安倍政権の目玉政策だそうです。安倍政権が導入しようとしている【裁量労働制】。仕事の進め方を労働者の裁量に任せ、残業代を定額で支払う制度です。
長時間労働を強いられる制度であることは、確実に予測できます。経営者にとっては、社員をどれだけ働かせても、残業代は一定です。
国会では、野党から厳しい批判が続く中、【裁量性労働者の方が一般労働者より労働時間が短いというデータもある】と安倍首相は述べました。
ところがその【データ】なるものが、根拠のないものであることが分かり、逃げ切れなくなった安倍首相が答弁を撤回し、謝るという事態になりました。
やることなすこと、この程度の人間が、首相という立場を維持しています。何でだろうと、いつも思います。
ドイツ人の経営学教授が【ああ、日本が嫌になった!】と私に語られたことがありますが、私もまさにそう思います。
事実を直視せず、政治はお任せ。民主主義の基本中の基本である選挙権さえ行使せず、自分の首を締め付けている政権の支持を平気で行う有権者。どうしたらよくなるのでしょうかね。
ヒントは、地方政治に真摯に関わることだと考えています。そこで民主主義を学ぶことが必要です。

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