昨日は、名古屋高裁金沢支部で、大飯原発3・4号機の運転差し止め訴訟の口頭弁論がありました。
私も参加する予定でしたが、作業の都合でできませんでした。期待通りの証言です。今後の他の裁判にも大きく影響する証言となりそうです。
私が所属する「若狹連帯行動ネットワーク」(通称若狹ネット)のリーダーである大学教授がずっと前から主張してきたことです。教授と一緒に、何度も原子力安全・保安院と交渉してきました。
いくつかある地震動の計算式で、最も値が小さく出る式を電力会社が採用し、それを規制委員会が許可するという構造に、大きなメスが入ったと思います。
阪神淡路地震の後に地震計がたくさん設置され、地震計の近くで起きる地震を測定できるようになりました。
熊本地震で得た測定データは、電力会社や規制委員会の結論を覆すものとなりましたが、彼らは再稼働優先で、かたくなに「式の見直し」を拒否しています。
許せません! 美浜原発でも、高浜原発でも、地震の検証が軽視され、福島原発事故の再来を準備しています。
愚かな私たち。大きな声を上げないと、この美浜町でも大変な事態を被(こうむ)ることになります。

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