今日は第23回愛の援聴週間「耳の日ふれあいin静岡」〜通じ合う心の発信 話と輪と和〜というイベントに行って来た。静岡県聴覚障害福祉を考える連絡協議会主催。静岡県は昭和57年度から、3月3日からの一週間を「愛の援聴週間」と定めている。聴覚障害者に対する理解を啓発する活動の一環として、毎年この時期にはPRイベントを行っている。ここ3年間の事業名が「耳の日ふれあいin静岡」なのである。(来年度は変わる)
地元の手話サークルに関わっているろうの人々が連れ立って行くというので、無理を言って混ぜてもらった。手話サークルの活動日(金曜)はバイトで顔を出せない。けれど、聴覚障害者を取り巻く状況はあまり良くないことが気になっている。三位一体の改革の余波で、行政サービスにはますますの地域格差が生まれそうだ(各自治体の責任でやりなさいね、となると、取り組むところと取り組まないところが出てくる)。だから、中途失聴・難聴、ろう(あ)、とそれぞれに活動していたのではウチみたいな貧乏自治体では聴覚障害者福祉は置き去りにされてしまう、と危機感を感じている。
そんなわけで、顔と名前を覚えてもらうことから始めたわけ。
普段と状況が「逆」で、周りは手話ばかり、何を言っているのだか分からない。仕方ないと思いつつも、結構疎外感を感じた。
また、コミュニケーションをとろうと試みても、年配のろう者には書くことがとても苦手という人が多く、筆談でも意思疎通がままならなかった。日本手話には助詞が無いためか、単語は書けても文章にならないのだ。
彼らと腹を割って話すには、手話しかない。少しくらい無理をしてでも手話を覚えようと思う。

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