チャングム第50話 「波紋」
外伝的な内容か,などと言ってましたが,とんでもないことでした。
王様に主治医になることを命じられたチャングム。しかし,チョンホとチャングムは,一歩違いで宮中を去る。宮中では,医女である者を主治医に命じた王の命令に対し,驚きと反発の声が高まる。
駆け落ちした二人だったが,幸せな時は短く,捕まってしまう。って,早く捕まりすぎましたね。しかし,チョンホくん,怖くないですかと聞かれて,「私は怖いです。一夜の夢ではないかと。」って気が利いてますね。
さて,主治医の職ですが,受けるべきか辞退すべきか。チョンホは,熱烈に受諾するように勧めます。「勢力争いは,日常茶飯事」,「ふさわしい人材がふさわしい地位につく,それこそ私のやるべきこと」確かに,そのとおり,よく言った。
チャンドクさんも同じ意見。でも,ヨンセンは,チャングムの身を案じて辞退することを勧める。チャンイは,卵で石を割るような行為だと批判する。当然,権威を揺るがせられる医局長も反対。皇后も同じく。
王の意思が固いため,受け入れることを決めたチャングム。でも,周りの反発は想像以上のものがありました。王の担当だったシン先生は,患者が自分を信用してくれないような医者は失格だ,と辞表を提出。
「悪気はないんだろうが,自分は全てを失った」っていう捨てぜりふは,肝っ玉の小ささを感じさせますね。
ウンベクさまも今後はネイウォンは,バックアップしないと表明。
宮廷内の勢力は変わったものの,変化を受け入れない伝統主義の側面は変わっていませんでした。なんだか,ハンサングンが競い合いに勝ってチェゴサングンになった時のスラッカンの反発を思い出してしまいました。
そんな中,シンビだけは,なぜ医女が主治医になってはいけないのかと唯一チャングムを支える。
チャングムがヨンセンの部屋で王に会っていたことを知った皇后,皇太后は,もしやヨンセンが自らの権勢拡大を図っているのではないかと,ヨンセンを責める。結果,体調を崩して早産に。危ない状態を何とか脱したものの,チャングムにも大きなショックを与える。
ヨンセンが産んだのは女の子でよかったですね。とりあえず権力争いのうねりから逃れることができました。
翌日,王様の前でチャングムは,翻意して辞退を表明。そこに王子が倒れたとの一報が入る。
単に自分を担当する主治医を決めるのに,有能な女性を選んだが故に起きる波紋。非常に見ごたえがありました。こういう波紋は,形を換えこそすれ現代でも見られるものです。すごいですよね,このドラマ。
いやー絶対娘と一緒に再見しようと誓った日でした。「dubdubの誓い」

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