5月16日
タイトルは宮部みゆきの〈霊験お初捕り物控〉の第1巻。
すでに第2巻だけ先に読んでいて、なかなか面白かったのでさかのぼって買ってみた、というところ。
オカルト捕物帖、というなかなかナイスなかけ算で、企画はこう立てないとなあ、という見本かも。
今日は製作に参加させてもらっているアニメのオールスタッフミーティング。
製作そのものは順調に、とくに私の担当部署はかなり順調に進んでいるので、まあとくに問題もなく終わりました。かえって売り込みに成功したような感じさえありますし。
なにしろ、今回のカントクは実に愉快な御仁で、まじめに取り組むのは結構なんだけれども、どうにも場が読めないと言うか、言わなくてもいいときに、言わなくてもいいことをぽろっと……いや、長々と語ってしまうんですな。
私と伊豆守(彼も参加しているわけです)は、笑いをこらえるのに必死で、なかなか面白い一場ではありました。
そういうところがなければ、なかなか演出家然として風貌も決まっているひとなんですけれども。
続いてアニメーションノートの編集会議。実はダブルブッキングしてしまったことをすっかり忘れていたわけなのですが、すこしも気にせず2時間遅刻で中途参加。
なにやら3号でもやること満載のようで、次号からはいちライターから、ちょっと違う立場になるかもしれない、という話もでました。はたしていかが相成るやら。
ついでに、トークショウとかの司会進行なども仰せつかり、これはさすがにできたらご遠慮申し上げたいなあ、と思ったり。いや、実際やれば、そこそこにはできてしまうだろう、とは思っているのですが、であればこそ、そんな半端なできばえの芸をお客様にお見せしたくはない……いや別に芸じゃないかもしれないですが。
ほかにひともいなさそうなので、結局のところやる羽目にはなりそうですけれども、半端な芸はかえって素人芸よりも質が悪いですから、いやな結果にならないことを祈るばかりです。
さらにまた、「あさってなんですが……」とえらい急な仕事を振られてしまいました。断りたいような気もしましたが、お調子者というかなんというか、どうせほかにあてなんかないんだろうなあ、と思うと、つい「はいはい」とうなずいてしまって、やらんでもいいような仕事がまた一本増えることに……。
いったいいつ原稿を書くのやら……。
さらに続いて先日立ち上がったばかりの新雑誌(発行しているのでもう書ける)『ラジャー』さんで打ち合わせ。記事をひとつ(それほど大規模なもんではないですが)任せていただけるというおはなし。単発の上に調べものが多そうでなかなか難物そう。まあでも最初はなんだってこんなもの、とあまりごねずにやってみようと思っています。
そんで、ようよう今日の打ち合わせラッシュを終えたわけですが、明日もまだ打ち合わせは続くわけですよ。はああああ。
帰りに寄った地下サブさんでは、若き日のガラドリエル様ほかのセットが入荷しておりました。5180円……。稼がねば。

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