皆生温泉ご紹介
鳥取県の西の端、島根県と県境を接する米子市に位置し、日本海に面した海辺の温泉郷です。白砂青松の海岸線と中国地方最高峰の国立公園・大山に育まれた当温泉地は、ロケーションに大変優れています。
は、「皆、生きる」と書きます。その昔、出雲の稲佐の浜から泡となって流れた魂たちが海岸に流れ着き、新しい身体と心が蘇生(よみがえる=黄泉の国から帰る)されて皆、生まれ変わった。このことから、当地を「皆生」と呼ぶようになったという言い伝えも残っています。皆生温泉は長寿にあやかれる温泉地でもあります。
1900年に漁師が海中に湧き出す温泉を発見したのが始まり。比較的歴史の浅い温泉地ですが、旅館街は東西1`、南北0.4`の範囲にまとまり、観光旅館・ホテル、公共の宿など40軒、5千人の収容規模を誇る山陰では最大の温泉地です。
の泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湧出量は毎分4456.5gと豊富な湯量を誇ります。源泉数は19カ所。源泉温度は27〜83℃と高温で、主な効能は神経痛、リウマチ、慢性皮膚病、慢性婦人病などです。近年は塩の効果が注目され、皆生温泉の「塩湯」も健康だけでなく、美容効果も注目されています。
海辺の温泉郷で、夏場は「海水浴」も楽しめます。水着のまま旅館を一歩出るとそこはマリーンブルーのリゾートスポット。皆生温泉は温泉と海水浴が同時に楽しめる国内でも数少ない温泉地です。環境省の『日本の水浴場88選』にも選ばれ、安全で快適な海水浴場としてのお墨付きを頂いています。また、訓練を積んだライフセーバーが常駐し、海の安全を守っています。
は『国内トライアスロン発祥の地』として広く知られています。トライアスロンは2000年のシドニー五輪で正式種目に採用されましたが、日本で最初に産声を上げたのが、ここ皆生温泉。1981年昭和56年のことです。以来、毎年7月に「全日本トライアスロン皆生大会」として開催し、全国のトライアスリートからはトライアスロンの故郷として慕われています。
『鬼太郎に会える街・境港』のお膝元の温泉地です。今や境港は水木妖怪ワールドのメッカ。JR境港駅からまっすぐ延びる街道には、水木しげる氏の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪のブロンズ像が皆さんを待っています。約800bにわたって100体のブロンズ像が設置され、ロードの終点には水木妖怪ワールドの粋を集めた『水木しげる記念館』もあります。


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