河野太郎の「ごまめの歯ぎしり」というブログがあります。そこにおもしろいことが書かれていましたので、紹介します。河野太郎がヨーロッパのある会合で述べたことです。
彼は、日本の電力料金制度と地域独占状況について話をしました。電力の生産と供給にかかるコストの総額に一定額の率をかけて、それを価格に転嫁すること。一部自由化がなされたが実質的には独占状態にあること。を伝えますと、会場から笑いが起こったと書かれていました。
異質なのですね。日本の電力供給制度が。電力の地域独占と価格決定システムが、欧米とは決定的に異なるために、笑いが起こったのです。まさに日本の電力社会主義システムです。
世界の舞台で活動する政治家は、そういう視線を常に意識しますが、内向きの世間知らずの政治家は、欲得の官僚と組み、利権構造を固持しようとします。
しかし、そういう政治家を政治の世界に送り込んでいるのは、日本の有権者でもあります。テレビや新聞、雑誌で報道される内容がゆがんでいれば、有権者も適切な判断ができません。
マスコミも電力会社の毒まんじゅうをたくさん食っていますから、まともな情報を書きませんよね。そうすると一番悪いのは、マスコミと電力会社というところですかね。
この現実を何とかしたいですが、そういうマスコミを選別する、取捨選択することが有権者の重要な役割です。

3