2021/5/9

現行のX-MENより面白いぞ、X-MEN Legends 1号、2号   アメコミ

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発売前からちょっと期待していたX-MEN Legends 1、2号を読み終えたのでレビュー。

筋書をFabian Nicieza、画を Brett BoothとインクをAderso Coroneが担当。画とインクは前回X-MENのレビューで紹介したペアだね。この話が1995年に発表されたX-MEN 39号の続きらしいので、それっぽいアーティストを持ってきて大正解。遠近感は、もろその当時のデフォルメ遠近感そのまんまだね。

添付画像はJohn Tyler ChristopherのFigure Variant。彼のこういうvariantは結構沢山買っているが、今回の出来は非常に良い。右上に値札が貼ってあったりして、より本物っぽく仕上がっている。これ買って良かった。

粗筋から。CYCLOPS、HAVOK兄弟の祖父がEric the Red率いるカルト集団に攫われた。身代金替わりに要求されたのはForsaken Oneと呼ばれるAdam X。彼を探す兄弟。

続いて好きな台詞やシーン等を紹介。まず結構最近のアメコミにしては読む台詞が多い。1990年代風なのか。

担当保安官がロッキードに乗ってやってきたことに対する呟きを聞いた後のCYCLOPSの台詞。”An interest in aviation runs in our family, chief.” 父が飛行機乗りだったこと、自分も飛行機を操縦することをこう表現している。

最後にその父が現れ、”Say hello to your brother and now say good bye.”と言ってデカい銃を構える最終コマは、いかにもありがちな昔のアメコミだ。

現行のX-MENの設定にどうもシックリ来ていないので、今回のMarvelの試みは大歓迎。ホッとする。正直この話、当時発表されていたらあまり乗れなかったかなという品質。しかし、それでも、今のX-MENと比較したら面白いね。

あと今回登場したAdam Xは全然記憶になかった。何だかこいつ地球人とShi’r人のDNAを使った人造人間(?)だ。気持ち悪い。

都合の良いCliff Hangerが馬鹿馬鹿くて逆にうけた。前号でCYCLOPSの父に額を撃たれたAdam X。しかし、彼は額を撃たれても大丈夫なように作られたらしい。

銃撃された直後のCYCLOPSの父親への非難の台詞と、平気の平左のAdam Xの台詞。”You just killed him in cold blood.” “No he didn’t.”

弟が見つかって嬉しそうなHAVOK。”Finally I’m not the youngest anymore.” ちょっと可愛い。

一番最後のコマが秀逸。関係者から記憶を拭い去った後、彼の様子をうかがっているのはMr. Sinisterそしてその彼の様子をうかがっているのは、Eric the Red(?腕だけ見えてちょっと自信がない。)
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2021/5/2

なんちゃってコミコン2021が始まった、Chris Bachaloの画  アメコミ

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10月のなんちゃってコミコンではJohn Byrneのサインという触れ込みで買ったものが、証明書(Certificate of Authenticity)を見てみたらJae Leeのものだと判明。半分がっかり。

しかし、ここで気を落とすわけにはいかない。今回Chris Bachaloが作品を放出するタイミングで買ったのが添付のコンセプトアート。言い方はカッチョ良いが習作だな。それでも結構値が張った。本当に素晴らしいものは即売り切れ。手に入れられて良かった。

CYCLOPSのポストカードにメッセージ付き。ナイス。

画像ではわからないが、背景には何かの下書きがある。謎。

本人によると、この画はSPIDER-MAN DEADPOOL #23号の10ページ目のためのものらしい。このコミックブックは御用達で買ってみた。到着するのが楽しみだ。
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2021/4/25

Souzaが描いたSTORMのバリアントが力強い、X-MEN 18号、19号   アメコミ

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Amazing SPIDER-MANの発行ペースが速く、最近はそればっかり、レビューしているので、たまにはX-MENについて。今回はX-MEN 18号、19号をレビュー。

筋書をJonathan Hickman、画をMahmud Asrar。添付画像は18号のBlack History Month Variant。Ernanda Souzaというブラジル出身のアーティスとが描いている。力強い画だ。STORMは正に国際的な組織であるX-MENに相応しいキャラ。最近のコスチュームを使用。因みに、19号のEmma FrostのVariant Coverも良いのだが、知り合いがTwitterで紹介しているので省略。

粗筋から。情報収集のため南米にあるVaultなる謎の建築物にDARWIN、SYNCH、X23が潜入した。彼等を排除するため、中の住人Children of the Vaultは立ち向かう。

X-MENの選抜選挙はどうした。あ、これAKBからヒントを得ているのかな。なわけないか。

18号、19号を通してSYNCHのモノローグで話が進行する。X23に彼の目が行っているのが面白い。また、AsrarがSYNCHの表情を上手に描いているな。

18号の終わりのCliff HangerでChildrenの一人が自爆してX-MENの3人も巻き込まれる。19号の最初で爆破された身体が元に戻ってくるシーンが良いね。Asrarの腕がどんどん上ってる。

SYNCHが父親から教わった人生の教訓と彼が今回の任務で学んだ教訓の対比が良し。”Love is not dying for someone. It’s living for.”

その愛の対象であるX23。彼女のやんちゃな性格が最後のページに出ていて良し。

話自体はそれ程だな。どうも相手を殺しまくるのがあまり好きじゃない。X-MEN don’t kill.のはずじゃん。それから、Childrenが培養されているのが気持ち悪い。Hickmanの作った設定がますます嫌になってきている。何度も生き返らせることのできる設定が今回の話では凄く活かされているのは認める。だけど、それをやっちゃおしまい的な設定に変わりなし。


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2021/4/18

キカイダーみたいな表紙、チェンジ・スィッチオン・1・2・3、Amazing SPIDER-MAN 861(60)号、862(61)号  アメコミ

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1か月前には大停電だったテキサスから、発送されてから2週間かからずに荷物が到着。ビックリ。今月もすぐに到着。Amazing SPIDER-MAN 861(60)号、862(61)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、861号の画をMark Bagley、インクをAndrew Hennessy、John Dell、862号の画をPatrick Gleasonがそれぞれ担当。添付画像は、862号の表紙。これが話題のSPIDER-MANの新コスチューム。好みじゃない。1980年代に黒のコスチュームになった時の違和感以上だ。しかしこの表紙、キカイダーみたいでカッチョ良いな。日本人のオッサンは好きじゃないかな。標題はコスチュームが変ったことと掛けている。

粗筋から。861号。Mary JaneはPeterを使われなくなった劇場に誘いそこで、PeterのHarryに対する思いを洗いざらい話させる。862号ではKingpinがマフィアのボスを集めBoomerangの命を狙わさせる。一方SPIDER-MANはNorah Wintersの経営するネット新聞とネットで繋がったコスチュームを着せられ悪人との戦いを生放送。

861号では結局何か進展したのかと言えば何も進展していない。不満だ。しかしだ、最終コマで出てきた悪の張本人Mephistoにビックリだ。まだこいつはPeterを苦しめるつもりか。MJとの結婚をチャラにしてしまった過去のMephistoとの契約を何とかしてくれるのかという淡い期待を持っても良いのか、いやそんなに甘くないか。

もう一つ、MJのシリーズを読んでいないのでわからん。しかし、MysterioはPeterがSPIDER-MANと知っているのか。否、知らないと仮定する方が妥当だろう。そうでなければPeterをyour dateと言わない。MysterioとMJが組んでいることが今後どう展開していくかは楽しみ。

861号でBagleyが描いたMJは非常に良かった。どのコマも素敵な彼女でいっぱい。Spencerも彼女を上手く使っている。Mysterioは彼女を操っているつもりでも、彼女はそう思っていない台詞が良いな。”As your leading lady, I decided to take the lead on this one.”

862号。KingpinがBoomerangの名前を出した途端マフィアのボス全員が”I hate that guy.”と叫ぶコマは笑える。

SPIDER-MANに視聴者が考えたジョークを言わせる趣向は良いが、疲れる。

もう一つ笑えたのは、このコスチュームを着ることと引き換えに貰える金額にニンマリのPeterの図。Gleasonの画が冴えている。

今回Boomerangを始末したボスにはKingpinからGet-out-of Jail Free Cardが贈られる。何か時効警察の「誰にも言いませんよカード」みたいなほのぼのとした耳障りは何なんだろう。

そして、Hydro Man、Shocker、Speed Demonらを軽くあしらうSPIDER-MANであったはずが、最後のオチは絶体絶命の危機で終わる。流石Spencerだ。
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2021/3/28

自信に満ちたKangの台詞がカッチョ良い、Symbiote SPIDER-MAN King in Black 3、4号  アメコミ

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Peter David節が非常に楽しい。やはり彼にAmazing誌を担当してほしいなと思いながら、Symbiote SPIDER-MAN King in Blackの3、4号を読み終えたので、レビュー。

筋書きをPeter David、画をGreg Land、インクをJay Leistenがそれぞれ担当。安定感があるね。添付画像の表紙は、3号の表紙。SPIDER-MANが黒いコスチュームを着ていた時のCAPTAIN MARVELは黒人女性。もうまさに2021年の女性副大統領から遡ること35年以上前のこと。凄い。

粗筋。BLACK KNIGHTを襲い彼の持つ剣を奪ったMr. Eなる宇宙生物。それを追うSPIDER-MAN、ROCKET RACOON、Kang。その道すがらCAPに出会い、Ulik the Trollと対戦する。

気に入った台詞やシーンを紹介。まずは、SPIDER-MANの台詞の中にあった”easy peasy”。単なる駄洒落なのだが。この言葉Netflixの大ヒットシリーズ、Stranger Thingsで主人公の母親に近づく気の良いオッサンが使っていたやつだ。この話と同じく1980年代の設定だからSPIDER-MANにも使わせたのかな。アメリカ人ではないのでこの時代に使われていた言葉なのかわからないけど。

LandとDavidどちらの発案かわからないが、2コマを使ってCAPTAIN MARVELとKangの間の会話がユーモラスに仕上げられているシーンが2つあった。Landが描く表情が非常に良い。Kangの台詞、”Who would I rule if everyone are dead?”が非常に彼らしくて良いな。征服する相手がいなかったら何の意味もないんだよね。だから宇宙からの侵略者を倒すっていう単純明快な理屈。

4号ではMr. Eの身体が実体化するには紫外線が必要らしいことが判明。CAPTAIN MARVELはどうしてそれがわかったのか。都合が良いな。

Ulikを倒そうとするMr. Eと邪魔をするUlikの妹だが姉の会話。”Out of my way.” “Make me.” “As you wish.” 短い文章ながら、戦いの緊張感を伝え、さらに意味が通じるのが凄いな。 しかし、Mr. Eの目的はEbony Bladeを破壊することでそれにはUlikの助けが必要。何故暴力に訴えるんだ。

Mr. E とKangの捨て台詞とそれへの応答も良い。”Your attempt are nothing to him (今回の黒幕Knullのこと)” “I do not attempt. I succeed.”自信に満ち断言するKangの台詞がカッチョ良い。

5号まで読んでからレビューしようかなとも考えたが4号で大体話が終わった感があるので良いかなブログに載せても。Davidのことだから5号を読んでギャフンと言わされるかもしれないが…。
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2021/3/14

Masterworksの表紙へのhomage、Amazing SPIDER-MAN 859(58)号、860(59)号  アメコミ

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大停電のテキサスからの荷物が発送されてから2週間かからずに到着。ビックリ。Amazing SPIDER-MAN 859(58)号、860(59)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をMarcelo Ferreira、Mark Bagley、インクをWayne Faucher、Andrew Hennessy、John Dell、がそれぞれ担当。Ferreiraの描くMay伯母さんとMartin Liの画は良いな。

添付画像は、860号のvariant cover。Emanuela /amecomitoramen/timg/middle_1615609825.jpg" border="0">

大停電のテキサスからの荷物が発送されてから2週間かからずに到着。ビックリ。Amazing SPIDER-MAN 859(58)号、860(59)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をMarcelo Ferreira、Mark Bagley、インクをWayne Faucher、Andrew Hennessy、John Dell、がそれぞれ担当。Ferreiraの描くMay伯母さんとMartin Liの画は良いな。

添付画像は、860号のvariant cover。Emanuela Lupacchinoによるもの。彼女は近年出てきたアーティストの中では好きな一人。Marvel Masterworksっていう暑い表紙の単行本の表紙を模して描かれた作品。一方、859号のBagleyが描いた普通の表紙も非常に良かった。Mr. Negativeの戦闘員との戦い。こういう大勢が入っている構図はアーティストの実力がもろ出る。

粗筋から。Sin-eaterに奪われた悪の心を取り戻したMr. Negativeとその部下の活動が活発化した。彼の力を手に入れようとしているのはKingpin。一方、PeterはHarryの元妻Lizに真実を話した。そしてNormanはLizと孫NormieをHarry=Kindredに引き合わせる。

いつものごとく、気に入ったシーンや台詞等を紹介。ASM 659号にはそれ程印象に残った台詞はない。大分昔にKingpinがKindredと初対面ではなかったことがわかるシーンがあったのだが、初顔合わせのシーンが回想シーンで出てきた。しかし、全然どのような時間軸での話か判然としない。LizとPeterの会話の中で、Harryがパリにいることになっているという台詞が出て来るが、それとKingpinとKindredの出会いがパリなのは偶然の一致なのかなんなのか。

HarryがLizには黙ってGoblinの武器を保管していること。Peterが不振がるように、もし、HarryがKindredなのだとしたら、武器を隠すことはあり得ない。無茶苦茶強い力を持っているからね。

もう一つ謎が出てきた。Negativeの仲間同士が殺し合ったのはなぜなのか。

Mr. Negativeの仮の姿Martin Liの台詞。Who am I without sins? もう彼はMr. Negativeの悪の心に支配されているような台詞。

NormanのNormieに対する言葉で860号のクライマックス。All of those people (Norman、Harry、Liz) want so badly to be something better for you.” その言葉を屋根の上から聴いているSPIDER-MANと、監視されていることに気付いているNormanの画も良し。

最後のKingpinの計画は面白そうだ。今後も見逃せない。
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2021/2/23

懐かしいBrett Boothが画を描いている、X-MEN 16号、17号   アメコミ

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Amazing SPIDER-MANの発行ペースが速く、最近はそればっかレビューしているので、たまにはX-MENについて。今回はX-MEN 16号、17号をレビュー。

筋書をJonathan Hickman、16号の画をPhil Noto、17号の画を何と昔懐かしいBrett BoothとインクをAderso Coroneが担当。添付画像は17号のAlien Variant。それ程Alienに興味はないが買ってみた。考えてみればX-MENにはBroodというAlienのパクリキャラがいるのでMarvel各誌で展開されているAlien Variant祭りにX-MENを入れるのは適切じゃない。因みにX-MENの姉妹誌MARAUDERSのAlien Variantのデザインの方が素敵。

粗筋から。Krakoaの姉妹島Arrakoの住人であるミュータントが現れた。Charlesを始めとする地球のミュータントは親交を深めようとするが…。一方、CYCLOPSはX-MENを選挙で集うことに。17号ではいきなり外宇宙Shi’ar帝国が舞台。女王Xandraが誘拐された。

X of Swordsが終わって、あまり興味のない異世界のミュータントの話は終わったかと思ったが、16号でまだ続いている。設定があまりにつまらない。唯一救いなのはNotoさんの画。

Krakoaの自治を行っている評議会の一員となることを勧誘されたことに対し、CYCLOPSの拒絶の理由。結構良い。”The people of our nation need to feel like someone is acting on their behalf.” Actは評議会の中で決議することと正反対のこと。X-MENの役割が定義された素敵な言葉だ。

もう一つ16号で感じたのは、KrakoaとArakkoの分裂は現在のアメリカの分裂を示唆しているんだね。

そして、17号。アメコミの中では昔からよくあることだが、レギュラー制作スタッフが締切に間に合わない、休みを取りたい等の理由から、誰かが代わりの作品を手掛けることがある。(fill-inという。)今回のもそういった類なのか。しかし、Boothの画が見れたのだからそれでも良い。眼福。Optic Blastを放った後に、CYCLOPSのバイザーの周りに漂うエネルギーの名残みたいのが良かったな。拳銃で銃を放った後に残る煙みたいな。勿論、アクションシーンも画力の凄さが感じられて良い。なのだが、どうも昔読んだ感が出て来てしまうのは題材なのか、画なのか、コスチュームデザインの責なのか。

コスチュームデザインで言えば、CYCLOPSとMARVEL GIRLのコスチュームが1980年代のX-FACTORのそれであったこと。当時はこのデザイン好きでなかったのだが、今見ると最近の酷いデザインに比べると、ましなんだよね。そう言えばSTORMのコスチュームもレトロだね。

Boothはその昔、Heroes Rebornの一誌FANTASTIC FOURを担当していた。最近またそれをMarvelがやろうとしているが、偶然の一致か。

おしゃべりRobertoとのんびりSam Guthrieの会話は何かほっこりする。子供っぽい喋り方だが、いっちょ前に宇宙を股にかけたビジネスを展開するRobertoのやり手振りも良し。
Hickmanが彼ら二人を再定義してくれて良かったな。
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2021/2/21

またSpencerに騙された、Amazing SPIDER-MAN 857(56)号、858(57)号  アメコミ

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米国からの荷物到着が状態に戻ってきて、発送から2週間かからずに到着。Amazing SPIDER-MAN 857(56)号、858(57)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクをAndrew Hennessy、John Dell、がそれぞれ担当。添付画像は、857号のAlien Variant。Bagleyの画。Bagleyが描くと安心して鑑賞できる。構図が良い。もちろん中身の画も非常に良い。McFarlaneの影響もあって1990年代に彼が描いたSPIDER-MANの眼はデカいのだが、今のSPIDER-MANの眼はそれ程大きくないのが良いね。

粗筋から。ASM 857号は、前号のKindred捕縛計画の種明かし篇。KingpinとNormanの取り決め等や、Sin-eaterの銃弾に倒れた悪人共がどうなったか等が語られる。ASM 858号はPeterの目から見たKindred篇の後始末。

定石、気に入ったシーンや台詞等のコーナー。まずは、またまたSpencerに騙されたこと。日常騙されるのは気持ちが良くないが、本や漫画で作者にまんまと騙されるのは気持ちが良いな。ASM 54LR号でNormanがSin-eaterの銃弾の影響を受けていなかったはずが、やっぱり良い人間になってるじゃん。もしくは、これも演技なのか。どっちでも面白い。もう一つ、Mary JaneがGoblinの爆弾に倒れたのも演技だったのか。

Kingpinが囚われの身のKindredを拷問にかけるのを止めたNormanの台詞。”You can’t hurt him like I can.”この台詞の後にニヤっと笑うのだが、これが凄い。Bagleyの画の力だな。

もう一つNormanの台詞。彼がKindredの声を聞いた時の感想。”I recognized that voice. Because it was my own.”上述の通り、Norman良い人間になったかはわからないが、Kindredは、息子であるHarryであり、息子の声が自分自身の悪の声であることに今さらながら気づくシーンがこの857号で一番グッと来た。

幕間にOverdriveがCarlie Cooperに告白するシーンも良いな。


続いてASM 858号。最後の最後で謎がさらに増えて終わった。CarlieはKindredが掘り起こした死体を検視しているところで、死体が増えていることに気付いてた。これは誰なんだ。そして、Mary Jane (“MJ”)に電話した理由はなんなんだ。3つ考えられる仮説。Normanの死体。MJの死体、もう一つはPeterの死体。最後だったら怒るぞ。MJかもしれないと思ったのは、あの爆発で本当は死んでしまった可能性があるから。

Normanが過去に戻ってやりなおしたい人物像。”The mentor and father figure that young man I met all those years ago deserved instead of tormentor.” 韻を踏んでいるのが気に入ったので取り上げた。そして、どうも嘘くさい。

最後にPeterがMJの元に戻った時のMJの台詞。”This isn’t over, is it?” あまりにKindred篇が長かったので、こんな本質をついたMJの台詞は聞きたくなかった。
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2021/2/14

Kindred篇最終話、Amazing SPIDER-MAN 856(55)号  アメコミ

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今回はAmazing SPIDER-MAN 857(56)号のみをレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をPatrick Gleason、彩色をEdgar Delgadoがそれぞれ担当。

添付画像は856号の通常版の表紙。いつもvariantを買っているのだが、今回の表紙のデザインが凄く気に入ったのでこれにした。アメコミ市場ではこの表紙がべらぼうに品薄状態。うっしゃー。何と第二版も出版された。それもこの表紙の色違い。ちょっと思い出すのは1990年に発売した形容詞のないSPIDER-MAN 1号の表紙。これもデザインが秀逸で色違いの表紙の第二版も出版された。当時は凄い高値で取引されていた。今でもビニール袋入りのやつは高い。

粗筋をサラッと紹介。Peterと蜘蛛の力を持つ役立たず軍団は、Kindred(Harry)により囚われの身に。先に現れたのはMary Jane。そしてその後にHarryの父親Green Goblin(Norman)が現れ、Harryに挑む。

今回も気に入ったシーンや台詞等を紹介。今回のGleasonの画は良いな。MJのコマはどれも良いのだが、最初に現れたシーンの彼女が一番好き。

台詞の一つ一つが良いのだが、まずはHarryの台詞。”If little orphan boy Peter Parker couldn’t have one, at least SPIDER-MAN would, right? A family.” いつも周りに仲間が集まることをHarryが羨み、妬んでいる様子が伺える。

Peterを始めとする面々を始末することにNormanが不満を持っていることに対する、Harryの抗議の言葉とNormanの応え。”What do you care? You hate them all.” “They’re mine.” ぞっとする。Normanらしい。

May伯母さんを救うため悪魔と取引したことがKindredを生み出したとHarryは言っているが、全然その二つが繋がらない。まだこの話を引っ張るつもりなのか、Spencerさんよー。

MJがNormanの爆弾に倒れた後にPeterに対して言った台詞。これが一番泣ける。”You’re not getting rid of me that easy, Tiger.” 間違いないMary Janeが唯一のヒーローだ。
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2021/2/7

MJがKindred篇のヒーローだ、Amazing SPIDER-MAN 855(54)号、54LR号  アメコミ

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Amazing SPIDER-MAN 54LRを注文したつもりが、855(54)号のvariantだったことが判明し、再注文した。2週間後に到着。漸く読めたので855号と54LR号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

855号の筋書をNick Spencer、画をMark Bagley、インクJohn Dell、54LR号の筋書をSpencerとMatthew Rosenberg、画をFederico Vicenti、Takeshi Miyazawaがそれぞれ担当。添付画像は855号のvariant coverでBagleyの作品。54LR号を慌てて注文したので、在庫があった普通の表紙を手に入れたが、Bagleyのvariantのデザインが優れている。

粗筋から。引き続きPeterとKindred(Harryと称している)が長い戦いを行っている。一方、Kindredがいるはずの墓地に、蜘蛛の力を持つ役立たず軍団とMary Janeが到着。待ち受けるのはSin-eaterとKindred。

どうも855号はこれまでの話のお浚い的な流れ。この号を飛ばして読んでも話は繋がる感。新事実はない。その中で一番良いと思ったのはBagleyの画力。彼がASMを担当した1992年の画と比較し数段品質が上がっている。見ていて物凄く綺麗だ。紙の品質が良いのも手助けしているが。

今回も気に入ったシーンや台詞等を紹介。過去の回想シーンが特に印象的。何故GwenやFlashのクロースアップのコマが良いな。一方、Peterを殺しては生き返らせの連続はちょっといただけない。

台詞では、最初の方のシーン。HarryがKindredの正体だと知ったPeterの台詞。”I don’t want to believe it.”そしてその次に、”I won’t believe it.”と来る。中学生でもわかる英語なのでだが、二つニュアンスの異なる台詞を続けるところが効果的。

Kindredが何をPeterにさせたいのかは謎のまま。これだけ引き延ばしてしょうもない結末だったら怒る。

ASM 54LR号の方が面白い。まずはMorlunの力を得たSin-eaterが無敵状態。だけど、ちょっと待て、そんなMorlunを簡単に始末できるほどSin-eaterは強かったのか。そうだとしたら、わざわざMorlunを倒す必要なんてないじゃん。矛盾。

Madam Webがわざと撃たれ、彼女の力を得たSin-eaterが未来を見るシーンは面白い。最後にNick Loweが書いたように自殺は何の解決でもないが…。この編集長のページは良いな。

既にMary Janeが看破したように、これまでのNormanの行動が芝居だったのは今回のクライマックス。このページのためにASM 54LR号はある。またまた疑問も生まれたけどね。じゃーSin-eaterの銃で撃たれたはずなのになんでってね。

彼の芝居を看破したMary Janeの台詞。”Don’t think even a single thing I do here constitutes forgiveness or even tolerance of you.” 彼女が一番のヒーローだ。

もう一つ良かったのを忘れていた。最初の数ページはSpectacular SPIDER-MAN 200号の一部分を再録している。凄く効果的。最終話ASM 856号を読むのが待ち遠しい。手元にあるので、今日読むけどね。
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