あるテレビ局から、敦賀原発直下の断層に関する取材が入りました。原子力規制委員会の断層調査チームが、2号基直下の破砕帯が活断層と結論づければ、間違いなく敦賀原発は停止せざるを得ないからです。
普通なら、このようなずさんな判断によって作られた巨大設備を廃炉にしなければならないとなったら、間違いなく経営破綻します。ところが、彼らは何の責任も問われないのです。福島原発事故のような、大変な人為的事故を起こしてもです。ひどいシステムです。
原子力規制委員会の「新たな安全基準」を作るメンバー6人の内、4名が電力関連から支援等を受けていたことが報道されています。すごいじゃないですか。これで再び「この基準なら大丈夫」と安全神話を作るのでしょう。
「どうしてそんなことが言えるの?」。厳しい安全基準を作ろうとするのなら、電力会社から支援を受けていた経歴のある人を選ぶはずがないではありませんか。「経済産業省の原子力安全・保安院」と同じですよね。
そうそう、旧原子力安全・保安院のメンバーが原子力規制庁に横滑りしていますよね。懲りない面々です。福島事故以前の体制そのものです。
フクシマを繰り返さない。これが福島原発事故後の最大のテーマなのですがね。

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