

「キューティ・ブロンド2 ハッピーMAX」 チャールズ・ハーマン=ワームフェルド監督,リーズ・ウィザースプーン,ルーク・ウィルソン出演(米,2003)。映画。
前作では,ロースクールの学生だったエルですが,本作ではめでたく弁護士として法律事務所に勤務し,恋人との結婚式が控えているという設定です。
式のために,愛犬のチワワの母親を捜そうとして,化粧品会社の実験用動物になっているのを発見します。
そこで早速事務所を挙げて対応しようとするのですが,逆に事務所を首になり,こうなりゃワシントンで法律改正だということで,議員になっているロースクールの同級生の元へ行って,ロビー活動に取り組むという話です。
前作にも増して荒唐無稽さが増しています。まあ,コメディとしてはこういう展開もありなのかな。
アメリカのロビーイングの参考になるかと思いましたが,あまり参考にはなりませんね。そういう意味ではもう一つといったところでしょうか。
相変わらずのパワーでひた走るというのは,前作と同様で,本作では社交クラブのネットワークが駆使されていました。この社交クラブっていうのも,不思議な習慣ですよね。個人主義の反動なのかとも思いますが,こういうあたりをキーワードにしてアメリカ社会を分析してみるという取組もあってもいいかもしれません。

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