強烈な風を伴った台風21号。敦賀市内に大きな被害をもたらしました。倒木被害が相次ぎ、当倶楽部にもその後始末を要請されました。
現場を見て、躊躇しました。「これ、難しいな」というのが実感でした。「他に誰も受けてくれないだろうな」という思いが、私の背中を押しました。
倒木処理の依頼者は、3年前に亡くなられた女性です。いつも自宅を開放していただき、原発批判の活動を続けました。その方の娘さんからの依頼です。
ニューヨーク在住で、9月下旬に帰られるそうなので、時間的余裕はありません。空き時間を最優先して、倒木伐採作業を優先してきました。
今日は前回に続いて、最難関の作業です。計算通りには行きませんよね。隣接家屋の木製柵の上に落っこちたら、賠償しなければなりません。ドキドキの世界でした。何度も悲鳴を上げました。
私は気がつきませんでしたが、依頼主の女性が驚いて、外に出てきたそうです。無事に作業が終わるように、手を合わせて祈っていたそうです。
幸いにも大事には至らなく、次回の最終作業日は楽しく終えられそうです。のどに引っかかる小骨のように、私の気分が重かったのですが、ようやく解放されそうです。

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