今年で、はあとふる体験が10周年を迎えました。今日はその記念式典です。はあとぴあの大会場で、約100名を集めて、体験にきていただいた学校の校長先生、県内の教育長の方、そして地元のインストラクターから話をお聞きしました。
素晴らしい内容で、関東の校長先生(女性)の話を聞いていて、感動し、涙が出てきました。わずかな滞在と体験交流を通して、生徒さんが変わっていくことを、学校の先生方が驚いておられるのです。
民泊した女子生徒さんが、別れ際に民泊のお母さんと抱き合い、涙を流す光景にも心を打たれました。
日頃は親子の関係がうすかった(と思われる)家庭でも、3日間の修学旅行で、子供たちが変わったことを知り、その両親が美浜町を訪ねてくださる話も感動的です。
校長先生からは、私の林業体験を事例として紹介していただきました。嬉しいですね。その学校の生徒さんの利発さにも驚きました。
林業体験を終えて、「学校の新聞に書きたいので、お話を伺ってよろしいですか」と前置きし、「日本の林業が活性化できない理由は何でしょうか」と聞いてきました。私の話の核心部分です。
かつて、このような質問を受けたことはありませんでした。生徒さんたちが書いた感想文を紹介され、その表現力の高さにも驚きました。私にはとても及ばないほどの直感力と、洗練された文章です。
世の中には、素晴らしい学校があるものですね。県内のある町の学校活動も、ぬきんでた内容です。教育長さんが丁寧に語ってくれました。
1年間、いろいろと議論を積み上げてきた記念式典です。式典が成功裏に終わったことを、心から喜んでいます。

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