美浜3号機の認可を不当として、原子力規制委員会を相手に訴訟を起こしています。名古屋地裁です。
今日は原告側を代表して、私が意見陳述を行いました。10分の所、20分ほどかけて読み上げました。裁判官に私の思いが届いたか、疑問はあります。
大阪高裁、広島地裁と、運転差し止め仮処分訴訟が敗訴しています。訴訟内容としては、福島原発事故を経た今、こちら側の主張が圧倒的に説得力があるのですが、三権分立が成されていない日本の司法制度では、、政権の意向が濃く反映されます。
政権側に有利な判決を出した裁判官は、即、栄転です。樋口裁判長のように、裁判長の意志を貫いた人は、即、左遷されています。
事故が起きるのは、電力会社の責任だけではありません。『安全』を保証する立場の原子力規制委員会、規制庁、利害関係にある研究者、政治家、そして司法にも大きな責任があります。
福島原発事故が起きて、司法が知らぬ存ぜぬでは通りませんよね。大阪高裁や広島地裁の判決を観ていますと、特に感じます。
私たちは司法をこそ、厳しく監視すべきです。法治国家を体現する機関ですからね。

3