今日、共同通信社から
10大ニュースが発表された。2006年をこの10大ニュースから私なりに振り返ってみたい。なお、今日は国内について触れることにする。
(1)安倍政権が発足
小泉前首相が公約通り、3期で首相を引退し、阿部新政権が発足した。私は、人気先行で首相になったような感じに思えた。就任して、すぐ中国、韓国を訪問し、冷えかかっていた関係を改善したのは評価したい。しかし、なかなか中身が見えてこない。憲法改正や教育改革に意欲を示しているが、なんかあせりすぎだと思う。防衛庁も省に昇格させ、日本が戦争をしたがっているように思える。確かに、日本人は平和ボケかもしれないが、専守防衛に徹しても良いのではないのだろうか。支持率も低下しているようだが、日本丸の舵取りを任された以上、国民主体の政治を行っていただきたい。そして、野党はもっと頑張って、論議をして欲しい。選挙の票取りばかりに精を出してはいけない。
(2)ホリエモン、村上代表らヒルズ族の逮捕
ホリエモンが逮捕された時、さすがにびっくりした。時代の寵児としてもてはやされ、本人も天狗になっていたのかも知れない。村上代表は、物言う株主として有名だったが、会社は誰のものか、ということを考えさせられた。私には、縁のない株式であるが、汗水たらして収入を得る。これが一番だと思う。
(3)秋篠宮家に男子誕生。皇室として41年ぶり
今年の漢字は「命」だったが、悠仁さま御誕生はいじめによる自殺など暗いニュースが多い中、唯一明るい話題だった。すくすくとご成長され、早く国民に愛らしい笑顔を振りまいていただきたい。そして、愛子さまも大きくなられ立派に成長なさっている。
(4)自治体の官製談合で県知事逮捕相次ぐ
福島、和歌山、宮崎と相次いで、県知事が逮捕された。権力を持つとこうも高慢になってしまうのだろうか。これから、地方分権がすすみ、さらに知事が持つ権限は大きなものとなるだろう。今後は有権者もしっかり選挙では候補者を見極めないといけないだろう。自治体トップが不正をやらかすとは言語道断である。
(5)いじめ自殺、未履修などで教育現場混乱
このブログでも何回か取り上げたように、私もつらい気持ちになったニュースの一つでもある。特に、いじめ自殺は何回も記事にした。いじめは今になって始まったものではないが、自殺するようなことは以前はあまりなかったように思う。昔と比べて陰湿になったのか。先生がいじめに加担する事例もあったし、また学校側や教育委員会の責任のなすりつけあいもあった。来年こそは、いじめが減少し、自殺がないように社会全体で守っていって欲しい。
(6)マンション耐震偽装で姉歯元建築士ら逮捕
見えないところで、自分の私利のために、他人の危険を脅かしたこの事件は記憶に残っている。特に私はマンションを購入したばかりの時に発覚したのでよけいに覚えている。最近はマンション購入者に建設途中の状況を確認させるところが増えているようだ。この事件はあってはならないことではあるが、私たちにマンションを選ぶ時は慎重に、そして販売側は、建築に関する情報開示をしっかりするという教訓を与えてくれた。姉歯被告は、この事件を真摯に受け止め、被害者に心から謝罪をして欲しい。
(7)改正教育基本法が成立。防衛庁の「省」昇格法も
愛国心を盛り込んだ改正教育基本法。国や郷土を愛することは大事かも知れないが、教育基本法にあえて盛り込む必要があったのだろうか。憲法改正のための改正であるのであれば、少し筋違いではなかろうか。防衛庁の「省」昇格により、自衛隊の海外派遣が本来任務となった。復興支援や災害派遣などに限って活動することは、大いに参加してもらってよいと思うが、戦争支援だけは絶対にして欲しくないと思う。
(8)日銀がゼロ金利を解除、景気は「いざなぎ」超え
私は、全然実感がないというのが正直な感想である。夏のボーナス全額カット、冬のボーナス3分の2カットと、私的にはかなりつらい年となった。資本主義なのでこればかりはしょうがないが、もっと暮らしやすい日本になってほしいものである。
(9)トリノ冬季五輪で荒川静香が唯一の金メダル
今年の流行語にもなった華麗な技「イナバウアー」で、荒川選手は強豪に逆転勝ちし、他の日本選手が苦戦の中唯一金メダルをとった。私はスポーツニュースで見たが、荒川選手の華麗で、堂々とした演技に魅了したことを覚えている。
(10)飲酒運転の悲惨な事故が多発し厳罰化の動き
飲酒運転は、私の記事でも度々取り上げた。福岡の公務員による悲惨な事故の後、社会的に飲酒運転撲滅の機運が高まった。しかし、その後も公務員による飲酒運転の人身事故が相次いだ。飲酒運転は、犯罪である。飲んだら運転能力が落ちることは誰でもわかっていることである。当たり前のことではあるが「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」である。飲酒運転により人を死傷させれば、相手方を不幸に陥れるばかりか、加害者自身の家族までも巻き込んでしまう。家族のことを考えると今後、飲酒運転もできなくなるだろう。
以上今年の国内の10大ニュースであるが、暗いニュースが多かった。来年こそは明るい話題が一つでも多く入るよう明るい日本であってほしい。
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