「「BEST13 of ゴルゴ13」(さいとう・たかをセレクション)」
マンガ

「BEST13 of ゴルゴ13」(さいとう・たかをセレクション) さいとう・たかを&さいとう・プロダクション著(小学館)。マンガ。
こちらは,原作者のさいとう・たかをのセレクション。リーダーズセレクションが,これは外せない的な選択だったのに比べ,こちらは基本を押さえた後なので幅広い分野から選ばれたという印象。背景に描かれるシナリオがライターの専門性を生かした内容になっているのが特徴的。
「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」
ダイヤ商同士の駆け引きが目新しい。個性的な脚本にゴルゴも入っていますみたいな作り方ですね。
「檻の中の眠り」
刑務所の中のゴルゴ。そして脱獄。
「2万5千年の荒野」
原発を救った男。原発については是非を示さず,問いを投げかけている。
「モスクワ人形」
ソ連のスパイ物。
「すべて人民のもの」
ゴルゴ出生の秘密物。ついにロマノフ王朝と。
「ルート95」
プロとプロの激突。ゴルゴの粋なはからい。
「マークのリクエスト」
ゴルゴの連絡役
「落日の死影」
ミッションを同じくする二人の暗殺者。
「夜は消えず」
保養先のゴルゴ。思わぬ事態に巻きこまれ。
「ジェット・ストリーム」
ハイジャックに巻きこまれたゴルゴ。
「駅馬車の通った町」
ワイルド7を思い出す。
「神に贈られし物」
テロリストのゴルゴ。警察は彼を捕まえることができるのか。
「BEST BANK」
銀行の合併物。
本の厚さは例のごとくかなりのものだけれど,意外にさらっと読めてしまう。

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