昨日は、久々に早く寝てしまいブログを休んでしまいました。午後9時頃に寝たのは何年ぶりでしょうか。思い出せないほど久しぶりです。
さて、今日は節分です。豆まきで鬼退治、福を呼んだ方も多いことでしょう。最近関西地方から全国に広まった「恵方巻」、今年は「南南東」を向いて恵方巻をかぶりつくと福を呼び込むそうです。私も、今日「恵方巻」を買って、「南南東」を向いてかぶりつきました。
全国的には、節分では「鰯」や「豆」を食べるところが多いようですね。
長崎の節分では、「鰯」ではなく、「金頭(カナガシラ)」という魚を食べます。「金頭」は長崎では「ガッツ」と呼ばれる赤い魚で、ホウボウによく似た魚ですが、ホウボウより小振りの魚です。北海道南部から南日本にかけての、水深25mから100mのところに生息しています。縁起がよい名前のため、お金がよく貯まるとされています。小骨は多いですが、とても美味な魚で、煮付けだけでなく、味噌汁や塩焼き、唐揚げにしても美味しい魚です。口のところが鬼を食べているように見えることから、鬼退治の意味で節分で食べられるようになったという説もあります。
もうひとつ長崎の節分でよく食べられるものに「紅大根」があります。「紅大根」は、長崎では節分の頃に多く出回る長崎の伝統野菜でカブの一種で、長崎市の中尾地区で栽培されています。)。「紅大根」は葉から根先までで30cm以上になり、根の部分は鮮やかな紅色をしており、あまりにもきれいな野菜なので、絵を書く人もいるそうほどだそうです(昨年八百屋の方に教わりました)。「赤鬼の腕」に似ているところから、長崎ではこの紅大根を食べることで鬼を退治する意味があると言い伝えられているそうです。アントシアンやビタミン類をはじめ消化を助けるジアスターゼなどの酵素が豊富に含まれ、また葉にもカルシウムや鉄分などのミネラルが多く含まれているなど、栄養価も高いそうです。

金頭と紅大根

金頭の煮付けと紅大根の甘酢漬け
*金頭の煮付けは私が作ったものです。紅大根の甘酢漬けは総菜屋で購入したものです。(画像は昨年撮影したものです)
今日もガッツと紅大根を食べようと、スーパーに行ったのですが置いてありませんでした。長崎ではこの習慣は知らない人も多くなったようです。ちなみに去年は、新大工商店街で購入しました。
長崎の節分料理にはあまり関係ないですが、節分といえば豆、長崎でよく売られているお菓子に「チェリー豆」というお菓子があります。島原の銘菓として知られ、今では長崎県の特産品として長崎県内のスーパーや土産品店などで売られています。「チェリー豆」はソラマメを油で揚げ、フライビーンズにし、大きな鍋に砂糖・生姜・水飴・島原の湧水を煮詰めたものにそのフライビーンズをからめると「チェリー豆」が出来上がります。ちなみに、なぜ「チェリー豆」と言う名前になったかというと、「藤田チェリー豆総本店」の先代の店主が「チェリー豆」を最初に考案、製造していた場所が佐賀県鹿島市の桜の名所だったので、「チェリー豆」になったそうです。それまでは、「サンライス豆」などと呼ばれていたそうです。現在は、うに豆・のり豆・黒糖豆・カレー豆と種類も増え、長崎ではお茶菓子として知られるようになりました。私も県外に住んでいたときは時々お土産に買っていました。生姜の味がきいて、お茶によく合うお菓子です。
詳しくは、
藤田チェリー豆総本店のHPをご覧ください。
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