日本メーカーが作った原子炉容器が、強度不足であることがフランスから報告されています。
金属中の炭素成分に由来する不純物濃度が、フランスの基準を上回っている(不適格)というものです。メーカーによれば、製造時の基準には入っていたが、その後基準が厳しくなり、現状基準に合わなくなったということです。
「それなら仕方がないじゃないか」と言われても、「はいそうですか」とは引き下がれませんよね。
フランス側が、今までの数値では危険だと判断したからであり、何らかの対応が必要です。日本鋳鍛鋼(北九州市)製造の原子炉は、日本のどの原発に納入されたか。不純物の数値を調査すべきです。
日本の基準がフランスより甘いものであれば、フランスの基準に合わせるべきです。「世界一安全な日本の原発」を動かすと、安倍首相はうそぶいています。
実態を調査さえする意思もなく、ただ「再稼働をするため」の「嘘」を並べる安倍首相ですが、事は原子炉容器という心臓部の事です。
あいまいな姿勢は許されません。

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