最近韓国語を勉強しているのですが,その関係でネットサーフィンをして有用なサイトを発見することも増えてきました。
その関係で発見した
KBSラジオのサイトは,無料韓国語講座もあって,なかなか使える感じです。上級者は,言語表示をハングルにすると,さらにいいだろうと思います。
さて,そこの韓国豆知識コーナーが司法の特集をしています。「韓国の弁護士は、現在、6、273人います。人口1万人あたり1.3人となり、これは日本の1.5人より少なく」(司法その16)だって。思ったより弁護士の数が少ないんですね。
でも,その17を見ると,ロースクールを作って弁護士を増やす,いわゆるロースクール構想が持ち上がっていて,大韓弁護士協会は反対を表明しているとのこと。
まったく日本の現状と同じ状態なんですね。
日本でも,司法改革と称して今までの「司法試験合格→司法研修所→弁護士」の流れではなく,「ロースクール(大学院)→司法試験→司法研修所→弁護士」の流れで法曹を多くするという方針が取られていて,将来的には年3000人合格を目指すことになっています。
日弁連でも異論があったのですが,基本的には承認されているようですが,果たしてそんなに需要があるんでしょうかね。
こういう方向性をみると,法曹増大の要請も各国のニーズというよりも,何らかの外圧(例えばアメリカ等のローファームの進出の足がかりとして雇用しやすい弁護士を増やし,ゆくゆくは外弁が雇用し渉外関係事件を手がけたいという野望)が関係あるのかもしれないな,と勘ぐってしまうのは私だけでしょうか。
と,思っていたら,その18で司法改革の理由の一つに不正の防止が出てきました。ここいら辺は,興味深いですね。
弁護士数の増大=権利の確保とは必ずしもいかないところが悲しいところ。アメリカなんかだと弁護士の悪口を集めたジョーク集なんかが人気があるくらいです(弱気を助ける社会派弁護士はやっぱりあまり儲からないので,典型的な弁護士のイメージにはなりませんからね。)。
日本の場合は,どうなっていくんでしょうかね。

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