今日は心地よい天気でした。しかし、空気が乾燥し最近長崎市内では火災が相次いでいます。火の元には十分注意したいものです。
さて、今日の長崎新聞の朝刊の三面記事に、長崎の国指定史跡・出島和蘭商館跡の瓦や壁の落書きに長崎市が頭を悩ませているという記事が掲載されていました。特に表門付近の塀の瓦の落書きがひどいそうです。観光客が自分の名前を彫ったり、修学旅行生が学校名を書いたりしているそうです。出島は、近年復元作業が進み、観光客が多く訪れるようになりました。その影響もあるのでしょう。断定してはいけませんが、多くは若者の仕業だと思います。分別がつく人であれば、こういうことはしないでしょう。また、一人の人が落書きをすれば、そこから連鎖的に落書きされるのでしょう。表門付近の塀は目立たないところにあるので特に落書きがひどいのだと思います。
公共の場所に、ましてや文化財に落書きや傷をつけることは器物損壊というれっきとした犯罪です。落書きを消すのは、長崎市です。そのお金は長崎市民の税金が使われるのです。出島は、長崎市の大事な文化財でありますし、長期にわたって出島を復元していこうと多くの方が携わっているのです。そんな長崎の宝に、落書きをするなんて許されることではありません。
出島は、長崎を訪れた観光客や修学旅行生たちにぜひ訪れていただきたい観光地の一つです。しかし、落書きをするのであればこなくて結構です。訪れた記念は写真でいいではありませんか。暴走族でもあるまいし、まるで動物のマーキングみたいです。恥ずかしくは思いませんか。
出島だけではありません。下の画像をご覧ください。
これは、眼鏡橋の漆喰の部分に書かれた落書きです。漆喰の部分いっぱいに書いてあります。眼鏡橋も国指定の重要文化財です。こんなに落書きされているのは残念でたまりません。(初代のメインブログ「
ぼんでんの徒然日記」参照)
文化財は宝です。あまりにもマナーが悪いと思います。こんなことをするのは、ほんの少しの観光客と修学旅行生です。その一部のマナーの悪い人たちが、観光に訪れた人たちを不快にしているのです。文化財を大事にしようという心があればこんなことはしないはずです。
長崎に限らず、全国各地の観光地でも同様の被害をあっているところも多くあるでしょう。以前、テレビで見たことがあるのですが、有名な海外の観光地でも落書きがされてました。それも日本語です。明らかに日本人です。非常に恥ずかしいことだと思います。
最後にもう一回言います。公共のもの、文化財には落書きをしないようにしましょう。これを守れない人は、観光地を訪れる資格はありません。
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