『カナン・ミニチュアバトル(仮称)』での接近戦は、『カナンRPG』での接近戦同様、〈接近戦〉技能判定を互いに行うことで決します。
判定で成功レベルの高かった方が、その値分だけ敵にダメージを与えられるわけですが、実際の接近戦の様子を見ながらその詳細を説明していきましょう。
●接近戦の様子

画像はカライ守備隊と野盗群が接近戦に入った様子です。
●集団戦を戦闘に分解する
こうした集団戦は、戦闘を「1:X」の小さな戦闘に分解して処理していきます。

この集団戦は、画像のような戦闘に分解できます。
分解する際、数えるのは実際に接敵(敵とベースを接している)しているキャラクターだけです。

(ではその後ろにいるキャラクターはなんでしょう。それは次で説明します)
※接近戦を分解する場合、複数の分解の仕方がありえることがあります。その場合は、イニシアティブを取っている側に決定権があります。
●支援

次の項目で説明するように、接近戦で実際に判定を行うのは、直接接敵しているキャラクターだけですが(画像では、守備兵@と野盗AとB)、その後ろで支援しているキャラクターも戦闘の結果に影響を与えることができます。これが「支援」です。
支援は、「接敵している味方キャラクターひとりにつきひとりまで」できます。
では支援がどのような効果をもっているかは、次の項でまとめて説明。
●〈接近戦〉判定
いよいよ〈接近戦〉技能判定を行います。
守備隊側、野盗群側でそれぞれ接敵しているキャラクターが技能判定を行います。

実際に振られるダイスの画像です。
詳しく見ていきましょう。
左側、守備兵@の振れるダイスは〈接近戦〉技能の2、そして装備している片手用武器の1で、合計3。
右側、野盗群は、野盗Aが〈接近戦〉技能の1、装備している片手用武器の1で合計2。
さらにその下、野盗Bも同じです。
では、その下のダイスはなんでしょう。
これが支援の効果です。
支援も含めて、この戦闘全体の参加人数を較べたとき、人数が多い側は、その分だけ追加のダイスボーナスを得られるのです。

守備兵側は支援してくれるキャラクターがいないので1人。
野盗群側は支援を入れると4人。
野盗群側が3人多いというわけです。
よって、人数差分3個のダイスを野盗群側は余分に振ることができます。
●〈接近戦〉判定の後
判定の結果は、
守備兵側、成功レベル1
野盗群側、成功レベル3
(成功レベルは、成功値を出したダイスの数です)
よって、野盗群の2ポイント勝ちとなります。
この2ポイントは、そのまま接近戦のダメージとして、守備兵に適用されますが、まずそのまえに、判定に負けた側は2センチ後退しなければなりません(画像参照)。
そのうで、ダメージを受けた側は〈防御〉判定を行います。
『カナン・ミニチュアバトル(仮称)』においては、各キャラクターの生命値は1しかありませんから、防御に失敗すれば即死亡です。
とはいえ、守備兵は〈防御〉技能が1と軽装鎧(1)があるうえに、大盾(2)を持っていますから、〈防御〉判定ではダイス4つを振ることができます。
充分このダメージを防御しきる可能性があります。
――こうして、すべての分解した接近戦を処理したら、接近戦フェイズは終了します。(フェイズ進行の詳細は『カナンRPG』ルールを参照)
――このほか、『カナン・ミニチュアバトル』の戦闘については、『カナンRPG』と多くが同じなので、詳しくは『カナンRPG』を参照して下さい。
※『カナン・ミニチュアバトル』の正式版ルールは、8月リリース予定。
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