1月1日に秩父市吉田地区の城峰神社の元旦祭に行ってきました。
晴れてはいましたが、山の上は風が冷たく、底冷えのする寒い日でした。冷え切った本殿には火の気もなく、上着を脱ぐことができないような有様でした。
城峯神社とそこから見える風景。本殿に架かる額。
先月、神田明神を訪ねました。
知らなかったのですが、神田明神では平将門をお祀りしているのだそうですね。(実は有名な話みたいです。)大手町には将門の首塚も祀られています。
記念に神田明神で「将門煎餅」買ってきました。
将門伝説が各地に残されています。坂東平氏の地盤にこの種の伝説が多く見られることと深い関係があるんだそうですが、或いは時の朝廷に弓を引いた将門の姿が、当時の物言えぬ庶民のヒーローとして神格化していった表れなのでしょうか。
さてさて、前述の「城峰山」にも将門伝説があります。
下総の戦いで敗れ、藤原秀郷に追われた将門が、なんとか城峰山まで逃げのびたものの、ついに捕らえられてしまいます。そのときに隠れていた場所が「将門の隠れ岩」。
鎖が設置されている絶壁を登り、写真右手方向に進むと
将門が隠れていたという場所があります。
怖くて登れませんでした。
将門を裏切った愛妾・桔梗の前を怨み、「この山に桔梗はあれど花咲くな」と怒り、叫んだことから、いまでも城峰山には桔梗の花が咲かないという伝説も残っています。
http://www.ryusei.biz/yama/yama.html
秀郷軍が必勝を祈願したのは、下吉田の椋神社といわれますし、皆野町の円福寺には、将門の弟・将平の墓(将門の墓とも言う説もあるみたいですけど)も残されています。
http://www.town.minano.saitama.jp/bunkazai/machishitei/index.htm#44
秩父市大滝地区の大血川という地名にも将門の伝説がありますし、荒川地区にも将門伝説が残ります。
余談ですが、城峰神社には狛犬ならぬ狛猫!?がいます。阿吽(あうん)一対の像ではないので狛猫とは言わないのかもしれませんし、その姿もはたして猫なのかやや疑問は残りますが・・。
お年寄りに聞くと、猫だとすると蚕を食べる鼠を退治する養蚕の神様なのだと言っていました。
猫に見えますか?城峰神社には狛犬(狼?)もちゃんといます。
神田明神には、「銭形平次の碑」もありました。平次親分が神田明神下に住んでいた設定だったためなのでしょうけど。
ちなみに、ルパンV世の銭形警部が警察官になって初めて赴任したところは、「埼玉県警西大滝町派出所」なんだそうです。架空の町ですが、現在の秩父市ではないかという推測が十分できます。誰か「銭形警部の碑」を建ててくださいませんか・・。
ということで、今年もよろしくお願いいたします

。