人生にとって,遺伝的要因がどの程度あるかを考えることは意外に重要なテーマだ。遺伝なのか,環境なのか,このことを悩んだ経験のある人は,多いだろうと思う。
で,ぼくは,この遺伝的要因をできる限り認めずに生きてきた(と自負している。)。もちろん,身長とかアレルギー体質を受け継いだりとかいった部分はあるけれど,だからといって何なのだ!と,とにかく様々な可能性が広がっている(はずだ)という認識で生きてきた。
今も,その考え方は間違っているとは思っていない。運命があろうと逆らって生きるくらいの気概がなければ面白くないと思う。
なんて,書いてきて何故これが育児トピックなのかと疑問に思う節もあると思うけれど,やはり親に似るところって,多々あるのね,と認識することが育児を始めて増えてきた。
妻とぼくとでは,とにかく寝方が180度違う。妻は,基本的に寝返りなどせず,寝始めた姿で眠るという恐るべきタイプ。
よく時代劇で,眠っている武将を天井から忍者が偵察していて,武将がいきなり槍を天井に突き刺すとかいうシーンがあるけれど,ああいうことができそうな寝方です。しかも,眠りも結構浅い。
これに対し,ぼくは布団巻き込み,ころころしながら眠る,寝相悪るタイプ。寝ると,天井から忍者が偵察していようが,嫁さんが顔にらくがきしようが起きないという,戦乱の時代なら真っ先に死ぬタイプです。
で,うちの娘。まあ,女の子だしねー,と思いきや,ワシと同じ寝方!
もう,ごろごろ転がりまくり,枕のある場所に横になって寝ていたり,親の布団との隙間にはまっていたりと,それこそ親が床につくときには,注視しないと危ない状態。
先日昼寝していたときは,例のごとくありえない位置に移動していたので,動かすかーと思ったら汗びしょだったので,起きるだろうなーと思いながら着替えをさせたら,まーよく眠った状態でなすがままでした。
うーん。こういう部分も遺伝するんですね。多少将来が心配ではあるものの,同じ寝方だと憎めませんね。

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