じじゃん。きっとその先に何かあるからこういう力をわざわざSpencerは与えたと思うが、いただけない。

一つこれからの伏線として、O.D.だけが生き返っても、少なくとも元気にならないというのがある。これ面白い。O.D.がSin-eaterにとって都合の悪いことを知っているからなのか。

もう一つ、Normanが精神疾患を抱えた悪人を入れる施設で責任者のような立場になっていること。ニューヨークの市長になっているKingpinの差し金。あり得ないと思いつつ設定は面白い。そして、早速そこで勤務する医者を配下にしている。流石Norman。

次号へのCliff Hungerとして、レポーターNora Wintersの運転する自動車にSin-eaterが乗り込んでいるシーンで終わるのも良し。
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