『狂四郎2030』が終わって寂しいことこの上ないが、あの連載のおかげでスーパージャンプを手に取る習慣がついた。『王様の仕立て屋』と『きららの仕事』を見つけることができたのも狂四郎のおかげだと言えるだろう。『王様の仕立て屋』の作者は良く勉強しているなあと思う。主人公が、ナポリっ子というべきなのか江戸っ子と呼ぶべきなのか分からないが、とにかく胸のすくような粋さを持ち合わせているところが好き。端々におたくっぽさを感じるのも楽しい。
イタリアに還暦祝いがあるのかどうか知らないが。
ブラック・ジャックをはじめ、どうもわたしは天才職人漫画が好きな性質らしい。もちろんスピリッツの『ギャラリーフェイク』も大好き。
言いがかりかも知れないけれど、「一体、何を取材するんだ?」と疑問に感じるような漫画が「作者取材のため次号はお休みします」と度々休載するのは白ける。

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