私がいつも口にし、文章にしてきた言葉です。日本のローカル経済は、「グローバル」、「経済成長」、「規模の有利」などの言葉に痛めつけられてきました。
地域で自給に近い経済を営んできた時代に、大企業が入ってきて、地域が消費している物資をほとんど供給するようになりました。
「大きい事はいいことだ」とばかりに大企業礼賛が始まりました。私たちも同調者になりました。情けないですが。
日本での一極集中生産から、中国での生産に切り替わり、今は世界中に生産拠点を移し始めたグローバル企業。
これじゃあ、地域経済は壊滅しますよね。そうしているうちに、グローバルが怪しくなり、どの先進国も不況のオンパレード。
有力な投資先がなく、「マイナス金利」が一部導入されました。「お金を借りると、お金がもらえる」。何ともおかしなグローバル経済の結末です。
アメリカではトランプ氏が大統領選で勝利し、グローバル経済はアメリカ経済をダメにしたと語り、TPP脱退を宣言しています。
共感するところはありますよね。グローバルの行き詰まりと、国内の貧富の差拡大。だから、グローバルからローカルへ。成長から脱成長へ。グローバルから「地消地産」へ。
私の主張が、アメリカの大統領と、「一部」共感できる状況になりつつありますよね。

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