12月に入り、寒さも厳しくなってきた。4日はさらに寒くなるそうだ。
さて、この寒さに関する事件であるが、なんとも切ない事件が長崎市で起こった。
今日の長崎新聞の朝刊を読んでいると、社会面に「寒くてお風呂に入りたかった」という見出しが目に入った。どういう事件化かというと、住所不定の無職の男が一日の午後十時前に長崎市の最南端野母崎樺島町の会社員宅に、無施錠の勝手口から無断で入り込み、そのまま湯が張ってあった浴室に向かい入浴していたというもので、物音に気付いた住人が110番、警察が駆けつけ浴室のドアを開けると、見知らぬ男が裸で入浴していたという。住人は最初いつも自宅に来る親戚か、近所の人と思ったそうだ。
樺島町はのどかな漁村で、事件など起こりそうもないので、無施錠の家も結構多いのだろうか。やはり、戸締りは大切である。
逮捕された男は、仕事もなくて付近をさまよっていたのだろうか。不法侵入はよくないが、この男はちょっとかわいそうな気もする。私もよく樺島には釣りに行っていたのだが、冬場はかなり寒い。樺島はかなり風が強いので体感温度はかなり寒く感じられたはずだ。よっぽど寒かったのだろう。せめて、一言声をかけて、暖をとらせてもらっていたらよかったのに。
日本は、豊かになったのだろうか。三位一体の改革で地方と都市部の格差は広がるばかり、また貧富の差も以前より大きくなったと思う。「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と憲法第25条に規定されている。しかし、今年北九州市で生活保護を打ち切られた人が餓死するなど、最低限度の生活をもできない人も出ている。
日本国内どこでも住みやすい国に、誰もが豊かさを感じられるようになるにはいつになるのだろうか。
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