2020/8/23

Kindredとの初顔合わせのようなもの、Amazing SPIDER-MAN 845(44)、Sin Rising Prelude  アメコミ

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7月もAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)の新刊が出たが、今月、ASMは外伝も含めて3冊到着。徐々にアメコミ出版は状態に戻りつつある。まずは845(44)号と外伝Sin Rising Prelude (“SRP”)をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、845号の画をKim Jacinto、インクをBruno Oliveiraが、SRPの画をGuillermo Sannaが担当。添付画像は845号のvariant cover。Marvel Zombies Variant。前回に引き続きTony Daniel の作品。SPIDER-MANのレギュラー悪人がゾンビ化したもの。Danielは上手いな。 SPRもvariant coverを手に入れた。BossLogicって人の作品。上手い。

次に粗筋。ASM845号はPeterの夢にとうとう謎の悪人Kindredが登場。そこでは、悪人Overdriveを通じてKindredの部下Sin-eaterがSPIDER-MANに迫っている様子を伝える。SPRはSin-eaterが生まれてから死ぬまでの一生。

いつものように気に入ったシーンや台詞等を紹介。まず、夢の中のOverdriveの台詞。Sin-eaterからほうほうのていで逃げる様子。”I put the pedal to the floor, lit out of there like a bat out of hell.” 後半部分の表現はオイラぐらいの年代のアメリカ人だったら大体知っているMeatloafの名曲Bat out of Hellの歌詞からの流用。(この歌は何故か日本では全然売れなかった。)この曲は大好きなので思わずニヤリとしたね。

もう一つPeterが夢の中でMary Janeに電話しているシーン。SPIDER-MANでいる間の高揚感とPeterでいる時の落ち込んでいる自分を話した後の台詞。”I need a reason to take the mask off.”つまり、MJがいればマスクを外したPeterでいられるという意味。

最後の2ページのIt wasn’t your dreamってのがわからないな。MJや蜘蛛の力を持つヒーローが1ページの中に描かれている。彼ら、彼女らもこの夢を共有しているのか。

次にSRP。全体にSPIDER-MANが活躍する話ではない。さらに言えば、彼のくだらない冗談もなし。(だから気に入った台詞は書かない。)残念だったが、話そのものは興味深かった。損した気はしない

Sannaの画が良い。IRON FISTやBulleseye何かを描いた人らしい。上手いな。そして、今回のような犯罪者の話を描くのには適している。BATMAN Year OneのMazzucchelliのような画を描く。ただ一つ、彼が描くSPIDER-MANだけはいただけない。

納得はしないが、何でJean Dewolffが死んだかは説明されていた。そもそも彼女が死ぬ意味は全然ないと思っている上に、さらにフラストレーションが溜まったな。ただし、Sin-eaterの性格付けを補足する話としては、説得力がある。

最後に1ページ編集者Nick Loweの解説がある。それによればSpencerはDeath of Jean Dewolffの話がお気に入りらしいね。

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2020/8/17

なんちゃってコミコン、お次はRubinsteinのMystery Comic Envelopes  アメコミ

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コロナのお陰で、結構アーティストが困ってる。それに目をつけた一社に今回注文を出してみた。それがMystery Comic Envelopesだ。(リンクは下記に)
https://mysterycomicenvelopes.com/
Rubinsteinのサイトかなにかで知り、早速注文することに。$150+$15(日本への郵送料)で添付画像のようなものが届いた。全部サイン入り。

スケッチ他が入っていて、この金額だったら御の字の内容。(正直大きいプリントは困っちゃうのだが、それ以外は全然OK。)勿論スケッチは良い感じ。もう一つ気に入ったのは、WOLVERINE #1の復刻版にサインと簡単スケッチが描かれているもの。(画像をの復刻版のWOLVERINEの顔の下に横顔が描かれているのにお気づきだろうか。)

実は、限定30部の内、一部だけにこのWOLVERINE #1号の表紙を描き直したもの(Recreationと言います。)が手に入るチャンスがあった。(御覧の通りハズレ)手に入れた人は幸せだろうな。

自宅に到着するまで、途中で小包が行方不明になる事故もあったが、業者さんにお願いして探索してもらった。真摯に対応してもらって助かった。この業者さんは信用できますよ。
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2020/8/16

Peterは無意識の内にSymbioteの敵となっていた SPIDER-MAN Alien Reality 3〜5号  アメコミ

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Symbiote SPIDER-MAN (“Sym AR”) Alien Reality の後半部分3〜5号を読み終えたのでレビュー。

筋書きをPeter David、画をGreg Land、インクをJay Leistenがそれぞれ担当。去年のSymと製作スタッフは同じ。添付画像の表紙は、3号の表紙。Phil NotoによるGwen Stacy Variant。これに勝る表紙はなかった。凄く良い。

粗筋から。Hobgoblin に敗れたSPIDER-MAN。同じように敗れ、魔術を奪われたDR. STRANGEは彼に魔術の訓練をし、再挑戦させる。STRANGEの居宅にいたのは、Hobgoblinだけでなく、Baron Mordoであった。

気に入った台詞やシーンを紹介。Mordoのことも良く知らない。DR. STRANGEの映画で悪落ちする奴だったか。STRANGEの居宅の猿のぬいぐるみはなにかおかしな衣装を着ていたが、わかっているやつはこの衣装がMordoのものだってことわかってるんだろうな。怪しいなとは思った。しかし、劇的な登場もオイラにはあまりピンと来なかった。残念。

懐かしいキャラの登場も笑えた。Morbiusだ。ソニーの映画で彼の単独映画が公開予定だが、それに合わせた登場だな。彼の台詞、”Didn’t you used to have more arms?”はAmazing SPIDER-MAN 100号で、腕が沢山生えちゃった事件を指している。100号の話はあまり好きな話ではないのだが、懐かしい。

また、Symboteが夜中に起きてPeterの身体を操りMorbiusをケチョンケチョンにやっつけちゃうのは面白い。昼間はPeterの良心がある意味ブレーキとなっているんだよね。というよりSymbioteが生きている事実を知らない時点で、既に無意識にSymbioteの敵になっているということか。

Black Widowが物陰から近付いた時にSPIDER-MANがビックリしちゃったシーン。STRANGEはSPIDER-MANをSymbioteが操っているため、SPIDER-SENSEが働かなかったと指摘しているが、これは違うかな。SPIDER-SENSEは危険に警鐘を鳴らすのが役割だから、Black Widowが近づいただけでは、働かないはず。ちょっと難しいのはBlack Widowは、Mordo側に寝返ったかもしれないから、SPIDER-SENSEは働くのか。

Nightmareによる突然の場面転換に対するSTRANGEのコメント、それに続くSPIDER-MANのコメント。”Your tricks do not impress us, Nightmare.” “I’m actually kinda impressed.” David台詞が面白い。

Nightmareの領域、即ち夢の世界はよくわからん。そんな中、DR. STRANGEがSPIDER-MANに対し目をつぶるよう指示した後のSPIDER-MANの台詞。”Close your eyes.” “They are.” 短いんだけど、バカバカしくて笑った。SPIDER-MANのマスクはいつも目が開いているように見える。マスクの下でPeterは目をつむっているということ。

それから、”retcon” もしくは、”retroactive continuing”なる単語が出てきた。造語なのだが、今の設定に合わせるように過去の歴史を書き換えちゃう意。アメコミで良く使われる読者をバカにした手法が単語になってしまうとは、嘆かわしい。Davidはそれもこれも飲み込んでこの話で使っているはずだが。

狐につままれたような終わり方はもう一歩。しかし、PeterはSymbioteが生きている可能性を考えないのが興味深い。科学者であるPeterであればそれまでの数々の事実からある程度可能性を導くことはできるはず。

それから、Symbioteが意思を示しているのも良いね。いくら凄んでみてもMordoによると、全然敵ではないらしいが…。
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2020/8/10

Dodsonの原画を手に入れた  アメコミ

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コロナのお陰で、アメコミの出版が遅れるは、アメリカからの郵送は滞るはで、病気そのものへの恐怖や働き方の変化以外にもいろいろ支障がある毎日。しかし、一つだけ良いことがあった。普段はサンディエゴ・コミコンで売られるような原画がアーティストから直接購入する機会が増えたことだ。

そして、今回手に入れたのが、Terry Dodsonの原画。X-MEN/ FANTASTIC FOUR 2号9ページ目のもの。初原画だね。これまで、色々なアーティストに画を描いて貰ったことはあるが、原画は高くて手が出なかった。清水の舞台から飛び降りたつもりで買ったのが、このページ。(奥さんのRachaelのインクは入っていないから比較的に安いんだけど、それでも勇気がいる。)きっとインクはデジタルでやったんだろうな。

裏には習作が描かれている。これも興味深い。

X-MENは子供の頃から読んでいたのでそこに出て来るキャラの原画は真剣に嬉しい。そしてDodsonは大好きなアーティストの一人。嬉しさは倍増です。

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2020/7/12

またサイン本を買ってしまった、THOR the WorthyとNew Mutants 25号  アメコミ

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相変わらず、アメコミの新刊が出ない。それを見越してサイン本を買い集めている。今回紹介するのはTHOR the WorthyとThe NEW MUTANTS (“NM”) 25号。

筋書をWalter Simonson、Tom DeFalco、 Kathryn Immonen、画をMike Hawthornem、Sal Buscema、Ron Frenz、Kieth Williams、Tom Reilly、表紙をKim Jacinto。サインはTHORの中興の祖Simonsonがしている。彼のサインだけのためにそこそこお金を払った。この時代の人が好きなんでしょうがないね。今の内にサイン手に入れないと。

ちょっと残念なのは表紙がSimonsonじゃないこと。実はこの本にはvariant coverがあって、そっちはSimonsonが画を描いている。どうせなら、そっちにサインをしてもらって売れば良かったじゃんて思う。

残念ながらTHORの方の中身は読んでいないので内容のレビューは割愛。
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NM 25号の筋書をChris Claremont、画をBill Sienkiewiczがそれぞれ担当。表紙もSienkiewicz。サインはClaremont。X-MENの中興の祖のサインを漸く手に入れた。ちゃんと彼がサインした証明書が入っている。因みにこのNM 25号、品質が良くないものでも$7と結構値が張る。何しろ、テレビシリーズLegionの初出号だから。(カメオ出演なので、一般的には次の26号を初出とする専門家もいる。)ただこちらの方の入手先はいつものご用達Mycomicbookshop.comなので、他のアメコミと一緒に送ってくれるから送料分は得した気分だ。

ゲストであるCloak & Daggerが漸くやる気を出して、RobertoとRhaneに憑依した力を取り除くことに成功した。倒すべき敵がいるわけでもなく、ワクワクは少ないが、良くも悪くもSienkiewiczの画が凄いから許せる作品。自分の画に自分でインクを入れてスッゴイ画になっている。これだけでもお得。特にIllyanaの後ろにX教授が描かれているコマが好き。もう黒インク使いまくり。

CloakことTyronの重たいお尻を上げたSamの一言を紹介して終わる。”You can’t let fear run your life. That’s the real shadow. That’s what’ll shrivel your soul if you let it.” 元々Cloakの力だった影。Tyronのその力に対する恐怖こそが本当の影でそれが彼の魂を食い物にするというような感じ。
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2020/6/28

誰も傷つかないサゲは良いが問題は解決してない、Amazing SPIDER-MAN 843(42)、844(43)号  アメコミ

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2ヶ月振りにAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)を読んだ。ご用達からの5月の末に発送連絡は受けたが、6月21日の時点で到着せず、やむなく池袋のVERSE Comicsにて844(43)号を購入。読み終えたので、先月読んだ843(42)号と合わせてレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、843号の画をRyan Ottley、インクをCliff Ruthburnが、844号のインクの一部にはOttleyも参加。前回に引き続きSPIDER-WOMAN Variantの表紙を添付することにした。BATMANを昔描いていたTony Daniel。やる。SPIDER-WOMANのコスチュームはこの昔のやつが良いな。SPIDER-MANの眼だけ嫌だ。

お次は粗筋の紹介。842号からの続きでKingpinが探し求める宇宙的な力を持つことのできる宝を探しているSPIDER-MANとBoomerangのコンビを怪物Gogが襲う。Gogは地表に出ても大暴れ。ニューヨーク市長としてふんぞり返っているKingpinが軍隊を率いて迎え撃つ。

Spencerが得意なのはユーモラスな会話。今回もBoomerangの台詞の後にSPIDER-MANが上手く乗っている。”He’s about to have two superhero deaths on his conscience.” “One and a quarter.” SPIDER-MANがBoomerangをヒーローと見做していないことは明らか。前者は英語の表現として参考になる。

843号の半分は何でGogが宝The Lifeline Tabletの破片と共に現れたかが語られる。光文社版の話や、その後Sinister Sixに利用された話なんかが紹介される。これで半分のページを使われ、話が先に進まない。最近のアメコミの悪い癖。

ただし、落語の三題話のように、Gogとお宝が何で一緒なのかという理由が楽しいかな。(悲しい話ではあるが…。)

844号。Ottleyの描くSPIDER-MANは好きではないが、蜘蛛糸は良いな。昔のMcFalaneが描いたそれのようだ。

前半分で、何でデカいGogが小さくなって、また大きくなったのか、ピンと来なかったが、Pym Particleのお陰なんだな。

SPIDER-MANがKingpinの軍隊を止めようとする台詞。”Gog’s just confused, he’s not trying to hurt anyo(ne)” ここで、SPIDER-MANはGogにぶん殴られて、遠くまで飛ばされちゃう。コマ割りを含め好き。

巨大化したGogを抑え込む方法を考え出したSPIDER-MANは良いな。結局誰も傷ついていない最後のサゲ(オチ)は大好き。

しかし、だ。お宝探しはどうなっちゃったんだ? Kingpinは納得したのかなど。中途半端な終了には納得していない。

最後の2ページのSin-eaterと閉じ込められている物凄い力のやつは気になる。
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2020/5/17

Excaliburの同窓会的な・・・、Giant-size X-MEN NIGHTCRAWLER   アメコミ

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それ程期待していたわけではないが、最近買いたいアメコミが少なくなってきたので買っちゃったGiant-size X-MEN NIGHTCRAWLERをレビュー。(今回は短い)。

筋書をJonathan Hickman、画をAlan Davisがそれぞれ担当。添付画像もDavisが描いている。Davisは超ベテラン。今回の話、彼の画じゃなかったらメルカリでサッサと売ったな。特に1987年にChris Claremontと共に始めたEXCALIBUR誌の創設メンバーNIGHTCRAWLERとRachael Summersをこの本で再会させたのは実に大きい。それもRachaelのコスチュームは当時のそれと同様だ。まるで同窓会だね。

まず粗筋。X-MENの古くからの基地である屋敷を訪れたNIGHTCRAWLER他のミュータント達。そこには誰かいるようなのだが、わからない。漸くはっきりとした姿を現したのは昔のコスチュームを着たRachaelだった。彼女を追ってミュータント達は屋敷から続くこの世のものとは思われぬ洞窟へと向かった。

前回紹介したX-MEN 8号に登場した悪の宇宙生物Broodと同様、古くからX-MENに登場する悪の宇宙生物Sidriが今回久々に登場。WikipediaによればX-MEN 154号で初登場らしい。残念ながらあまりに昔に読んだのでもう内容を覚えていない。Dave Cockrumがレギュラーに戻ったぐらいの時代だ。

懐かしいと言えばもう一人昔のミュータントが再登場している。Lady Mastermindだ。彼女はもう少し使えるミュータントだと思うのだが、暫く消えていたな。

Hickmanは昔からの話の繋がりを大事にする人なので、こんな昔からのキャラを復活させてくれる。これはありがたい。

また、Dougの翻訳能力を使ってSidriとのコミュニケーションをとらせる展開もすんなりと受け入れられる。

序盤は、昔ながらの幽霊話風で始まるのだが、根本的な問題を最後まで解決しない終わり方も昔ながらの幽霊話のようだなと。また、この話将来の伏線にするのかな。大して魅力のある悪人というか悪宇宙人ではないので、放っておいても良いかな。
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2020/5/5

性懲りもなく、またRomitaのサイン本を買った  アメコミ



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ゴールデンウィークなので、またまた、お金を失うリスクを覚悟して買ったお宝本を紹介。円高は財布のひもを緩める罪な現象だ。

まずは、1冊目。今回の購入目的のJohn Romita Sr. (JRSR)のサイン本。去年の9月にこのブログで紹介したJRSRのサイン本が本物かどうかわからないため、本物だと確証の持てるものが欲しかったオイラがDynamic Forces社のサイトから購入したのがこれ。なんでSILK (2015) 1号の表紙にJRSRがサインしているかとかは、もう問題ではない。本物の証明書が付いているのがポイント。まあ、Greg LandのVariant Cover (販促のため表紙を変えて売っている)も良いんだけどね。

前回のJRSRのサイン本の紹介は下記リンクを参照。
https://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/1609.html


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もう1冊は、Mark Brooksのサイン入り、彼が描いたVariant CoverのSPIDER-GWEN。これも証明書付き。デザインでは上述のSILKよりも好きだな。凄い。Brooksは日本に来たことがあるので、サイン入手の難易度は高くはないけどね。

その他、同じ箱に沢山Variant CoverのAmazing SPIDER-MANや姉妹誌が入っていたが、紹介は割愛。売るか持ち続けるか考え中なので。(重複して持っているもの、ASM以外の作品にはもう売却しているものもある。)

最後にDynamic Forces社のサイトのリンクを付けておく。(注文しても在庫がなくて、届かないリスクがあるので、注文するときは慎重に。ここの会社から買うのであれば、少額から始めるのがお薦め。)
http://www.dynamicforces.com/

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2020/4/19

宇宙もののキャラが総出演、X-MEN 8号、9号   アメコミ

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SPIDER-MANの次はX-MEN。 Jonathan Hickmanのこれまでの世界観を全部チャラにした設定は嫌いだが、話の進め方や台詞回しは評価しているので、結構楽しみ。今月も8号、9号と2冊到着したのでレビュー。

筋書をそのX-MENの世界観を台無しにしたHickman、8号の画をMafmud Asrarが9号の画をLeinil Francis Yuがそれぞれ担当。最近はYuと誰かが交代で描いてるな。Asrarの画は前より良くなっている。やはり、描いていくうちにどんどん腕を上げるんだね。こういうのを見ていくのもアメコミの魅力の一つだね。(別に日本の漫画でも同じだが、読まないから何とも言えない。)添付画像は、9号の表紙。今回の登場人物大集合。家族を大切にするCYCLOPS的な…。やはりこれまでのX-MENの世界観と離れすぎていて違う感。

粗筋をさらっと舐める。古くからのX-MENの悪宇宙生物Broodが地球に来襲した。狙いはKing EggなるBroodが大切にしている卵。それを地球外に持ち出すCYCLOPSとその弟二人等。目的地には、Shi’ar星系のGladiatorやKree星系のRonan, the Accuser、囚われの身のStar Jammers等宇宙もののキャラが総出演。

いつものように、気に入ったシーンや台詞等を紹介。実は話はNEW MUTANTS (“NM”)誌から続いていて、Rhaneが宇宙から持ち帰った卵が今回の騒動の始まりみたいなのは好き。HickmanがNMも担当しているのが功を奏している。

CYCLOPSの末弟Vulcanが再登場。こいつ性格が捻じ曲がったやつだったはずが、何か明るい若者になっている。つまらん。ただし、彼の真面目な兄をからかったシーンだけは好き。

気に喰わない新設定の中で、もう一つ良いのはCYCLOPSのコスチューム。これはYuのお手柄だな。一番好きなのは、Byrne時代か、Jim Lee時代のコスチュームなのだが、今のも悪くない。

ちょっと好きな設定は、Broodを生物兵器にする計画をKree人がたてていること。面白いな。宇宙ものってあんまり好きじゃないけど、宇宙ものでしか味わえないスケールの大きい設定には感心する。

もう一つ、Broodの乗っている宇宙船が、死んでいるんだか、生きているんだかの宇宙生物なところ。何が動力源かさっぱりわからないけど、そこは問題じゃない。これもSF的な想像力の賜物。素晴らしい。

最後に台詞。今回はそれ程気に入ったものがない中CYCLOPSと妻MARVEL GIRLが同じ台詞を使っているところが気に入った。”Can’t this possibly wait?” 忙しいので後で話そうとしているのだが、どちらの口癖なのか。最初はBroo、次はMARVEL GIRLも同じように応える。”Not really.”
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2020/4/12

懐かしの怪物Gog登場、Amazing SPIDER-MAN 841(40)、842(41)号  アメコミ

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今月はアメコミの新刊が到着。いつものように真っ先にAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 、842(41)号を読み終えたので、先月読んだ841(40)号と合わせてレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、841号の画をIban CoelloとZe Carlosが、842号の画をRyan Ottley、インクをCliff Ruthburnが担当。添付画像は842号のSPIDER-WOMAN Variantの表紙。Ryan Brownが描いているとのこと。腕も良いが、アングルが凄いな。蜘蛛の力を持つ二人だからこそ。普通の表紙はOttleyなのだが、あまり興味がない。

さて粗筋。841号は840号からの続きでForeignerに唆されてSPIDER-MANを襲ったChance。842号では、Kingpinが探している分散する宝をSPIDER-MANとBoomerangのコンビが回収する。そこに懐かしの怪物Gogが登場。

光文社版のASMでKravenが登場する話に、この怪物も登場する。そう言えば底なし沼に落ちちゃったんじゃなかったけ?

またまた気に入った、台詞、シーン等を順不同で紹介。Peterの部屋で待ち構えていたNorah Wintersの台詞。”I wouldn’t like him when he is angry.” これは1970年代後半のテレビシリーズ超人ハルクの中のBanner博士の台詞を引用したもの。この台詞は結構良く使われる。日本では、「マクギー君、僕をおこらせるなよ」みたいに訳されていたはずだ。

ポッドキャスト録音中にChanceが乱入したことに怒ったエンジニア、Chanceに銃口を向けられた前後の台詞。”It’s a lot of background audio.” “I can edit it out.” 手のひらを返したような態度の変化が2コマで説明されていて好き。

Chanceが救出された後に残ったSPIDER-MANとJ Joana Jamesonのポッドキャスト録音シーン。非難し合ったり、泣いたり、笑ったりを5コマで割られた1ページで表現している。凄く楽しそうだ。841号のクライマックスシーンで大好き。

Chameleon、Clairvoyant、Foreignerの策略等未来の話への伏線も良い感じだ。

続いて842号。BoomerangのPOWER MAN & IRON FISTのチーム名Heroes for Hireについてのコメント。”When was the last time anyone hired them?” 誰が最後に雇ったの?つまりチーム名は相応しくないと言っている。上手いね。

そして、今回英語で勉強となったのは、verminという単語。気持ち悪い悪役であまり好きじゃない。単数でも複数でもverminらしい。そして、今やクローンで増加した彼等は変わらずvermin。面白い。因みに彼らはSoaprang(石鹸のブーメラン(笑))が大嫌いらしい。
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