2020/4/5

憧れのサンディエゴ・コミコンが舞台、DAZZLER 30号、32号  アメコミ

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1980年代前半のDAZZLERを久し振りに紹介。今回はお遊び半分の30号と1号おいて32号。(正直31号は面白くなかった。)何故お遊びかと言えば、この30号が発売された月は、編集長がお休みで副編集長が担当している。そこでタガが緩みお話は通常の話から脱線した展開にMarvel各誌がなってしまっている設定。30号の表紙(添付が画像ではわかりにくいが、下の方に煙草の箱に書いてあった注意書きをパクっているのもその一例。)この当時の副編集長はBob Harrasで、今の彼はまだDCの編集長なのかな。表紙で言ったら、32号の方が断然カッチョ良い。(InhumansとDAZZLERの図。)しかし、30号の表紙のおかしさは捨てがたいのでこっちを採用。

30号の筋書をKen McDonaldと画をFrank Springer。32号の筋書をMike CarlinとMark Bright、画をBrightが担当。SpringerもBrightもそこそこ普通の画。ヒーローものというより、ロマンスものが似合う。インクはVince Colletta。この人のインクは相変わらず固い。

粗筋をサラッとお浚い。29号でアメリカ軍機に攻撃されたDAZZLERことAlisonが乗った飛行機。命は助かるが、継父の元から嫌になり飛び出し偶然Marvelの編集長Ralph Macchioに出会い、コミコンの開催されているSan Diegoに向かう。次32号。LAで定職(エアロビの講師)についたAlisonだが、Inhumansが彼女の手を借りにエアロビのスタジオに出現。月にあるInhumanの基地で謎の悪人と戦う羽目に陥る。

因みにMacchioの発音みんな間違ってるな。ちゃんと知りたい人は下記リンクを参照。
https://www.youtube.com/watch?v=pERhot4PrrI

コミコンでは、DAZZLERを亡き者にしようと戦う軍の中にミュータントがいて、そいつが怪物となって大暴れって感じなのだが、Springerは怪物を描くのが得意じゃない。もしくは、わざと下手に描いているのかな。この人はロマンスものっぽい画を描く。だから彼の描くDAZZLERは悪くない。

後半部分では軍の機械ってのが出てきて、それがJack Kirbyチックなのが味噌。

32号では月に行ったAlisonの台詞。”I’ve never been to the Statue of Liberty.”ニューヨークの名所にも行ったことがないことを独り言ちている。結構アメリカ人だって、行ったことない人沢山いると思うけどね。いまだにスカイツリーに行ったことのないオイラと同じだ。

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2020/3/29

Gwenの表紙にメロメロ Amazing SPIDER-MAN他  アメコミ

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今回は今月届いたアメコミからGwen Stacy Variant等を紹介。

まずは、最初の3冊Amazing SPIDER-MAN 840 (39) 号、841 (40)号、Symbiote SPIDER-MAN Alien Reality 3号。(号数はLegacy Numberを先に記載し、カッコ内に比較的最近1から始め直した番号を入れている。)

それぞれ、Pepe Larraz、Elizabeth Torque、Phil Notoが描いているGwen Stacy Variant。買って良かった。悲観的なGwenが、死んでから時間が経過しているにも関わらず、何故今脚光を浴びているのか皆目見当もつかない。察するところ、一つには、映画でGwenがヒロインに採用されたことが大きいと思う。それ以上にコスチューム先行のSPIDER-GWENが予想以上に人気を博したことがデカいな。そして、アニメにInto the SPIDER-VERSEにその彼女が出たこと。

それはともかく、特に838号のLarrazの作品がデザイン的に好きだな。彼女の笑みは魅力的だ。Torqueの作品は、日本の漫画の影響を色濃く受けているように感じる。そして、最後のNotoの作品はいつも安定している。この表紙はGwenよりPeterの表情が良いな。

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次の2枚はJ Scott Campbellの作品。彼の通販サイトから直接手に入れたサイン入りのもの。円高に乗じて買ってしまった。最初がAVENGERS 731 (31)号でサイン入り。この表紙のデザインがとても気になった。Gwenの表情が良かったんだよね。もうメロメロ。

何しろ送料が高いので、ついでに他の作品も手に入れた。その一つがGwenが主人公のコミックブック1号。タイトルさえ書かれていないVirgin Coverは初めてだな。当然のサイン入り。

Campbellは日本に来ないから、通販で我慢するしかない。彼が描く作品には結構良いものが多くて欲しいのは他にも沢山あるんだけどな。
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2020/3/22

見よPhilip Tanが描くSun Fireの雄姿、X-MEN 6号、7号   アメコミ

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今月もX-MEN が順調に2冊到着したのでレビュー。6号、7号について。

筋書をJonathan Hickman、6号の画をMateo Buffagniが7号の画をLeinil Francis Yuがそれぞれ担当。添付画像は、標題の通り6号のMarvels X variantを採用。日本好きPhilip Tanの作品。昔書いたかもしれないけど、彼の描くSun Fireのスケッチをオイラは持っている。日本人のミュータントであるSun Fireの表紙を見ることができて単純に嬉しい。しかもカッチョ良い。

粗筋から、過去のOracleとMystiqueの会話が進行。一方現在のMystiqueがX教授に唆され、ミュータント嫌いの組織Orchisの宇宙基地にどこでもドア的な植物を植え、そのドアを通って宇宙基地に潜入する。7号はミュータントの儀式Crucibleの顛末。

いつものように、気に入ったシーンや台詞等を紹介。今までOracleってMystiqueのただの仲間だと思っていたんだけど、Hickmanはもう一歩踏み込んだ設定を付け加えたな。同性カップルだったんだ。一方、これまでのX-MENの設定と同じく現在は死んでいる。

Oracleの予言というか将来のお願いというかは面白い。”Bring me back. And if you cannot, if they will not, burn the place.” Mystiqueの裏切りの理由を明確にしているのは気持ち良いな。

確かにXavier教授の言うようにMystiqueは信用ならない。しかしOracleを蘇らせることをのらりくらりと避けているX教授は極悪人だな。よくあるラスボスのその部下へのあしらいと全く同じ。非常に胸糞悪い。

続いて7号。一番の見どころはYuの画とそれを助ける彩色担当Sunny Ghoの画。昔の大人向け漫画雑誌Heavy Metalの中の画みたいだ。非常に品質が高い。YuのFacebookのページか何かで読んだけど、今回X-MENを担当しているYuは非常に自分の画に自身を持っている。一方以前担当していた時の力は否定していた。謙虚。因みに添付しなかったけど、7号の表紙はYuが描くApocalypse。カッチョ良い。

Crucibleって何かなと辞書を見ると、最初は実験の時に使う耐熱陶器の容器が最初に出て来る。今回の意味は、2番目の試験(もしくは試練)。まだ引き摺っていたのか、Scarlet Witchの魔法の呪文”No More Mutant”によりミュータントの力を失ったミュータントが死んで、生き返って、ミュータントの力を取り戻す。なんだかなー。

勿論、これに対し疑問を持っているミュータントもいる。CYCLOPS、WOLVERINEやNIGHTCRALER。6号に続いて胸糞悪い。Yuがどんなに綺麗に復活したミュータントを描いてもね。

いつもよりページ数が多い中退屈な話の展開で多いページ数が勿体ない。

文句ついでにApocalypseのコスチュームのAの字はやめた方が良いな凄く安っぽい。
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2020/3/15

Robertoの嫌味がない金持ちキャラ爆発、NEW MUTANTS 5号、7号  アメコミ

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読む順番としては、X-MENより後のNEW MUTANTS。X-MENより面白い回もある。十分楽しめた5号そして、1号飛んで7号のレビュー。

筋書をJonathan Hickman画をRod Reisがそれぞれ担当。添付画像は5号のもので、Reisの作品。実際にこんなシーンはない。今回はDeathbird側にNEW MUTANTSがついているからね。

Reisの画を楽しむことが出来て良かった。月に何冊も出す必要ないね。毎月1冊のペースで出版されていたら、Reisの描かない6号のような余計な話を読まなくて済む。

早速粗筋。Shi’arの王族として正当な血筋であるDeathbird。彼女はCANNON BALLとその妻Smasherにエスコートされ、故郷へと帰還の旅に。Deathbirdを快く思わないShi’ar人が殺し屋を差し向けた。

ちなみに、この殺し屋軍団は結構マヌケ。そこが良いかな。Karmaのテレパシーで自分自身を痛めつけるよう指示される軍団のメンバーは滑稽。5号の最後のCliff Hungerを受けての7号での解決篇では、わずか3ページの前回までのお話でほぼ制圧されてしまった。

いつものように気に入ったシーンや台詞等を順不同で紹介。まずは5号。これまでの粗筋をブラジル人であるRobertoのお喋りで進めるやり方は、おもろい。もう金持ちで思い上がっているのが、嫌味に聞こえないHickmanの台詞回しが凄いね。どこまで本当だかわからにけど、ブラジル人は鳥が好きだから、Deathbirdにも感心がある的な正当化は好き。

これで終わったかと思ったら、7号でも前回までのお話部分はRobertoの担当。これも抜群に面白い。後半からはRobertoの妄想で話が進む。Deathbirdの台詞、”This is not how it happened.”と否定するコマまである。

Mondoの口がないJonoに対する質問とその受け応えも面白い。M “How are you going to drink that without a mouth?” J “Very carefully.” 答えになってないようでなっているユーモアが秀逸。

漸く星についたNEW MUTANTS等。彼らを待ち構えていたのは生きたガスボール。なんだか変だなと思ったら、これはShi’arの王女が変身した姿だったというオチが最後にある。ヘンテコながら楽しい。

Robertoはこの星に残留することになるのだが、またまた、彼の金持ちキャラ爆発。この星の不動産も手に入れてしまった。これまで、宇宙でいろいろ散財する伏線を出して最後のオチでそれ活かしている。
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2020/3/8

徐々に熱を帯びていくJJJとSPIDER-MANの議論、Amazing SPIDER-MAN 839(38)、840(39)号  アメコミ

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最近アメコミの発送から到着まで1週間ぐらい。早く読めるのは嬉しい。いつものAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 、840(39)号を読み終えたので、先月読んだ839(38)号と合わせてレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、画をIban Coello、840号の画をRyan Ottleyが担当。オマケの話の画をFrancesco Mobiliが担当。

添付画像は839号のPhil Noto によるMarvel X Variantの表紙。May ParkerもPhilにかかるとこんな素敵に変身する。素晴らしい。840号の表紙はGwen Stacy Variantを買ったのだが、この紹介は別の機会にしたい。

次に粗筋。スパイ組織SHIELDから盗まれたものを取り戻すため銀行強盗をさせられたSPIDER-MAN。所有者であるギャングは彼を追う。また、真実を探るため、J Jonah Jameson (“JJJ”)も彼を追うのであった。JJJはSPIDER-MANとポッドキャストを録音中にChanceが乱入する。

気に入った、台詞、シーン等を順不同で紹介。まず、JJJの新職場の名前、Threats and Menaces どちらも(社会を)脅かすものの意。JJJの大好きな言葉。創業者Norahは実はJJJがやってきたことを信奉しているんだな。面白い。行き着くところタブロイド紙なんだよね。

職場の人間が若造であることに呆れた後の彼の台詞。“I expected real newspeople, not a bunch of vagabonds who drive children’s toys to …” その後彼はその子供の玩具を使ってSPIDER-MANを追うのが味噌。そう言えばその玩具であるキックスケーターを最初に大人が載ったのは日本が初めてじゃなないかな。

それから、悪人共のギャンブル場という設定は面白い。また、ヒーローの戦いに関し賭けを行うという発想は、スポーツ全般が賭け事になるアメリカらしい発想。これが、次の話に繋がる方法が良いな。ForeignerがChanceにペテンにかけられた腹いせにChanceを焚き付けSPIDER-MANを襲わせるのが良いな。Foreignerも何か小者感タップリ。Spencerにかかると、悪人に人間味が出るな。

Chanceと言えば、McFarlaneが描いていたのを覚えている。

SPIDER-MANが目を細めるコマはそもそも1960年代のSPIDER-MANのアニメシリーズみたいで好き。Ibanの画のセンスが良い。

840号でのSPIDER-MANの台詞。”How did I get into this mess like everything to do with Jonah.” JJJと関わることはみんなひどいことみたいな感じなんだけど、確かにSPIDER-MANがJJJから受けた仕打ちを考えれば頷ける。

JJJとSPIDER-MANのポッドキャストがだんだんヒートアップしていく様を数ページに渡って進めていくのは上手いな。お互いのズレた見解を対比させて、議論は徐々に徐々に熱を帯びていく。そして、スタジオの外ではそれを見てNorahと彼女の部下が喜んでいく。彼等の狙いはそれだから。

オマケの話は次の大きなイベントの悪役Sin-eaterの標的となる小者の話。こいつら小者に読者が感情移入させるために、伏線としてSpencerが話を作ったんだろうな。

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2020/2/23

Spider Mobileの再登場、Symbiote SPIDER-MAN Alien Reality 1〜2号  アメコミ

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Symbiote SPIDER-MAN (“Sym AR”) Alien Reality 1、2号を読み終えたのでレビュー。

筋書きをPeter David、画をGreg Land、インクをJay Leistenがそれぞれ担当。去年のSymと製作スタッフは同じ。添付画像の表紙は、2号の表紙。Hobgoblinが非常にワルに見える。Landの画は、相変わらず良いな。今回感心したのは、Cravenが二流悪人から一流悪人に格上げさらたかのようなカッチョ良さ。今回の話ではないが、魔法にかかったようだ。

粗筋から。SPIDER-MANはCravenとの戦闘中にCravenが使用した毒薬により気を失う。目覚めると、Cravenは彼の相棒になっていた。何が起きたかわからない彼は、DR. STRANGEに助けを求めると、そこには、魔術師になっていたHobgoblinが待ち構えていた。ホームレスに身をやつしていた本物のSTRANGEと出会ったSPIDER-MAN。Hobgoblinが迫る。

今回も、気に入った台詞やシーンを順不同で紹介していく。まずは、Spider Mobileの登場。玩具会社とのタイアップ的設定だったが、この昔懐かしい小道具の再登場には拍手。そしてそれがキチンと活躍すること。レッカー車に持ってかれちゃうのも良いね。DavidらしくSPIDER-MANの過去の設定を丁寧になぞっているのも好きだな。自動運転システムがついていているとこね。

昔懐かしいと言えば、Uri Gellerの言及。Gellerは1970年代に超能力ブームを巻き起こした実在の有名人。魔術師の家の使用人WongがGellerはDormammu(DR. STRANGEの宿敵)の崇拝者であると述べている。爆笑。

そもそものこの変な展開は数年前にDR. STRANGEが見つけた古い本が原因らしいのだが、彼は前述の通りホームレスなっていた。このSym AR 1号の終わり方も良し。終わりで言えば、Symの最初のシリーズで”Symbiote SPIDER-MAN will return.”と言っていたのはこのシリーズのことだったんだな。

続いて2号。Peterが大学院を辞めたことをMay伯母さんが起こっているというSymでの設定をちゃんと使っているのがDavidの良いところ。

DR. STRANGEとSPIDER-MANとの会話。前段でこの二人を魔法によって捻じ曲げられた世界に残していることについての考察。DR “For spite, for revenge, call it what you will.” S “I will call it a mistake.”ヒーローものらしい。会話だな。

最終ページ。DRが屋上でSPIDER-MANを待っているが、警官が彼を屋上から下ろそうとしている。そこに到着したSPIDER-MANとDRのシーン。警官の足だけが見える。この構図が無茶苦茶好き。これによって、前のコマを読者に想像させている。そして、彼がこう呟く。”I don’t get paid enough to deal with SPIDER-MAN.” これ結構アメリカ人の警官らしい台詞。日本の警察官でも言うかな。

ちょっと気に入らないのはBen伯父さんをこの捻じ曲げられた世界に登場させたこと。この手の技はもう使い古されちゃっていて新鮮味がない。DavidがBen伯父さんに言わせる台詞は良いのだが…。
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2020/2/16

Hickmanの台詞は面白い、X-MEN 4号、5号   アメコミ

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今月はX-MEN が順調に2冊到着したので、まとめてレビュー。その4号、5号について。前回書いたようの公式にLegacy Numberを使用していないので、今回からLegacy Numberの使用をやめる。

筋書をJonathan Hickman、4号の画をLeinil Francis Yu、インクをGerry Alanguilanが担当、5号はR. B. Silvaが画を担当。。添付画像は、5号のEarth X variantを採用。Amazing SPIDER-MANの表紙をよく描いていたMarcos Martinの作品。Martinのデザイン力はピカイチだな。しかしやっぱり人物がもう一歩かな。顔が茄子なのが気になってしょうがない。

粗筋から、4号は、スイスのダヴォス会議で、各国リーダーや財界の著名人らと会食するXavier教授、Magneto、Apocalypse。その裏では彼等を亡き者にしようと暗殺部隊が奇襲をかける。続いて5号。懐かしのChildren of the Vaultが再始動。X教授はミュータントを人工知能金庫Vaultに送り込む。(それだけ)

いつものように、気に入ったシーンや台詞等を紹介。まずはYuのコマ割り。昔Frank Millerが使った手法の応用なのだが、効果的なので記述しておく。9コマを使い、主にMagnetoと各国のリーダーとの会話を進行させていくのは良いな。

Krakoa島がつくる薬を全世界的へと売る商売についての中国大使の批判とMagnetoの回答。これは気が利いている。大使”For some of your drugs the weekly regimen is necessary.” M “(前略)Armaments, universal debt and planned obsolescence are (中略) three pillars of western prosperity.”完全に3つの柱の内最初の二つは中国の戦略への当て擦り。3つ目は直接の回答。薬を週一で改良することで商品が陳腐化することを防いでいる。これは西欧諸国の繁栄から学んだ教訓。

もう一つ、青銅器時代の崩壊に関する質問に対するApocalypseの回答。”Tell us what caused the collapse.” “Me.” 大爆笑。

現代社会への批判や皮肉は面白い。だけど、それをX-MENに期待していないんだけどな。

続いて5号。全体的に何にも起こらない。唯一買いなのは昔からX-MENを担当している。Silvaの画。特にSentinelのスクラップがVaultの上に鎮座する姿がえらいカッチョ良い。

何とかするんだろうが、Vaultの中で時が異常に早く過ぎていくことに、どう対処するんだろう。

英語が面白かったので会話を一つだけ紹介。恐らくCYCLOPS ”Synch, your ability to copy another mutant’s power will act as a redundancy.” Synch “Feels like an insult.” Redundancyを二つの意味に使っているのが味噌。CYCLOPSはSynchをバックアップとして機能させること意図している。それをわかった上で、Synchは重複しているので無駄みたいにとっている。台詞は面白いんだよねHickman。
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2020/2/11

ラスボスKindred、自分の手を汚さないつもりか、SPIDER-MAN 837(36)、838(37)号  アメコミ

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最近の習慣、アメコミの束が来たら自動的にAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)を読む。最初は838(37)号を読み終えたので、先月読んだ837(36)号と合わせてレビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、837号の画をOscar Bazaldua、838号の画をRyan Ottley、インクをCliff Ruthburnが担当。

添付画像は837号のTony Daniel による表紙。故Steve Ditkoの描いたSPIDER-MANへのHomage。

粗筋をサラッと。SymkariaのKarakov女伯爵の差し金によるDr. Doomの暗殺未遂により、Doombotがニューヨークを大暴れ。それをSPIDER-MAN が食い止める。838号は次へのつなぎの話。泥棒や恐竜化した人間の暴走を食い止めるため、SPIDER-MANは奇策に出る。その目的はMary Janeとのビデオデート。

次に好きなシーンや台詞等を順不同で紹介。前号終わりのCliff Hungerはなんてことはないオチで終わった。占い機械Clairvoyantの占った未来の選択肢の一つじゃん。

Dr. Doomの自尊心に訴えたSPIDER-MANの台詞。”You really wanna let them manipulate you like that?” SpencerはDoomをわかってるな。人に操られるなんてDoomの最も嫌いなことだからな。

Doomを説得してDoombot軍団を立ち退かせたSPIDER-MAN。ところが、Doombotは行きがけの駄賃に、ニューヨークの公共施設を破壊して行った。このシーン解せなかった。こんな子供じみたいことDoomがするわけないじゃん。今回一枚上手だったのは女伯爵Karakovだ。暗殺未遂はDoombotのネットワークをハッキングするための手段だったんだ。だから、最後にSPIDER-MANに攻撃をしたのは、何者かにしてやられたことに地団太を踏んでいる表現だったんだね。面白い。

この女伯爵のSILIVER SABREを殺さずに立ち去る際の台詞、”I couldn’t bear for you to miss what comes next. 怖すぎる。自分の勝利を確信した彼女の良い台詞だ。

前述の通り、838号はつなぎ。

前半はJ Jonah Jameson (“JJJ”)。昔JJJの下で働いていたNorahからのネットメディアへの誘いに俺はnewspapermanだと嘯いていた彼だが、金額を提示された途端に言った台詞。”I`m in.” JJJは金にも弱いのか。(笑)

その前のシーン。ネットメディアには責任とか、ジャーナリズムとしての倫理観がないと批判したのも束の間、Norahに記事のためには、悪人をも作り上げる彼の姿勢に対する厳しい批判もあったな。JJJはどこ吹く風だが。Spencerに予習は怠りない。

物語の最後はPeterとMJのビデオデートで終わるわけだが、その彼が寝落ちする前の台詞が素敵。”To be here with her for no particular reason. That’s dream come true.”そうわかる。何か目的があってデートするわけじゃないんだよね。

最後はSpencerが担当してから登場しているラスボス、Kindred。死んだはずのSin-eaterを蘇らせた。(こいつの登場は既に発表されていたから知っているけど。)前にレビューしたことのあるDeath of Jean Dewolffの犯人ね。それにしても、Kindredは自分の手を汚さないつもりか。がっかりだね。
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2020/2/2

Boom Boomはただの変態ストーカーか、NEW MUTANTS 3号、4号  アメコミ

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1〜2号でRod Reisの画に驚きベタ褒めしたNEW MUTANTS。3号でいきなり画の担当が変った。もうちょっと付き合うけど、このまま大人しく読み続けるわけじゃないぞ、Hickmanを始めとするX-MENの製作スタッフ諸君。

筋書をEd Brisson、3号の画をFlaviano、4号の画をMarco Faillaが担当している。添付画像は4号のもので前回ベタ褒めのReisの作。デザインも良いな。ミュータントBeakとAngelの農場に謎の文字が描かれている。

粗筋から。Krakoa島に来ないミュータントのBeak、Angelの農場を訪問したARMORを始めとする、若いミュータント達。そこに待ち受けていたのは中米の架空の国から来た悪い奴ら。彼等の狙いはKrakoaの作る薬を強請り取ること。人質となったミュータント達は反撃に。同時に帰宅が遅れた連中を心配したBoom Boomも農場に到着。

気に入ったシーンや台詞等を順不同で紹介。3号から農場に到着した時のARMORの台詞。”The last thing they need is WOLVERINE showing up on their doorstep, freaking everyone out.” ただWOLVERINEを出汁に冗談を飛ばしていると思いきや、悪い奴らになすすべもなく屈服した時のミュータントの一人がその台詞に応えた。”This is why they always send WOKVERINE first.” Brissonのユーモアのセンスはなかなかだ。

4号でのSageのBoom Boomに対する当て擦り。”Not all of us like change our code names like our underwear.”その後彼女はBoom Boomのミュータント名を片っ端から言い始める。確かにBoom Boomは名前を変え過ぎだな。これ可笑しい。

Boom BoomがSUNSPOTの部屋で何をしていたのかが気になる。(作者Brissonの狙い通りオイラは彼の罠に引っかかった。)ただの変態ストーカーじゃないだろうと思うが。

Reisの描く宇宙篇を楽しみにしていたものの、画の担当どころか、話が続いてさえいない。肩透かしを食ったオイラ。前回の続きが気になる。何だこの話の展開の仕方。
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2020/1/26

ヒーロー達が親愛なる隣人役を買って出た、Friendly Neighborhood SPIDER-MAN 37号、38号  アメコミ

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発売日が伸びていたFriendly Neighborhood SPIDER-MAN (FNS)38号が到着したので、37(13) 、38(14)号をレビュー。(Legacy Numberとカッコ内が2019年再発売してからの号数)

筋書きをTom Taylor、37号の画をKen Lashley、Todd Nauck他、38号の画をLashleyとMarguerite Sauvageが担当。添付画像は38号の表紙。何となくこちらを選んだ。

まずは粗筋から。37号。前号で命を狙われたSPIDER-MAN。裏で糸を引いていたニューヨークの地下にあるUnder Yorkを支配するCarrickへ、FANTASTIC FOURの力を借りSPIDER-MANが反撃に出る。38号。May伯母さんの手術の夜。何者かがニューヨークを停電にする。May伯母さんの手術でそれどころでないSPIDER-MAN。

いつものように、気に入った台詞やシーンを順不同で紹介。今回のLashleyの画のインクを誰が入れているかわからないが、いつもの細かい線を極力なくして、極めてアメコミ的な画に仕上がっている。これも良し。FNS 38号でもその技法が踏襲されているのだが、カラーで陰を補っているのだが、SPIDER-MANの顔にそれを使うとどうもしっくりこないな。

次にSPIDER-MANの台詞。もう駄洒落。”Under York has an underground?”地下世界にも地下組織が存在するの?みたいな感じ。

ReedとSPIDER-MANが科学知識を駆使し相手の武器を無効化する装置を開発。その後にhigh five (日本ではハイタッチね)ならぬ”Science Five”と叫びhigh fiveを行う。これが実は伏線。側で見て不愉快に思っていたJohnnyに、物語の最後で”Science Five”をやらせる物語の進め方はナイス。

38号はTaylorが仕掛けた伏線であるMay伯母さんの癌を最後に拾っている。Peterが子供の頃、May伯母さんに言われた言葉、”I promise I’ll be here when you wake up.”をMay伯母さんの手術後にPeterが口にするラストは良いね。

物語なので、そう簡単にそれをさせない。Peterを病院に戻すため、ニューヨークにいるヒーロー達がSPIDER-MANの代わりに親愛なる隣人役を買って出る姿が良いな。

May伯母さんの主治医の台詞、”I can offer you an uncomfortable chair. And coffee is terrible. But it’s free.”にはニヤッとした。アメリカのコーヒーって不味いのは本当に不味い。

もう一つ。Captain Stacy、Jean Dewolff等、警察官でありながらSPIDER-MANの理解者であったキャラを殺してきたMarvelがまたもや警察官の協力者Sebbens警部を登場させた。Taylorの功績は大きい。FNSはまたもや終わってしまうのだが、他の作家がこの設定を踏襲してくれると良いな。Peterの妹Theresaのように使われ過ぎは良くないが。

ページ数の関係でしょうがないのだが、そのSebbens警部が犯人と特定されていない人の住所をSPIDER-MANに教えるのはどうかと思う。ここが唯一のこの話の欠点。
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