2021/2/23

懐かしいBrett Boothが画を描いている、X-MEN 16号、17号   アメコミ

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Amazing SPIDER-MANの発行ペースが速く、最近はそればっかレビューしているので、たまにはX-MENについて。今回はX-MEN 16号、17号をレビュー。

筋書をJonathan Hickman、16号の画をPhil Noto、17号の画を何と昔懐かしいBrett BoothとインクをAderso Coroneが担当。添付画像は17号のAlien Variant。それ程Alienに興味はないが買ってみた。考えてみればX-MENにはBroodというAlienのパクリキャラがいるのでMarvel各誌で展開されているAlien Variant祭りにX-MENを入れるのは適切じゃない。因みにX-MENの姉妹誌MARAUDERSのAlien Variantのデザインの方が素敵。

粗筋から。Krakoaの姉妹島Arrakoの住人であるミュータントが現れた。Charlesを始めとする地球のミュータントは親交を深めようとするが…。一方、CYCLOPSはX-MENを選挙で集うことに。17号ではいきなり外宇宙Shi’ar帝国が舞台。女王Xandraが誘拐された。

X of Swordsが終わって、あまり興味のない異世界のミュータントの話は終わったかと思ったが、16号でまだ続いている。設定があまりにつまらない。唯一救いなのはNotoさんの画。

Krakoaの自治を行っている評議会の一員となることを勧誘されたことに対し、CYCLOPSの拒絶の理由。結構良い。”The people of our nation need to feel like someone is acting on their behalf.” Actは評議会の中で決議することと正反対のこと。X-MENの役割が定義された素敵な言葉だ。

もう一つ16号で感じたのは、KrakoaとArakkoの分裂は現在のアメリカの分裂を示唆しているんだね。

そして、17号。アメコミの中では昔からよくあることだが、レギュラー制作スタッフが締切に間に合わない、休みを取りたい等の理由から、誰かが代わりの作品を手掛けることがある。(fill-inという。)今回のもそういった類なのか。しかし、Boothの画が見れたのだからそれでも良い。眼福。Optic Blastを放った後に、CYCLOPSのバイザーの周りに漂うエネルギーの名残みたいのが良かったな。拳銃で銃を放った後に残る煙みたいな。勿論、アクションシーンも画力の凄さが感じられて良い。なのだが、どうも昔読んだ感が出て来てしまうのは題材なのか、画なのか、コスチュームデザインの責なのか。

コスチュームデザインで言えば、CYCLOPSとMARVEL GIRLのコスチュームが1980年代のX-FACTORのそれであったこと。当時はこのデザイン好きでなかったのだが、今見ると最近の酷いデザインに比べると、ましなんだよね。そう言えばSTORMのコスチュームもレトロだね。

Boothはその昔、Heroes Rebornの一誌FANTASTIC FOURを担当していた。最近またそれをMarvelがやろうとしているが、偶然の一致か。

おしゃべりRobertoとのんびりSam Guthrieの会話は何かほっこりする。子供っぽい喋り方だが、いっちょ前に宇宙を股にかけたビジネスを展開するRobertoのやり手振りも良し。
Hickmanが彼ら二人を再定義してくれて良かったな。
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2021/2/21

またSpencerに騙された、Amazing SPIDER-MAN 857(56)号、858(57)号  アメコミ

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米国からの荷物到着が状態に戻ってきて、発送から2週間かからずに到着。Amazing SPIDER-MAN 857(56)号、858(57)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクをAndrew Hennessy、John Dell、がそれぞれ担当。添付画像は、857号のAlien Variant。Bagleyの画。Bagleyが描くと安心して鑑賞できる。構図が良い。もちろん中身の画も非常に良い。McFarlaneの影響もあって1990年代に彼が描いたSPIDER-MANの眼はデカいのだが、今のSPIDER-MANの眼はそれ程大きくないのが良いね。

粗筋から。ASM 857号は、前号のKindred捕縛計画の種明かし篇。KingpinとNormanの取り決め等や、Sin-eaterの銃弾に倒れた悪人共がどうなったか等が語られる。ASM 858号はPeterの目から見たKindred篇の後始末。

定石、気に入ったシーンや台詞等のコーナー。まずは、またまたSpencerに騙されたこと。日常騙されるのは気持ちが良くないが、本や漫画で作者にまんまと騙されるのは気持ちが良いな。ASM 54LR号でNormanがSin-eaterの銃弾の影響を受けていなかったはずが、やっぱり良い人間になってるじゃん。もしくは、これも演技なのか。どっちでも面白い。もう一つ、Mary JaneがGoblinの爆弾に倒れたのも演技だったのか。

Kingpinが囚われの身のKindredを拷問にかけるのを止めたNormanの台詞。”You can’t hurt him like I can.”この台詞の後にニヤっと笑うのだが、これが凄い。Bagleyの画の力だな。

もう一つNormanの台詞。彼がKindredの声を聞いた時の感想。”I recognized that voice. Because it was my own.”上述の通り、Norman良い人間になったかはわからないが、Kindredは、息子であるHarryであり、息子の声が自分自身の悪の声であることに今さらながら気づくシーンがこの857号で一番グッと来た。

幕間にOverdriveがCarlie Cooperに告白するシーンも良いな。


続いてASM 858号。最後の最後で謎がさらに増えて終わった。CarlieはKindredが掘り起こした死体を検視しているところで、死体が増えていることに気付いてた。これは誰なんだ。そして、Mary Jane (“MJ”)に電話した理由はなんなんだ。3つ考えられる仮説。Normanの死体。MJの死体、もう一つはPeterの死体。最後だったら怒るぞ。MJかもしれないと思ったのは、あの爆発で本当は死んでしまった可能性があるから。

Normanが過去に戻ってやりなおしたい人物像。”The mentor and father figure that young man I met all those years ago deserved instead of tormentor.” 韻を踏んでいるのが気に入ったので取り上げた。そして、どうも嘘くさい。

最後にPeterがMJの元に戻った時のMJの台詞。”This isn’t over, is it?” あまりにKindred篇が長かったので、こんな本質をついたMJの台詞は聞きたくなかった。
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2021/2/14

Kindred篇最終話、Amazing SPIDER-MAN 856(55)号  アメコミ

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今回はAmazing SPIDER-MAN 857(56)号のみをレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をPatrick Gleason、彩色をEdgar Delgadoがそれぞれ担当。

添付画像は856号の通常版の表紙。いつもvariantを買っているのだが、今回の表紙のデザインが凄く気に入ったのでこれにした。アメコミ市場ではこの表紙がべらぼうに品薄状態。うっしゃー。何と第二版も出版された。それもこの表紙の色違い。ちょっと思い出すのは1990年に発売した形容詞のないSPIDER-MAN 1号の表紙。これもデザインが秀逸で色違いの表紙の第二版も出版された。当時は凄い高値で取引されていた。今でもビニール袋入りのやつは高い。

粗筋をサラッと紹介。Peterと蜘蛛の力を持つ役立たず軍団は、Kindred(Harry)により囚われの身に。先に現れたのはMary Jane。そしてその後にHarryの父親Green Goblin(Norman)が現れ、Harryに挑む。

今回も気に入ったシーンや台詞等を紹介。今回のGleasonの画は良いな。MJのコマはどれも良いのだが、最初に現れたシーンの彼女が一番好き。

台詞の一つ一つが良いのだが、まずはHarryの台詞。”If little orphan boy Peter Parker couldn’t have one, at least SPIDER-MAN would, right? A family.” いつも周りに仲間が集まることをHarryが羨み、妬んでいる様子が伺える。

Peterを始めとする面々を始末することにNormanが不満を持っていることに対する、Harryの抗議の言葉とNormanの応え。”What do you care? You hate them all.” “They’re mine.” ぞっとする。Normanらしい。

May伯母さんを救うため悪魔と取引したことがKindredを生み出したとHarryは言っているが、全然その二つが繋がらない。まだこの話を引っ張るつもりなのか、Spencerさんよー。

MJがNormanの爆弾に倒れた後にPeterに対して言った台詞。これが一番泣ける。”You’re not getting rid of me that easy, Tiger.” 間違いないMary Janeが唯一のヒーローだ。
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2021/2/7

MJがKindred篇のヒーローだ、Amazing SPIDER-MAN 855(54)号、54LR号  アメコミ

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Amazing SPIDER-MAN 54LRを注文したつもりが、855(54)号のvariantだったことが判明し、再注文した。2週間後に到着。漸く読めたので855号と54LR号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

855号の筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクJohn Dell、54LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vicenti、Takeshi Miyazawaがそれぞれ担当。添付画像は855号のvariant coverでBagleyの作品。54LR号を慌てて注文したので、在庫があった普通の表紙を手に入れたが、Bagleyのvariantのデザインが優れている。

粗筋から。引き続きPeterとKindred(Harryと称している)が長い戦いを行っている。一方、Kindredがいるはずの墓地に、蜘蛛の力を持つ役立たず軍団とMary Janeが到着。待ち受けるのはSin-eaterとKindred。

どうも855号はこれまでの話のお浚い的な流れ。この号を飛ばして読んでも話は繋がる感。新事実はない。その中で一番良いと思ったのはBagleyの画力。彼がASMを担当した1992年の画と比較し数段品質が上がっている。見ていて物凄く綺麗だ。紙の品質が良いのも手助けしているが。

今回も気に入ったシーンや台詞等を紹介。過去の回想シーンが特に印象的。何故GwenやFlashのクロースアップのコマが良いな。一方、Peterを殺しては生き返らせの連続はちょっといただけない。

台詞では、最初の方のシーン。HarryがKindredの正体だと知ったPeterの台詞。”I don’t want to believe it.”そしてその次に、”I won’t believe it.”と来る。中学生でもわかる英語なのでだが、二つニュアンスの異なる台詞を続けるところが効果的。

Kindredが何をPeterにさせたいのかは謎のまま。これだけ引き延ばしてしょうもない結末だったら怒る。

ASM 54LR号の方が面白い。まずはMorlunの力を得たSin-eaterが無敵状態。だけど、ちょっと待て、そんなMorlunを簡単に始末できるほどSin-eaterは強かったのか。そうだとしたら、わざわざMorlunを倒す必要なんてないじゃん。矛盾。

Madam Webがわざと撃たれ、彼女の力を得たSin-eaterが未来を見るシーンは面白い。最後にNick Loweが書いたように自殺は何の解決でもないが…。この編集長のページは良いな。

既にMary Janeが看破したように、これまでのNormanの行動が芝居だったのは今回のクライマックス。このページのためにASM 54LR号はある。またまた疑問も生まれたけどね。じゃーSin-eaterの銃で撃たれたはずなのになんでってね。

彼の芝居を看破したMary Janeの台詞。”Don’t think even a single thing I do here constitutes forgiveness or even tolerance of you.” 彼女が一番のヒーローだ。

もう一つ良かったのを忘れていた。最初の数ページはSpectacular SPIDER-MAN 200号の一部分を再録している。凄く効果的。最終話ASM 856号を読むのが待ち遠しい。手元にあるので、今日読むけどね。
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2021/1/31

Peter DavidはJ Jonah Jamesonのことがわかっている、Symbiote SPIDER-MAN King in Black 1、2号  アメコミ

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Peter Davidが筋書を書いているので、またまた買ったSymbiote SPIDER-MAN King in Blackを読み始めたので、レビュー。

筋書きをPeter David、画をGreg Land、インクをJay Leistenがそれぞれ担当。前回のAlien Realityと製作スタッフは同じ。安定感があるね。添付画像の表紙は、1号の表紙。今回の登場人物が一目でわかる優れもの。

粗筋。Ravencroft(精神疾患犯罪者の収容施設)にいるAlister Smythe。Mr. Eなる宇宙生物が彼を利用し宇宙からの侵略者が施設内でSymbioteを繁殖させる。一方Kang the Conquerorは宇宙を救おうと張り切っている。魔法使いMerlinはBLACK KNIGHTを使い侵略を食い止めようとする。

気に入った台詞やシーンを紹介。風船を追いかけて車道に飛び出した男の子を助けたSPIDER-MAN。母親と男の子の会話。”Who saved you?” “DAREDEVIL” この会話を聞いたSPIDER-MANは全然気にしない。筋書を担当する作家によっては、プンプン怒らせるところだが、Davidの表現はこうだな。こっちの方が全然良い。

KangがWatcherを捕まえて知識を吸収しようとするが、逆にKangの知識をWatcherが吸収すると言うシーン。これは面白い。WatcherがKangに捕まっても、何をされるのか逆に興味津々だったのも頷ける。

SPIDER-MAN とBLACK KNIGHTの会話も気が利いている。”What are you doing?” “Saving the day. It’s what we are doing.” ヒーローが当たり前のように悪人を始末する様子が良いな。

2号でも二人の会話は何かほのぼのとしていて、危機感を全然感じさせない。SPIDER-MANがBLACK KNIGHTにわざと聞こえるように言った台詞。”They let anybody into Avengers.”この台詞に彼の嫉妬を感じる。

1、2号でわかったポイント。まず、侵略者は普通誰も触ることが出来ないのに、SPIDER-MANだけは掴むことができる。同じSymbioteだからね。それから、ラスボスKnullはBLACK KNIGHTの持つEbony Bladeに弱い。2号では残念ながらそれを敵に奪い取られてしまったが…。

そのBLACK NIGHTカッチョ悪い敗北を期したが、現れたMerlinが偽物だと看破したシーンは良かった。

また、新聞社主J Jonah Jamesonの無茶苦茶な理屈も笑える。筋書を作っているDavidは本当に彼のことをわかっている気がするな。そしてもの凄く有効に利用している。日食(侵略者による仕業なのだが)を予想していなかった科学記事の編集者をクビにしちゃうしね。
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2021/1/24

結局何のためにPeterの夢の中へ行ったんだ?、Amazing SPIDER-MAN 854(53)号、53LR号  アメコミ

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今月もSPIDER-MANが多数発行されているので楽しい。今回はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)854(53)号と今月の53LR号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

854号の筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクJohn Dell、53LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vicenti、Takeshi Miyazawaがそれぞれ担当。添付画像は854号のvariant coverでHumberto Ramosの作品。

粗筋から。Peterの夢の中でHarry Osbornのためのパーティーが開かれている。ワザとKindredはその夢を見せている。そして、Kindredは彼のマスクをゆっくりと外し、彼の正体を初めてPeterに見せる。53LR号ではMorlun対Sin-eater、蜘蛛の力を持つ者はPeterの夢の中を旅する。

今回も気に入ったシーンや台詞等を紹介。まずは1ページを6コマに分け徐々にマスクを外していくKindred。既にPeterは彼の正体がHarryであることに気付いている。だからこそ、彼の眼から涙がこぼれるシーンが活きてくる。このページが854号のハイライトかな。

次のページはもうASM 854号の最終ページ。”Gotcha”というGreen Goblin時代のHarryの台詞をここで、Kindredに使わせている。Spectacular SPIDER-MAN 189号(1992年に発売されたホログラムカバー作品)の1ページ目では、Mary Janeがビックリ箱を開けると”Gotcha”という台詞を人形が出す仕掛けになっているシーンが有名。

続いてASM 53LR号。強力な怪物(キモイ)Morlunを苦戦しながらも倒したSin-eater。こいつは頭がイカレテいるのか、大した戦術家なのかわからんな。一方Morlunはこの話の中では、三流悪人扱い。最初に出てきた時は久し振りのラスボス級悪人だったのに。Venomのような魅力がないのかな。容姿が普通だからか。

続いて、DR. STRANGEの台詞。Peterの夢の中の世界で蜘蛛の力を持つ者に襲いかかる怪物を倒しながら、”I’ll handle this like always.”自慢気に言っているが、簡単に倒せるんだったら最初から倒してほしい。

それからすんなりPeterの夢の世界から出たのだが、結局何のために行ったんだ?

最後にちょっと愚痴。53LR号、54LR号が、到着したら、854号、855号のvariant coverだった。2ヶ月続けてがっかり。何か御用達の書き方がお客さんをミスリーディングしている気がする。(いつもの他責)しょうがないから再注文したが、もうこの手のナンバリングは懲り懲り。
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2020/12/27

Kindredに関する3つの疑問、Amazing SPIDER-MAN 853(52)号、52LR号  アメコミ

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今月もSPIDER-MANが多数発行されているので楽しい。今回はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)853(52)号と今月の52LR号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

853号の筋書をNick Spencer、画をPatrick Gleason、52LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vicentiがそれぞれ担当。添付画像は52LR号のvariant coverでMarco Checchettoの作品。853号の表紙と比べてこちらの方が好きなので選択。前回書き忘れたがRosenbergはHickmanが担当する前のX-MENで良い味を出していた作家。

蜘蛛の特殊能力を持っているSPIDER-MANでもKindredの不思議な力の前になすすべもない。蜘蛛の力を持つ仲間の命と引き換えにPeterは自分の命を差し出す。一方DR. STRANGEと蜘蛛の力を持つ仲間はPeterを助けるべくアストラル界へ。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。見開き2ページを上下2コマに分け、Kindred相手に奮闘しているSPIDER-MANのシーンはASM 853号のハイライト。Kindredに敵わない様子も好きだな。Gleasonの画力が光っている。この原画欲しい。しかしちょっと彼のサイトを覗いてみたが高過ぎて手が出ない。

GwenやBen伯父さん等、Peterがその命を救えず、絶命した人々の死体を掘り起こし、椅子に座らせている図は嫌いじゃない。だけど、彼等の死をPeterの責任にしているのはどうかな。Jean DeWolffeの死なんてPeterは全然関与してないし。

続いて52LR号。話が広がり過ぎてもうちょっと付いてけるか自信がない。Sin-eater、Molun、Kindred、Norman Osbornと敵役の大盤振る舞いだ。

DR. STRANGEが方や肉体を使って問題を解決している一方で、霊体は蜘蛛仲間と会話しているのを指して、彼は”I’m multi-tasking.”と説明している。 もはやマルチタスクは日本語になっているがこれは面白い使い方。それに対し、SPIDER-Gwenは”Well It’s creepy.” 如何にもティーンの娘っぽい感想が微笑ましい。

Kindredに関する疑問点は3つ。
1.現実世界の話なのか、アストラル界の話なんだかちょっとわからない。
2.Ben伯父さん他の死の経緯をどうしてKindredは知っているのか。
3.どうしてKindredはこんな力を得たのか。

それから、Normanに関しても、どうしてMJがKindredを説得できると、彼が信じているのかよくわからないな。
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2020/12/20

一番気分が盛り上がったのは表紙、X-MEN 14号、15号   アメコミ

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前月のX-MENの記事はX of Swordsの序章であったが、このX-MENまでに姉妹誌縦断でダラダラと話が進んでいる。そんなこんなで今月もX of Swordsが続く。

筋書をJonathan Hickman、14号の部の画を画をLeinil Francis Yu、残りはMahmud Asrar、彩色を Sunny Ghoがそれぞれ担当。一昔前の雑誌、Heavy MetalやEpicといったものが今続いているとすれば、Yuはそれに描いていても不思議じゃない。前回Asrarの画がもう一歩と言ったが、ちょこっと良いコマがあったので、報告。CYCLOPSの眼鏡に光が反射するコマ。そこだけやけに気に入った。


添付画像は14号の表紙。Alexander Lozanoによるvariant cover。またまたCYCLOPSの図。(アメコミ仲間でこれが欲しい人を知ってる。)上手い。X-MEN 14号で一番気分が盛り上がったのは、この表紙。欲を言えば、コスチュームがこれじゃなければもっと良いのに。

因みに15号はPeach Momoko のvariantを買ったのだが、もう一歩だった。Annihilationの図。そもそもこの悪人に何の興味もないのでパッとしない。Momokoに関してはいずれどこかで記事を書きたいな。彼女の描くvariantが飛ぶように売れてるね。

粗筋から。X-MEN 14号では、Apocalypseと敵味方の関係であるその妻Genesis との間で過去の歴史が語られる。15号ではCABLEからのSOSを受け、Krakoa評議会から異世界で戦っている仲間の救出許可をCYCLOPSとMARVEL GIRLは得ようと試みる。

X-MEN 14号のX of Swordsの前日譚はどうでも良いかな。かつ、敵との対決前で話は中弛み中。

その中で気になる台詞。Genesisの質問とそれに対するApocalypseの答えというか質問返し。”Have you fallen so far?” “You’re wielding the Twilight Blade. Who again is it here that has fallen?” Twilight Bladeが何なのかわからんが、fallen (質問の意図は敗れる)と太陽が沈んだ(fall)後の夕暮れのtwilightと掛けているんだろうな。

続いてX-MEN 15号。15号の半分は評議会との無駄な交渉に費やされるのだが、最後のCYCLOPの台詞を含む1ページがやけにカッチョ良いので紹介。”Well.. the X-MEN are Its (Krakoaのこと) heroes. And we will save those who need saving…whatever the cost.” その後MARVEL GIRLと手を取り合って去っていくところも良いし。今まで反対していたX教授の口に笑みが浮かんでいるコマも良い。

ここまでの話の中で、地球選抜ミュータント軍と敵のArrako軍は引き分け。結果はどうでも良いので、まぁこの辺は良し。最後の一騎打ちはApocalypseと妻Genesis(仮面を被るとAnnihilationになるのかよくわからん)。当然の組合せ。気持ち悪いのは仮面にも意思があるところか。Genesisが敗れたはずなのに、仮面を被ると人格も変わり、元気になる。笑える。宿主の体力まで復活できるのか。

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2020/12/13

続きが気になって、ワクワク、Amazing SPIDER-MAN 852(51)号、51LR号  アメコミ

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御用達からアメコミが到着したので、いつものようにSPIDER-MANから読み始める。先月到着したAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)852(51)号と今月の51LR号をまずはレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

852号の筋書をNick Spencer、画をPatrick Gleason、51LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vincentiがそれぞれ担当。Gleasonの描くSPIDER-MANは、昔のEric Larsen時代のように眼がでっかいね。また、Black Catはもう一歩だ。Vincentiもまだまだかな。その中でこれは良いなと思ったのは添付画像、51LR号のVariant Coverを描いているIvan Coello。蜘蛛の力を持つもの達の構図が凄い。スピード感があって活き活きとしていて楽しい。

前号の終わりに登場した悪魔化したSILK。SPIDER-MANと彼が助力を求めたDR. STRANGEは彼女に襲われた。SILKを通してKindredは罪を懺悔するようSPIDER-MANに伝える。一方死んだと勘違いしていたSin-eaterは何故か生きていた。Morlunも登場。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。ASM 852号の目玉は何と言ってもBlack CatがDR. STRANGEの魔術の道具、The Hand of Vishantiを盗んだシーン。だからこそ、Black Catをキラキラ描いて欲しかったなGleasonに。STRANGEがそれを使った時には上手くいかなくて、Black Catが使った時にはSPIDER-MANをアストラル界に連れていけたのは、Strangeの持っていたものが偽物だったからか。51LR号にて種明かしがされるのだが、これが笑える。3Dプリンターを使って複製を作ったんだ。

KindredがSILKを電話呼ばわりしたのは良かった。まさにただ彼女の口を使ってKindredの意思をPeterに伝えているに過ぎないからね。

もう一つKindredの台詞。”But I’d hurry if I were you. Your friends are just dying to see you.”
Dying to seeは会いたくて会いたくてしょうがないという意味と文字通り死に瀕していることを掛けている。こういう掛け言葉は好き。

51LR号では、ちょっと話が広がり過ぎてるな。上述の通りSin-eaterは生きていて、どうも悪魔というか罪に憑依された蜘蛛の力を持つものと関わり合っていく今後の展開には期待が持てる。撃たれた相手の罪が消え後悔だけが犯罪者に残る不気味な銃を彼はまだ持っているのだろうか。

ちょっと良いなと思ったのはBlack CatとSPIDER-MANの間のわだかまりが解消した点。いざという時に頼れる誰かがいる展開はナイス。今回のようにCatの得意技(盗み)が生きる話の展開は完璧。

ニューヨークに戻ったMary Janeがどうなるのかも気になる所だ。今回のarc(一つながりの話)Last Remainsは久し振りに続きがどうなるのか気になって、ワクワク感で一杯。と言っても続きは既に到着しているので、来月まで待たなくても良いのは朗報だ。

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2020/11/29

目玉はKindredの正体、しかし腑に落ちぬ、ASM 851(50)号、50LR号  アメコミ

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新しいSPIDER-MAN が沢山読めて楽しい。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)851(50)号、50LR号を読み終えたのでレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)前号が$9.99に対し、851号は$5.99とかなりお高め。コスパは低いな。1,000円を超えるラーメンを食べ、その値段だったらもっとのせろと思ってしまうようなもんだ。

851号の筋書をNick Spencer、画をPatrick Gleason、50LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vincentiがそれぞれ担当。Gleasonが漸く中身の画を描いてくれた。待ってました。添付画像は851号のvariant。Arthur Adamsのもの。彼が描くGreen Goblinは良いがSPIDER-MANはオイラの趣味じゃない。

粗筋。Kindredは用済みのSin-eaterを始末し、次なる刺客を送り込んだ。何と蜘蛛の力を持つ仲間たちが悪魔化した化け物だ。SPIDER-MANは、DR. STRANGEに助力を乞う。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。まず、Gleason。悪のNorman OsbornとSin-eaterに撃たれて毒気を抜かれたNormanを描き分ける技はなかなかのもの。それを見るだけでも買って良かった。(コスパが悪いと言った舌の根も乾かぬうちに。)

Sin-eaterを始末した後のKindredの台詞。”Those sins. They are someone else’s to carry on.”この台詞最初はよくわからなかった。これまでsin-eaterが始末してきた悪人の罪が蜘蛛仲間(The Order of the Webというらしい)に纏わせ、悪魔化させたらしい。どんだけKindredは強い魔力を持ってるんだ。というより、蜘蛛仲間が介入することをKindredは仕組んでいたのか。

前半で、George Staceyの遺体をKindredが掘り起こしたシーン。またまた、ここでオイラは騙された。正体はGwenなのかとね。騙されたこと自体快感。

正体がHarryであればKindredという名前がピンと来るので合点はいく。一方、どうやってそんな力を持つことができたんだ。腑に落ちぬ。しかし、疑問が解決しても、新たなる疑問が出て来る展開は嫌いじゃないね。

価格の他に気に入らない点。851号の進行が時系列的になっていなく、ちょっと話が掴み辛いところかな。その掴み辛い話が補足されているのが、50LR号。

襲われて川底の潜水艦から放り出されたSPIDER-MANがもう一度戻って仲間を助け出すシーンは彼らしくて良いな。一方潜水艦に取り残された罪に憑依された蜘蛛仲間は何をやってたんだ。生存本能はゼロなのか。

Dr. KafkaのNorman(この時点では完全に昔の彼ではない)に対する疑問。”Ask yourself who might intercede on your behalf.” Normanと息子Harryの間を取り持つことのできるのは誰かという意味だが、そのページの2ページ後に現れたのが、Mary Jane Watson。2回目の待ってましただな。そして、画を担当しているVincentiの画が一番光っているページでもある。
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