今日長崎地方は小雨が降った。明日はまとまった雨が降るようである。水不足で悩む地域にとって恵みの雨になるように祈りたい。
さて、今朝の長崎新聞によると、京都-長崎間を走る寝台特急「あかつき」が、来年のダイヤ改正により廃止されるという。一日平均の利用者が100人前後と利用者が低迷したことが廃止の理由だという。「あかつき」は昭和40年(1965)に、新大阪-長崎間で運行を開始、山陽新幹線の営業開始で本数が減り、佐世保発着の路線は平成7年(2000)に既に廃止されている。平成12年(2005)3月の東京-長崎間の寝台特急「さくら」の廃止に続き、最後まで長崎県内を走っていたブルートレインが姿をこととなる。

長崎本線を走る寝台特急「あかつき」(Wikipediaより)
私は、「あかつき」には、神戸で仕事をしている時に帰省のために利用した。夜に発車して、朝に到着する寝台特急は、寝てるうちに目的地に着き快適に過ごすことができた。今は、長崎から神戸まで新幹線を利用すると約6時間で到着する。早く着くのはよいが、結構、移動中はきついものであった。特に帰省シーズンは席につけず車内に立っていたこともあった。
時代の影響ではあるが、寝台特急が長崎から姿を消すのは寂しい。先日、九州新幹線長崎ルートの整備新幹線の着工が一部沿線の自治体の反対で予算がつきながらも、暗礁に乗り上げていたが、JR、長崎佐賀両県、国との譲歩案で着工のメドが見えてきた。目的地との時間短縮ができることは歓迎すべきだが、のんびりと旅ができるブルートレインが消えることは、心苦しく、切ない気分になる。
今度の3月に「あかつき」は廃止されることとなったが、年末年始、盆、黄金週間の帰省ラッシュには、臨時列車として運行してもらいたいものである。
約40年ものの間走りつづけてきた寝台特急「あかつき」に、長い間おつかれさまでしたといいたい。廃止まであと約3ヶ月、多くの旅人に愛された「あかつき」はその役割を終えようとしている。
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