どんぴしゃ「わたしのこと?」というようなタイトルが目にとまって読んだ。
バルバラ・ベルクハン著、瀬野文教訳『いつもバタバタしている人の気持ち切り替え術』(草思社)
要するに、自分にとって重要度の高いもの以外は、うっちゃっておくことが秘訣らしい。
まず、大事なことは何かを探す。
大事なことだから些細な用事を片づけてすっきりしてから取りかかろうなどと考えるのはまるで駄目。
本当に勉強に時間が割きたかったら、額縁の上のほこりなんか目をつぶっとけちゅうこと。
断るときは、きっぱり。回りくどい言い訳は不要。自分の都合は、自分にしかかまえないのだから、自分の都合だけ考えてものを言うべし。
思い当たる節がいくつもあった。
やっぱり自分は仕事かかえ虫だと思う。
最近、やっと「あ、花が咲いた」とか思う余裕ができてきた。
1月初めはホントにヤバかった。
落っことしたクリップを拾ってくれた人に「いいです、今拾いますから!」と刺々しく言ってしまったときに、もうこりゃ末期だと自分でも思ったもの。
笑おうと思わないと笑えないし、用件以外はしゃべりたくなかったし、電話が鳴るたびにどんな用事が飛びこんでくるのかと、びくびくしてた。
とにかく、自分ではすごく具合が悪いと思っていても、他人にはわかりゃしない。某連絡会で副会長を決める時には
「わたしは都合が悪いので、皆吉さんどう?」なんて言われたときは、切れるかと思った。
元気そうに振舞えば、「いつも元気ね」と言われてしまう程度にしか、他人はわたしを見ていないのだ。
重圧に押しつぶされないように自己管理しながら、生きていかねば。
いくつかのキーセンテンスを書き留めておこう。
●「はじめに仕事を片づけて、それから快適な生活を楽しもう」なんてできるはずがありません。人生というのは、「仕事をしながら」楽しむものなのです。
●忙しすぎる人というのは、どんな仕事にたいしても「それは自分がやらなければ」と思って引き受けてしまうのです。
●何もかも引き受けてしまう人がけっして言わないせりふが二つあります。それは「誰か他の人ができないの?」と「手伝ってもらえない?」の二言です。
●自分のことを一番上位にランク付けましょう。他人のことは二以下で十分です。
●したくもない仕事をしていると人生がつらくなります。
●大きな課題がいくつもあるときは、いちばん大事なことを見つけ出しましょう。そしてそのいちばん大事なことを柱にして、計画を展開するのです。
●仕事量を他人とくらべてはいけない。
●罪の意識などもたずゆっくりくつろごう。

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