パラレルアクト、実況記録第2弾です。
ふたたびついったー上でつぶやいてみたものです。このやり方はたいへん便利。特にパラレルアクトには似合っているんじゃないかと。
実際についったーでリアルタイムに見るのが一番なのでしょうが、見られなかった人のためにここにまとめて掲載します。
プレイしたシナリオは、基本セット所収の『カライへの密使』。
前回とまったく同じシナリオ、そして同じキャラクターでのプレイですが、かなり違う展開になりました。
その時の手札、プレイヤーの判断によって同じシナリオでも展開は大きく変わります。細かな場面の情景までいれれば、完全に違うおはなしといっていいでしょう。
特に今回はプレイのアイディアとして、
場面の情景をアクションカードで描写するというアイディアを盛り込んでいます。
この実況で様子がもうひとつつかめなかったひとは、基本セットをぜひ手に入れましょう(!)。
基本セットを持っているひとはぜひプレイしてみてください。
同じシナリオですから似たような展開に当然なるはずですが、結果として違う物語がそこに生まれているはず。
↓実況は「続きを読む」から!
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パラレルアクトつぶやき実況『カライへの密使』
「いいな十日だ――」
……なんてご差配様に命じられてはしょうがない。俺……ことイルは国元を離れて、辺境の城塞カライへ密書を届けに向かうことになった。ちなみに俺は女だ。そこ誤解のないように。
さて、任務に就くにあたってひとつ「役に立ちそうな道具を持っていけ」と言われた。少し考えて俺はゴリの葉(ダメージを一度無効にできる)をもらうことにした。さあ、十日間の旅にでかけよう。早く着くに越したことはないけど。
桂「あ、イベント名を書くのを忘れてた。イベントひとつ終わる毎に、このシナリオでは半日が経っていきます。十日間ということは20回の半日があるわけで、その範囲内でカライまで辿りつかないといけないわけです。このアイテム取得でまずひとつ、あと19」
▼守衛を言いくるめる
午後にさしかかって、《日差しが弱まって》きた。街道へ出る門を守る守衛が、俺に目を着けて行く手を塞いだが、にっこり《微笑んで》やったらあっさり通してくれた。ふふん、俺の魅力にまいったとみえるな。
桂「今回は、イベント毎に、シナリオ側のアクションカードを1枚ずつめくって情景を描写してみています。《日差しが弱まる》のはそのため。あと、イルが微笑んだのは♀1の判定を要求されたからですね。書き忘れ。なかなかちゃんと書くのは難しいな」
▽街道を行く(01_030)
守衛をなんなくやり過ごした俺は、勇躍街道を進む。久しぶりの歩きでちょっと難儀したが無事に夕方までに宿場にたどり着くことができた(∞1成功)《強い風が吹き出した》。風の神が少し《鼻息を荒く》しているな。
桂「今回はカードの引きがよろしい。《強い風が吹き出す》はイルのカード、風の神が《鼻息を荒くする》のはシナリオ側のカード。かみ合わせもよろしいことです」
○モイの宿場
最初の宿場はモイ。こじんまりとしているがなかなか賑わっている。誰かが《雄叫びを上げて》いるよ。
▼枕探し現る
宿屋で休息を取っていると、俺はふと《寒気を感じた》(∞1成功)。どこかで鳴いている《蛙の声》が怖かったとかそういうことじゃないぞ、はっと背後を振り返るといまにも俺の荷物を持って逃げ去ろうとする男の姿、どうやらこいつの気配を感じたらしい!
戦いだ!
桂「∞2に成功していれば、枕探しの被害を未然に防ぐことができたイベントですが、1レベルしか成功できなかったので、このまま戦闘です」
「《でやああーーっ!》」店先の桶で取ってきたばかりの《魚が跳ねた》ところをねらって俺は長刀で打ちかかった!(合わせて◎2レベル) しかし枕探しはとっさに《水牛》の角の影に隠れて(◎1レベル)、必殺の一撃をかわした。だが手傷は負わせたぞ(◎成功レベルの相殺で枕探しに1ダメージ)。
「こんなところで牛か!」毒づきながら次の攻撃。《得物を手に》持ち直し、「《とどめだ!》」(合わせて◎2レベル分) 今度は逃がさなかった。枕探しはぎゃっと叫んでその場に倒れた。ひとのものに手を着けるなんてなんて奴だ。
桂「《得物を手にする》は、♂のカードですが、イルは大事なものの効果で♂1枚を◎として使うことができるのです。戦闘向きのキャラですね、でも大事なものをダメージで失うとそういう特典もなくなるわけです」
▽宿屋で休む(モイの宿場)
ちぇ、げんが悪いや。このまま泊まらずに旅を続けよう。俺はモイの宿場をあとにした。別に、盗賊殺しのことを追求されるのが怖かったとかじゃないぞ。任務優先だ。
桂「▽宿場で休む イベントはスルーすれば、時間は経過しません。そろそろ2日経ってしまったので、ここはちょっと急ぎたいところですな」
○街道 (01_050)
ふたたび街道へ出た。
▽街道をゆく(01_050)
……やっぱり物盗りくらいで殺してしまったのはやり過ぎだったかなあ。俺はちょっと《恥ずかしくなった》。まあ気にしていてもしょうがないので、先を急ぐ。風にのった《土の匂い》を嗅ぎながら俺は次の宿場へ向かった(∞1成功)。
○野獣
▼野獣の追跡
「わっ」《足下が滑った》。うわ、こりゃ獣の糞だ! しかも肉食のやつだな、喰った獣の毛が……。ちょっとまてこの小さな石……これってなにかの細工物の破片じゃないか? どうやらここらには剣呑な獣が出るらしいぞ。「…………」油断なく周囲を見回しつつ《歯ぎしりする》。(♂1成功)
だが結局、誰かを喰ってしまった獣は現れなかった。俺の迫力に恐れをなしたらしい。わっはっは。…………言っておくが俺は女だぞ。
桂「獣が恐れたのはイルの《歯ぎしり》です。よっぽど怖かったんだろうなあ」
○街道 (01_070)
さらに街道は続く。
▽街道を行く (01_070)
どこかから《手のひらを叩く》ような音が聞こえた。気まぐれな神の仕業だろうか。《風が吹き抜ける》なか、俺はどうやら次の宿場にたどり着いた。(∞1成功)
○キシナンの宿場
確かこの宿場には賭場があるんだったな
▼賭場で楽しむ
……ちょっとくらい、いいよな。まだ予定の半分の日も経っていないんだし。俺は誰にしているんだかわからない言い訳をしつつ、賭場ののれんをくぐった。
賭けのやり方は簡単だ。伏せた札の絵柄を当てるだけ。「……よおし、次の札は∴だ!」(∴出る。当たったよ!)本当に当たったよ、驚いてちょっと《転び》そうになったぞ。へへへおかげで「大金」が手に入った。ほくほく。賭場の外じゃ《鳥が羽ばたく》音が聞こえた。
桂「これまで何回もこのシナリオやったけど、この賭け当てたのは珍しいなあ。「大金」というのは、一時的な大事なもので、ルール的にはダメージを引き受けてくれる耐久力のようなものです。大金だ〜」
▽宿場で休む (01_080)
賭場で時間を使ってしまったな。ここは強行軍で行くか。ここでも泊まるのはやめにして俺は先をいそぐ。
●怪我をした女
▼脚を治してやる
《天候が崩れて》きたところで、俺は道ばたにしゃがみ込んでいる女を見かけた。どうやら脚に怪我をしているらしい。一瞬助けてやろうかと思ったが、「なんで俺が」と《やる気を失って》しまった。どうも女は好かん(《目の前のものが嫌いになる》)。(∴2成功)
「薄情者〜」女の罵声を浴びつつ、先を急ぐ。
桂「シナリオ書いておいていうのもあれだが、さっきの枕探しといい、このイルはひどいやつだなあ。はっはっは」
だって、∴が2枚あったんだよ! ……って俺は誰に向かって話しているんだ? まあいい次いこう、次。
●スルギの宿場
▼サーマイの笑顔
※サーマイがいないので発生しない
▽宿場で休む (01_100)
さて、久しぶりに柔らかい布団でぐっすり……と思ったが、やはりお役目大事だ。歩け歩け、イル!(イベントスルー)
●街道 (01_110)
どうもこのあたりの街道は周囲の見通しが悪い。早めに抜け出すのが吉だな。
▼襲撃
「あ、小銭が落ちてる!(《うれしいものが落ちている》)」と脚を止めたせいだ。ひゅっと小さな風切り音を立てて飛んできた矢が俺の背中に突き刺さった。ぎゃっ!(1ダメージ、大事なもの「大金」を失う) 賊の襲撃だ!
大金のおかげでたいした傷は負わなかったものの、せっかくの大金はばらばらと落ちてどこかへ行ってしまった。ああ!「こんちくしょう!」俺は矢から身を隠しつつ敵を探した。――いや向こうから襲ってきてくれた!
相手が腹を空かせていた(《腹が減ってきた》)ことなど俺の知る所じゃない。《鋭くにらみつけ》て、長刀を打ち下ろした!どこかで《遠吠えが聞こえる》。賊は悲鳴をあげたが、まだ致命傷じゃない。くそ、大金のかたき! 簡単に死ねると思うなよ!
大金を思うと《気力が湧いてくる》(◎1)。木立の上で《猿が見ている》(◎1)のを視界の隅に捕らえながら、さらに俺は斬りかかった! うわ、こいつ臭い!(《体臭が濃くなる》 ◎1) 匂いのせいで一刀両断というわけにはいかなかったのが残念だけど、賊はふらふらよろけたあとばたりと倒れた
桂「イル◎2×賊◎1で賊に1ダメージ、ということですね。伝わっているかしら」
賊はまだふたりいる。次の奴が襲ってきた。横合いから近づいてきたひとりを「近寄るな!」と思い切りひっぱたく(《手近なものを叩く》◎1)。ありゃ、当たり所がよかったらしい。よろめいてるぞ(◎0だったので1ダメージ)。
「今度は拳固だ!(《拳を握る》◎1)」だが今度は躱された。《遠吠えが聞こえる》(◎1)。くそ、どこかのけだものめ、馬鹿にしてるな?(◎1と◎1で相殺。互いにノーダメージ)
じゃあこれはどうだ! 再び飛びかかってきた男の目の前で《手のひらを叩く》(◎1)! 必殺猫だまし! 不意を突かれた賊はあっさり俺の長刀でぶった切られた(◎0だったので1ダメージ)。2人目!
ああ、前にもこうやってひとりで大勢を相手にやり合ったことがあったよなあ。俺は《ふと過去を思い出す》(◎1)。その時の勘が戻ったか、賊に手傷を負わせた(◎0だったので、1ダメージ)。さあ、もう一息だ。
俺は華麗に長刀をふるって最後のひとりを斬り殺した。「どんなもんだ!」《鼻息を荒くする》(◎1、賊は◎0だったので1ダメージ。賊は耐久力を失って退場)
俺は賊どもをその場に残して先を急いだ。……ああ、俺の大金。
○シュノウの道
道らしい道はこのあたりで途切れて、入り組んだ木立が視界を遮っている。迷わないようにしないとな……。
▼迷い道くねくね
ここを越えればカライまでは一息だ。《気力が湧いてくる》。一瞬立ちはだかる木立に視界を奪われた(《一瞬視界がなくなるなる》∴1)が、あまり心配しなくても、どうにか街道へ再び戻ることができたようだ。
●襲撃
▼サーマイの正体
※……はサーマイを助けなかったので、スルー。
▽サーマイの襲撃
「よくもあのときは、あたしを放ってくれたね。この薄情男!」どこかで見たような女が男たちを引き連れ俺をにらみつけた。「誰だお前は。ていうか、俺は女だ!」馬鹿にしたように向こうで《猿が見ている》。
「お……女。どおりであたしの色香が通じなかったわけだ。まあいいわ、お前の持っている密書、あたしたちがいただくよ。それ、やっておしまい!」女の隣に控えていた男たちが襲ってきた。やつらは女を合わせて4人、これは厳しいな……。
くそっ、あそこで《象が現れ》なきゃ!(賊◎1) 俺は《身体を火照らせた》(◎1)。象は人間たちの争いなど知ったことかとのしのしその場を行きすぎていく。
「死ねえ!」相手はどうやら機嫌が悪いようだ(《生き物は機嫌を悪くする》賊◎1)、「わあっ!」(イル◎0)。
※1ダメージ。ただし、長刀はなくしたくないので、加護値を使って、だいじなもの「威厳」をなくすことにする。
さむらいの威厳もなにもあったものじゃない。激しい痛みに俺はその場に転がった。すばやく起き上がれたのがなによりだ。
次の一手は、相手も様子見だったようで、じっとにらみ合いの格好になった(双方◎0)。
俺たちの戦いに驚いた《鳥が羽ばたいた》瞬間、「《どりゃあーー!》」俺は斬りかかった(◎2)。これは見事に命中(賊◎0)。一撃で賊は絶命した! だが、まだ一人目……
再びにらみ合い。くそ、力尽きそうだ……
桂「具体的にいうとカード。やはり一度は泊まっていけばよかったかあ」
俺は《雄叫びをあげて》2人目に襲いかかった!(◎1) 神々の加護があったか! 今度は一撃で賊を真っ二つにできた!(加護値3を使って追加ダメージを与えた)
「ふっふっふ、たいした勢いだったけど、もう戦う力は残っていないようね……」女があざ笑う。3人目の男が襲いかかってきた。《怒りがこみ上げてきた》(◎1)俺は、賊に手傷を負わせたが、そこまでだった…………。
「死になさい。お前が殺した仲間の分、じっくりとなぶり殺しにしてあげるわ……」近寄ってくる女に、俺はもはやどうすることもできなかった。
桂「あ、死んでもうた。ダメージ軽減に加護値を1先に使っちゃったのは痛かったけど、やっぱり最大の失敗は、宿場で1回でも休んでおかなかったことだよなあ。カード切れで終劇とは……」
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