12月8日に発行された『CRITICAL ZERO(クリティカルゼロ) コードギアス 反逆のルルーシュ』のご案内
全力で批評する、“ゼロ”年代への葬送曲(レクイエム)は、かなりよい批評本なのに、あまりファンの間で話題になっていないのが残念。影響力はさしてない過疎ブログですが、宣伝してみます。
ちなみに、
http://www.kisousha.co.jp/geass/
↑で買うとオリジナルステッカーとかついてくるみたいですよ。
中身については、編集人の中川氏のブログに割と詳しく情報が上がってます。
http://d.hatena.ne.jp/qyl01021/20091129
「大人が恥ずかしくなく読める『コードギアス』本を出そう」というのがコンセプトだったとか。
まさにそのような内容の、「全方位志向のコンセプチュアル・ムック」でした。
自分は大河内一楼さんと竜騎士07さんの対談と、谷口悟朗監督と宮台真司氏の対談が目当てで買いました。
が、「生徒会アルバムのゼロとルルーシュ」には、新規描き下ろしのイラストもあるんです。
(大河内さんが、「だから、『コードギアス』を作ったことで、オリジナルでも黒字は可能だよ、アニメの世界にもオリジナルを作れる人はいるよって証明したかったというか」と仰っていた部分に感動しました)
あと、不勉強なため、若手のライターさんたちをまったく存知あげていなかったのですが、皆さん目の覚めるような切り口で評論してくださってます。
とくに、宇野常寛さんの
「『コードギアス』のハイブリッド性――日本型テレビアニメ表現の到達した地点」
には唸りました。
コードギアスへの想いの詰まった評論集です。
かなり頑張ってる内容なので話題になってないのが実に悔しい。
新シリーズの情報のほうが気になるのは分かるけど……。
もっと話題になって欲しいと思いまして、非常に簡単な感想ですが、とりあえずアップします。

6