2月18日
あいも変わらず、ミニチュア塗りの時はタミヤエナメル一辺倒なわけだ。
別にミニチュアゲーム筋ではすでにスタンダードになったシタデルカラーを使ったことがないというわけでもない。使ってはみたものの、そしてシタデルカラーのいいところはなんとなく認識したうえで、それでもやはりタミヤエナメルの方がいいなあと思うわけである。
いろいろ理由は思いつくのだが、昨今思うに、一番大きいのは溶剤の差ではないかなと。タミヤエナメルが専用溶剤(ほぼ灯油? とも聞くが)なのに対して、シタデルカラーは原則水。
この水が私をしてシタデルカラーを使わせない要因になっているかと思うのである。
二者の大きな差は表面張力の差。溶剤に筆を浸したときの、筆の様子が揮発溶剤と水ではまるきり違うのである。
結局のところこの差がどうしても好きになれず、発色や隠蔽力、と幕の強さなど利点を数えれば圧倒的ともいえるシタデルカラーに乗り換えられなかったのだろう。なにしろ、シタデルカラーのペイントセットはすでに手元に持ってはいるのだ。なのに使わないというのだから、やはりどうにも自分にはタミヤエナメルが性に合っているということではないだろうか。
どうにも淡く、水彩画めいて仕上がってしまうタミヤエナメルの塗り上がりに、決して満足しているわけではないのだが、塗っている時間の楽しさのことを考えると、結局はタミヤエナメルでこれからも塗り続けることになるんだろう。
おそらく似た特性は油彩でも得られるのではないかと思っているのだが、ゲーム用を中心に塗っているいま、油絵の具の特質はまったくもって困ってしまうわけで、これに移行することはきっとないのだろうなあと思う。

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