爽やかな日が続いています。日中は日差しが強く初夏を感じるようになりました。また、初夏の風物詩・ホタルの情報も昨日から長崎市のHPで発信されるようになりました。梅雨前の今、季節も一年で一番いい時期です。特に週末は有意義に過ごしたいものです。
さて、先日長崎県に二つの国の文化財が答申されました。答申されたのは、長崎市の「平和公園」と島原市の「伊東氏庭園」、二つとも国の登録記念物(名勝地)に指定される予定です。
登録記念物とは、1996年の文化財保護法改正により創設された文化財登録制度に基づき、文化財登録原簿に登録された有形文化財で、長崎県の登録文化財は初めてとなるそうです。
長崎市の平和公園は、1945年8月9日に投下された原子爆弾落下中心地(爆心地)と、その北側の丘の上とを含めた地域に、平和を祈ってつくられた公園で、主に、平和祈念像地区・願いのゾーン 、原爆落下中心地地区・祈りのゾーン、長崎原爆資料館地区・学びのゾーンと分けられます。国内外mの核廃絶と世界平和の実現を呼びかける記念的な意義を持つと評価されました。世界平和と核廃絶を願う被爆者や長崎市民にとって、国の登録記念物に平和公園が選ばれたことは大変意義があることだと思います。今まで同様、平和公園が平和と核廃絶を発信していく聖地として、後世にまでずっと残していってほしいと思います。被爆者の方もご高齢になりつつあり、いつかは原爆を体験した人はいなくなります。平和公園がただの観光地として終わるのではなく、原爆死没者の鎮魂と核廃絶の祈り、平和を訴え続けていく場所として位置づけていくためにも国の登録文化財となることは大変よかったと思います。

平和公園(平和の泉と平和記念像)
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平和公園(爆心地)
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また湧水の町にある島原市の「伊東氏庭園」は、島原市を代表する「水屋敷」で、一日に1千tもの水が滾々と湧き出る清らかな湧水を利用した庭園で、昭和初期に禅僧を招いて作られたそうです。長崎市在住の伊東さんが所有しており、島原市が借り受け地元住民の協力を得て管理されています。実は先月ここを訪れたのですが、屋敷と清らかな湧水をたたえた庭園の池を悠々と泳ぐ錦鯉がとても調和した風景が美しいところでした。ここは別名「四明荘」とも呼ばれています。

伊東氏庭園
以上2つが登録記念物に答申されました。今後もずっと後世に残していきたい場所です。特に平和公園は、世界の歴史上でも重要な場所でもあると思います。これをきっかけに、さらに多くの人がこの二つの場所を訪れていただきたいと思います。
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