イタリア・ナポリ市の医療崩壊で何が起きているか。TV報道されています。ひどい状況です。
医療にかけるお金を政治が削り続け、感染症対策など想定さえしなかったイタリア。日本もよく似た状況にあります。
公立病院の監査委員をしている私ですので、いま、医療現場で多くのことを学んでいます。
地方の小さな総合病院に感染者が入ると、医師や看護師数名がつきっきりになります。コロナ以外の病気の対応が薄くなり、手術の延期、癌などの手術も延期されます。
手術が抑えられると、病院経営が圧迫します。病院が感染源かと不安に成り、病院への足が遠のきます。経営の数値を見ると、状況はかなり悪化しています。
アベノマスクで際立った「感染症への無策」。「安倍政権を引き継ぐ」という菅政権の[go to] も、「感染症無策」です。
対策の要点を押さえ切れていない。[go to]をやると、その先どうなるか。何も考えられていない。
これが情けないですね。「自民党の崩壊」とも見えます。2代続いての「感染症無策」です。感染症を前にして、政治家としての能力が明確に不足しています。

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