小泉元首相が地元講演で、おもしろいことを言っています。「昔は、満州は日本の『生命線』だと言った。戦争に負けて満州が無くなったが、逆にみんな豊かになったではないか」
今は「原発がなくなったら、日本は立ちゆかない」という。「冗談じゃない!」と言います。全く同感です。
当時の満州は大豆の産地で、他国の資源に頼っていました。他国の土地を奪っておいて、他国の人たちに大変な苦痛を浴びせておいて、「満州は日本の生命線」だと権益を維持しようとしたのですね。
今は原発で、福島周辺の人たちに辛酸をなめさせています。安倍政権は再稼働さえ強行しようとしています。今度は日本の民を苦しめようというものです。
独占と総括原価という制度が、大変な利益を生む制度を生み出し、そこに群がる自民党、電力会社や日立・東芝・三菱といった巨大産業を潤し、マスコミ、研究者達にもそのおこぼれをばらまいてきました。
日本総掛かりの仕掛けです。これを何故有権者が崩せないのかと、歯ぎしりする思いです。
でも、みんな、力を合わせようとしないのですね。相手はそんなに強くないのに、我も我もと立候補して、総崩れです。
大局を見ず、自分中心です。都知事選もそうでしたね。私なら、たとえ組むべき相手が小数であっても、相手に勝てると見れば、自分を抑えて連携を考えます。
自民党はやっていますよね。以前は旧社会党と組んで政権を維持し、今は公明党と組んで政権を維持しています。
何故大局に立てないのか。残念!残念!

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