チャングム第37話 「母・皇太后」
突然,治療を受けないと言い出す皇太后。自分を大事に思うんだったら,チャングムたちを芸者扱いしようとしたイ・ヒョヌクを罷免しないはずだと言い始める。一体なぜと思っていたら,シン先生の過去の傷,誤診を,罷免されたイ・ヒョヌクが意趣返しのためにチクッていたんですね。
これを機に陰謀説を吹き込み自分に有利に利用しようとするチェ一族とオギョモ。
権力を持てば持つほど,そばにいる人間というのは重要になりますね。誠実な人間を置くということが,時に難しくなるものです。誤った情報を与えられる危険というのは,特に人物の噂なんかも含めて大いにあります。自分で踏み出して確認すればよいのですが,力を持ったり,地位を持ったりすると腰が重くなってしまいます。
これで,王様自身が,なら勝手に死ねとか切れたらいいのですが,やはり王様,母である皇太后が治療を受けるためなら,何でも言うことを聞いてやろうじゃないか,と来ちゃいました。打つ手なし,こうして改革の契機は失われる。さようならシン先生・・・
といってしまいそうなところで,我らがチャングム,皇太后に「皇太后さまは,王様と賭けをなさっています」「私と賭けをしてください。」といきなり,場を動かしてしまいました。
この「場を支配する能力」って重要ですね。切り口を変えて,違った視点から局面に迫る。本当に大胆な行為です。
このクイズ対決という奇策。チャングムの張った罠にかかった皇太后は,結局答えを言えずに治療を受けることを決意する。
人の行動が感動を与えるというのは,やはりジーンと来ますね。
とはいえ,一難去ってまた一難。皇太后の病状悪化。また,次回予告でヨリのチェ一族への寝返りと,今後も目を離せません。

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