今日は、仕事は休み。特に出かける予定はなかったが、空があまりにも澄みきって快晴であったので、陽気に誘われるように昼過ぎから私の住んでいるところからも近い唐八景、市民の森にミニバイクで行ってきた。
標高302mの場所に位置する唐八景公園は、春のハタあげ大会で有名な場所でもある。唐八景という名称は、中国・西湖の景色に似ていることからきているという。名称からも昔の人は、ここを景勝の地として訪れていたことがうかがえる。公園近くには長崎放送(NBC)のラジオ送信塔が立っている。私が高校時代ここから、近くの市民の森を走るマラソン大会があったので思い出深い場所でもある。当時は今のようにきれいに整備されていなかった。ここがスタート地点でもあり、ゴール地点でもあった。勾配がきついコースで、持久力のない私は息を枯らし、心臓もばくばくして走っていたことを覚えている。当時私は、マラソン大会が近くなると体育で持久走ばかりであったので、体育の授業が嫌でたまらなかった。しかし、今になるといい思い出である。唐八景公園には、ハタあげ大会が行われる広大な広場の他、長崎を360度見渡せる展望台があり、北に長崎市街、南には八郎岳山系の山々、西に長崎港、東には橘湾、遠くは天草、雲仙が見渡せる。夜になると、夜景を見に、カップルが訪れるデートスポットとなる。公園のすぐそばに、駐車場、トイレも完備しているので気軽に来ることができる。身障者用トイレも完備しているので昼間はディサービスなどで訪れるお年寄りの方も多い。

唐八景公園(ハタあげ広場)

展望台から長崎市街を望む(右は夜景、クリックすると元のサイズで表示します)
バスの終点唐八景バス停のところから分岐があるが、ここの右の道が市民の森入口である。長崎市民の憩いの場所でもあり、小中学校の遠足にもよく利用される。ちなみに私の高校の頃の遠足の場所である。今はわからないが、当時はたった年1回の遠足で新入生歓迎遠足として訪れていた。しかし、学校からほんの二、三十分も歩けば着く場所である。遠足というより、ちょっと外に出て弁当食べにいって余興を楽しむといったものであった。
私が、高校の時はただ舗装された道路があって、途中に広場(現在、涼坂運動広場とよばれている場所)、キャンプ場があるくらいであったが、現在は森林学習施設やケビンとよばれる宿泊施設もできている。市民の森の道路を進んでいくと、烏帽子岩と呼ばれる切り立った崖がある。ここは、市民の森の案内板のそばから登って岩の上に立つことができる。岩の上からは、麓の宮摺海岸や遠く、天草、雲仙が見渡せ眺望が素晴らしい。この烏帽子岩の下には、駐車場とトイレもある。市民の森はここで終わりであるが、八郎岳山系を縦走する登山道にも続いており、休みの日には多くの人が登山に訪れる。私も数年前、市民の森そばの星取町にすむ友人の家から私の実家のある平山町まで縦走をしたことがある。健脚向けではあるが、尾根を歩くので比較的に楽に縦走することができる。

烏帽子岩

烏帽子岩からの眺望(麓は、宮摺海水浴場、沖に見えるのは天草)
唐八景、長崎市民の森は、市街地近くにありながら自然と触れ合うことのできる場所でき、眺望もすばらしい憩いの場である。
下記ランキングをクリックしていただくと更新の励みになります。
人気blogランキング
長崎への旅はぜひ
楽天トラベルをご利用ください。

0