双葉社「漫画アクション」連載中の
「この世界の片隅に」は、正直地味な作品だと思っていました。
でも。
『夕凪の街 桜の国』でですら、直接には描かなかった広島を、やってしまうんですか、やってしまうんでしょうか。
チラシの裏に描いたり左手で描いたり、ほんにまあアグレッシブな作家だしなあ。
今号のセリフ、若い方にとっては、「え、広島市内のほうが都会だから危ないでしょ?」としっくりこなかったかも知れませんが、すずが嫁いだ呉には、当時、海軍工廠(かいぐんこうしょう)があったのです。
わたしにとっても、祖父の亡くなった地です。
墓には骨も入っていません。
出征前に撮った写真が一葉、納めてあります。

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