ドイツのスポーツ少年団が、昨日、はあとふる体験を通して当倶楽部を利用してくれました。16歳から23歳までの少年、少女たちで、午前中は動物のクラフト作り、お昼はピザ焼き体験、午後からは屏風滝トレッキングです。
動物作りは、ドイツ人の几帳面さをうかがい知ることができました。ボールペンで木にマーキングを行い、丁寧に作り上げていきます。良い作品がいくつもありましたね。みんな明るくて、とても楽しい雰囲気でした。
ピザはどういう反応でしたでしょうか。かまどを焼きすぎたために、あっという間に焼き上がり、材料に火が十分に通らなかったかもしれません。かまどの焼き具合はすごく大事ですね。
午後からのトレッキングは、いろんなトラブルがありました。山の中の作業道ルートを選びましたが、大柄な若い人たちですので、とても速いペースで私の先を歩いて行きます。ドイツ人は歩くことがとても好きです。
ところがそのペースにドイツ人の少女がついて行けなかったのでしょうか、バランスを崩し、手をついてしまいました。その手のひらには以前からの大きな切り傷があり、痛みに耐えきれず、泣いてしまいました。応急手当をして事なきを得ましたが、「私が先頭を歩くこと、集団のスピードをコントロールできないと事故にいたる」ことを伝えました。
「屏風滝で滝に打たれてもいいよ」と伝えてありましたので、多くの方が水着を用意し、滝の下ではおおいにはしゃぎました。ところが一人の少女が足の爪をはがしてしまいました。大きな声をあげて滝壺から這い上がってきたのですが、爪の周りは血だらけです。
消毒、包帯による傷部分の固定を行いました。ドイツは全体的には平坦な国で、日本のような滝がなく、険しい登山道は不慣れなようです。通訳の方によれば、滝の下で打たれるというようなことは、もう二度とない経験になるでしょう」と言ってくれました。
しかし、1日体験はきついですね。体はくたくた。夜からは会議。今朝は体調が悪く、午後からは少し休まざるを得ませんでした。それでも、当倶楽部自身、良い「体験」をさせていただきました。こちらも学ぶことは多くありました。
ドイツの少年、少女たち、ありがとう!

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