出てから少し日が経ってしまったが、感動した作品を紹介。
業田良家『新・自虐の詩 ロボット小雪』(竹書房・1000円)
書店でたまたま見つけ、「新・自虐の詩」かつアンドロイドもの、というだけで即購入。まるでわたしに買えと言わんばかりのタイトル、内容じゃないですか、ねえ。
とはいえ、表紙の小雪のルックスには萌えなかったので、期待しすぎずページを繰った。
が、最終的には泣かされたよ。
物語の後半、小雪に変化が現れるあたりは鳥肌もの。
前半のあのノリが、現代社会への警鐘に発展していくとは思いもよらない。
さすが業田良家。この絵柄、このタッチで、シリアスなものも描くって、本当にすごい。
確かにこれは「新・自虐の詩」だ。
『自虐の詩』を未読の方はぜひ読んでください。
あれも名作です。

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