ダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。
新4年目LB #6の百瀬皓太です。
2019年度北海道大学アメリカンフットボール部の主将となりましたので、この場を借りてご挨拶させていただきます。
まず始めに、今シーズンの幹部についてご報告させていただきます。幹部体制は以下の通りです。
主将 百瀬
副将 横松(offenseリーダー)
副将 西川(defenseリーダー)
さて、昨シーズン、私たち北大アメフト部は8月26日の北海学園大学戦に敗れ、結果道内2位という結果で終わりました。当時、3年生の私も含め4年生と2年生も入部してから道内で一度も負けたことがありません。パインボウルに出場して当たり前、北海学園大は強いけどなんとかなるだろう、そんな甘い気持ちがどこかにあったのかもしれません。加えて、昨シーズンは、目標に対して全員が同じ方向を向いておらず、チームとして一つになれなかったと思います。ある部員は、北海学園大に勝つことを目標にし、ある部員は東北に勝つことを考えている。全員がバラバラの方向を見て進んでいたように感じます。
北大アメフト部は大きく変わらなければなりません。フットボールの内容、チームワーク、そして努力。これら全てにおいてチーム全員の意識を変えたいと思っています。ここで変わらなければ、北大はいつまでたっても関東に挑むことはおろか東北に勝つことはできず、道内で勝つことも危ういチームになってしまいます。この意識を変えるには、これまでの努力では足りません。まず4年生がかつてないほどの努力をして熱意を持ちこのシーズンを過ごし、態度を下級生に示さなければなりません。口で言うのは簡単ですが、行動が伴わなければ信頼されません。4年生にとってはしんどいシーズンになり、今まで以上に努力しなければならないと覚悟し、4年生全員腹をくくって新チームが始動しています。
私の尊敬する中村多聞氏が、努力という点についてこのようにに仰っています。
ー僕が今問題だと感じていることは「一生懸命真面目に頑張っているから、これで十分なのだ」と決めてしまうことです。
本気で誰かと競い合うことのないレジャーならまだしも、標準的な努力を重ねても標準的な結果(順位)しか得られないのは当然です。
しかし、当の本人は至って真面目に「やるべきことを一生懸命やっている」ので、もう一段上の努力にまで思いが至りません。
学生なら学業、社会人なら仕事や家族との時間以外にできることはわずかでしょう。その少ない時間と機会で「果たして今やっていることで十分なのか?」を考える余裕や発想がなければ、トップに立つことはできません。たまたま強いチームに所属し、少しの貢献をするために日々の鍛錬をしているわけではないはずです。
自身がしっかりと勝利に貢献し「君がいなけりゃ勝てなかった」と、全ての人に思われてこそ「選手冥利に尽きる」というものです。そういう高いところに目標を設定している人は、周りもしっかりと応援してくれるのです。「常識を超えた努力」の継続には、周囲からの全力の応援が必要です。
義務だけをこなしていても「えげつない選手」に変身はできません。運動センスや勝負勘が優れていても、賢くしたたかにその競技で誰にも負けない努力をしなければダメなのだと理解して実行することが大切です。
その為には、今やっている努力を別の視点や考え方を元に見直し、時には人からのアドバイスを受け、努力の時間と濃さをもっと徹底的に「厚く深く」していかねばならないと思います。ー
この言葉がチーム全員に届き、「常識を超えた努力」を継続できるよう努めてまいります。
長々と書き申し訳ありません。最後に、Biggreenを支えてくださっているOBOG父母会の皆様、今シーズンも変わらぬご支援ご声援をよろしくお願い致します。

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