私は大手の通信会社に勤務していました。当時の携帯市場では、日本の技術が突出していて、世界は日本の技術の基準になびくことになるだろうと言われていました。
ところがさにあらず、世界標準に向けて、外国の企業が連携し、日本と違う技術標準で枠組みを作りました。
これで日本の携帯技術は、日本の市場だけで商売をしなければならなくなり、通信機器メーカーは苦境に立たされました。
経済産業省の官僚たちの誤りです。と言うより、おごりですね。
東芝が実質的に破綻しました。有望だった半導体、医療機器などを売却しなければ立ちゆかなくなりました。原発にこだわったからですね。阿呆な会社です。
自動車も、戦略を誤ったようです。世界の潮流は電気自動車へと向かっていますが、日本のメーカーは対応が遅れています。
スーパーコンピュータの転換に失敗し、原発から再生可能エネルギーへの転換にも後ろ向きで、電気自動車への転換も失敗しそうだと、ある経済研究者は指摘しています。
神戸製鋼も破綻に向かうでしょう。三菱マテリアル系列会社も、データ改ざんが発覚しました。
どれもこれも、情けない話です。巨大企業とつながり、経済官僚たちの天下り先の確保に税金と労力をさいているのですから、この結果は当然です。
安倍政権は、この構造の上に乗っかっています。日本沈没ですね。

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