信じられない田中委員長の発言です。原子力ムラと関わりが深かった委員長ですので、このような発言がぽろっと出るのでしょうね。
『原子力規制委員会定例会合で、田中俊一委員長が、作業員死亡事故の原因が、処理水を海洋放出しないでタンクを増やしているからだと言い、世論に迎合せず海洋放出してタンクを増やさないようにすべきだと発言。
会場からたまらず「海洋放出許せない」の声があり、それに対して「人が死んでもか」と言い返してきたとのこと』
『死亡事故は、タンクの中の点検作業時に、中が暗いので、天井にあるマンホールを外から開けにいったところ、マンホールごと落下してしまったというもの。天井が地上から12メートルの高さにあり、高所作業時につける命綱をつけなかったことが問題だったとの説明。
長方形のマンホールでした。丸いマンホールなら落ちないのに、なぜ四角なのか?これを高所にとりつけるというのは構造的な欠陥では?
東電に聞くと、そのような指摘は受けている、当初はありわせのもので応急的につくったのでそのようになってしまった、それがその後改善されずにきたとのことでした』
『それにしても、この事故にかこつけて、放出せよとはどういうことでしょうか。原子力規制委は今日、規制委として、タンクの中の汚染水を海洋に放出する方針をまとめたということです。
東電が放出を決めていないのは、今行われている処理ではトリチウムを除くことができず、大量の放射能が放出されることになり、これに対し、漁業者のみなさんが強く反対しているからです』(以上、メーリングリストより)
規制委員会委員長発言には呆れるばかりです。この人たちが鹿児島県川内原発の再稼働を推進しました。再稼働判断は、『安全を保証しない』と言って。
『この阿呆!』と怒鳴りつけてやりたい気分です。

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